2020年9月17日木曜日

「ペンは剣よりも強し」!?




これは、9月12日、新内閣発足前の、静岡新聞のコラム。

この分もまた「縦読み」となっています。
ほら、よく中国新聞がテレビ欄のカープ関連でやるアレです。(横読みで絡繰りを解いて下さい♪)

facebook上で見つけた掲載ですが、読んだ後、思わず、


The pen is mightier than the sword.
「ペンは剣よりも強し」
・・という名言が思い浮かびました。

”民意を無視したかのような、無謀な政策を推し進める悪徳政治家の黒い部分を、一介の新聞記者が渾身の取材で暴き、失脚に追い込む…「文章の力が世直しをする」”

そんなニュアンスで使われることが多いこの言葉。

この言葉は、1839年ビクトリア女王の治世の作家エドワード・ブルワー=リットンの戯曲『リシュリュー』(英国)の台詞として出てきたものらしい。
作者は、劇作家で政治家で貴族。保守党政権の植民地大臣も務めたことがある人物。
リシュリューは、17世紀ルイ13世時代のフランスの宰相。ブルボン王朝の絶対王制の礎を築いた人物。

あれっ、権力側ではないか!!

このコラムに「言論は暴力に勝る」ではなかったこの名言の原典が。

https://precious.jp/articles/-/11298


この記事は世界各地の「言論は権力を制する」ことに日々奮闘している人々、そして「ごはん論法」政治に溜息の人々への励ましのメッセージです。





2020年9月7日月曜日

9月の料理教室


V. S.



詰め物も、餅(ピン)も・・・・
庶民の味 v.s.  宮廷点心


宮廷ドラマの話に花が咲きます(笑)。



2020年8月31日月曜日

甘酒



「飲む点滴」あまざけ。
   A "drinkable  IV-drip"

醗酵によって生まれる必須アミノ酸、ビタミンを含むところが、飲む点滴と言われる所以です。
でも、調べてみたら、その含有量は決して多くはないのです。主な栄養素は糖で、20%はブドウ糖。オリゴ糖も含まれるので腸活にもよいとされています。
ただ、微量ながらも、酵素と結びついてブドウ糖をエネルギーに変える為に必要なビタミンB群、体内では合成できない必須アミノ酸9種の全てが含まれている。沢山ではなくても、少しずつ幅広く含まれているところがいいみたい。

お粥を炊いて、温度が65℃に下がったところで米麹を加え、55~60℃をキープ・・・。
米麹が醗酵によりお粥を分解する過程で栄養素が生まれる上に、麹の力で既に吸収のいい形になっているので、体にやさし〜いのです。

「1日に必要な量の〇倍の栄養素」とか「レモン〇個分のビタミンC」みたいなうたい文句のサプリや、それらの液体ドリンク剤もあるけれど、体が吸収しきれないものは全て排出されるか、体のどこかに蓄積されるか。蓄積されるものは過剰摂取の原因にも!?

濃度が近い方がなじみやすいという原理と、乾いた土に水が染みこむが如く吸収するイメージの作用、体内ではどっちなのかな?


晩夏の猛暑、今年はせっせと甘酒を作っています。


2020年8月25日火曜日

茗荷

茗荷を食べるとバカになる!?

バカはバカでも「物忘れ」「物覚えが悪い」類のバカらしい。
お釈迦さまに頂戴した名前が覚えられなかった弟子に、その由来があるといいます。弟子のチューラパンタカ(周利槃特/陀伽(しゅりはんどく/だか)は、授かった名前がどうしても覚えられなくて、名札まで作ってもらってぶら下げていたそう。文字通り、生涯その名(茗)前を「荷」なって苦労したことが由来とか。
この弟子のお墓には茗荷が芽を出したとさ。

この夏、久しぶりに読み返したくなって大人買いした手塚治虫の『ブッタ』。
(昔、親戚のお家にあったのを読んだのですよ)
紀元前5世紀のインド東北部。シャカ族の国の皇子ガウタマ・シッダールタが悟りを開きブッタとなり人々を導き亡くなるまでの、一生の物語。現在のネパール国境付近からガンジス川流域はブッタの祖国を飲み込んだコーサラ国やマガダ国があったところで、ブッタが悟りを開いたブッタガヤ(ビハール州)はかつてのマガダ国領土。
緯度でいえば、台湾と同じ位で熱帯〜亜熱帯だが、山岳地だったり、内陸だったり・・・気候は単純ではなかったことでしょう。茗荷だって生えていたかも知れない(!?)。

茗荷。
なにやら日本語らしからぬ響きと思えてきました。
茗荷はショウガ科の多年草。
インド〜東アジア原産でもあるショウガは、英語でジンジャー(ginger) 。 [gingerは、サンスクリット語の [sringaveram] に由来する。
http://gogen-allguide.com/si/ginger.html
和食の薬味としても欠かせない茗荷ですが、まさかサンスクリット語のお顔をもっていたりして??

