2022年11月24日木曜日

「毒」 国立科学博物館 特別展

 

むかーし昔、神農さまは「身近な草木の薬効を調べるために自らの体を使って草根木皮を嘗て何度も毒に当たっては薬草の力で蘇った」という。
きっと長きにわたる人々の臨床結果を神農様というひとりの神の偉業に。
どれくらい昔かというと、四〜五千年前ということになっているけれど、これらが『神農本草経』としてまとめられたのは、1~2世紀(漢代)。
毒消しに使った薬草は、茶葉だったという説も(!?)。

展示は、地球規模で、古代のギリシャ、エジプト、インド等はもちろん、深海まで。
古代からの人類と毒のふか〜〜い関係について考察してあります。
毒矢を使った狩りなど、2万年前からあったというから驚きです。
毒に当たった動物には毒が回っているけれど、しっかり焼いて食べることで毒消しになったといいます。


自然の中で、今よりもっとダイレクトに死と背中合わせだったときからの、生きる “一丁目”、それが、食べ物の毒性について知り取捨選択できる能力を身に付けること。

13世紀 元代の『飲膳正要』。
記述は、まず最初に味と有毒か無毒かについて。
ユーラシアに広大な領土を誇る元。様々な動植物とも対峙していたことでしょう。

そう、そして、料理は解毒術でもあるのです(!)。
移動と共に、様々な動植物に出会い、火熱の力で様々なモノを「食薬」としてきたのでした。

う〜ん、古典薬膳の核心に触れた気がしますデス。


PS:展示最後、今回の展示に関わった各分野の研究員らのコメントが面白かったのでひとつ添付しておきます。質問は以下の3つ。
Q1.あなたにとっての毒とはなんですか?
Q2.あなたの分野で恐れられている(有名な)毒はなんですか?
Q3.毒にあたった経験はありますか?
毒に当たらないように注意をしていることはありますか?
ある研究員は、Q1に「抗がん剤」と応えていました。


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