周知の通り、釈迦も如来も菩薩も阿弥陀も、皆サンスクリット語の発音を漢字に置き換えたものだ。なかなか絶妙な宛がわれ方で、サンスクリット語であることを忘れてしまいそうになるが、その響きには、なんともいえないエキゾティシズムがある。


『ブッタ』全巻。三分の二ほど読み進んだけれど、まだ名前が覚えられない弟子は出てこない。

インドの母国語ともいえるサンスクリット語も、インドの大学では第二外国語なのだとか。読める人も書ける人も非常に少ないと聞く。インドのことを学ぶのにも英語が公用語のようになっていることに、労しい歴史を彷彿させる。

おっと、冥加・・じゃなかった、茗荷の話でした。
薬膳では、辛温解表といって、葛根湯の葛根などと同じような効能ーー発汗により外感風寒の邪気を払うーーをもちます。微量ながら、針葉樹によく含まれる香成分 α-ピネンやゲラニオールを含み、これには抗菌作用、免疫機能賦活作用も確認されている他、集中力を助ける働きもある。
これら成分から鑑みると、茗荷はむしろ「もの覚えが良くなる」食べ物ではないか(!)。

素麺に、冷や奴、浅漬けに柴漬け、サラダにも茗荷・・・茗荷を沢山食べたから、いろいろ忘れたw ・・・という言い訳は、もう使えないデスね。。))

この夏も沢山食べたな〜♪

ツクツクボウシも鳴き、秋の気配もし始めたが、食欲維持のためにも、まだこの爽やかな香りの助けを借りたいところ。

あ、なんのかんのいっても、茗荷には年中お世話になってるんですけどね〜♥





『ブッタ』に描かれている風景





2020年8月16日日曜日

9月の料理教室

猛暑が続いていますが、殊の外長かった梅雨・・・
お米や夏野菜・果物にとっては、まだ日照時間が足りてないぐらいだと思います。
そんな中ですが、名残野菜を美味しく頂き、夏の疲れをしっかり取りたいところです。

さて、9月は - - - - - - -

 「体のリセット膳」

  ● 内容:
   ・粘膜強化スープ
   ・点心:窩窩頭(ウォウォトウ)v.s.  空心餅  
             & 詰め物おかず(炒め物)2種
   ・補脾の蒸し料理
   ・南蛮菓子
            ・デザートのフルーツ
   ・美味しい中国茶
            ・お茶請け怪味ナッツ
    ※内容は、食材等の都合で、一部変更になることがあります。ご了承下さい。


  ● 日時: 9月5日(土)、 6日(日)、12日(土)13日(日)、10:30 ~  

  ● 定員:各回4〜5名にて 

  ● 会費:6,000円


★美味しい山椒が入荷しているかもしれません。お楽しみに!!



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NHKカルチャー教室の9月

  次回は、9月9日(水)13:00~   2020年上期最終回です。

薬膳食材ベーシックを総おさらいし、暮らしの彩りにも役立てられるようご提案。
コロナ禍で活用できる漢方処方や薬膳もご紹介します。
下期も、引き続き、いろいろな薬膳食材&世界のヘルシー食材をご紹介しながら、
薬膳をご体験頂こうという主旨で展開していきます。

お持ち帰りのお料理内容は・・・

  ・獅子頭煮込み(醬油煮込みバージョン)
  ・花巻2種
  ・潤いデザート
  (会場にて)
  ・松の実入り潤いドリンク
  ・美味しい中国茶 


下期もひきつづき、新型コロナ対策として、会食ナシとのポリシーに従い、お料理は、全てお持ち帰り用にセットしてお渡し致します。


ガンパウダー



ガンパウダー(Gunpowder)とは、火薬のこと。

最近は、オーガニックガンパウダーもあるらしい(!?)

ハイ、これはお茶です。

中国名を「平水珠茶」といって、浙江省平水の緑茶。
しっかりと小さく揉捻され球形なので「珠」茶。

写真は、保存版にしているちょっと古いものです。(古いですが、見た目はそんなに変わっていません。)
数年前、日本のお茶屋さんで「上等のガンパウダーです」というのをみせてもらった時「え?これが??」と思ってしまった。お茶づくりもだんだん技術が変わってきちゃってるのかと、少し残念な気持ちになり、手元に残っていたものをサンプル用「保存版」にしました。
世の中が変わっても、自分の中のスタンダードは守りたい。


それにしても、お茶にこんな物騒な名前を付けるなんて、茶を輸入していたイギリス人の仕業かな。緑茶だけど少し燻香があるところも、このネーミングの「引き金」になってたりしてw

17〜18世紀、専ら輸出用だったらしいガンパウダーは、今はイギリスの紅茶専門店などで見かけることがあるくらいで、他では滅多にお目に掛からない。元々油脂の多い食文化圏であった欧米では、緑茶より発酵茶が好まれるのは必然。19世紀後半英国がインドでの紅茶栽培に成功して以降、欧米は専ら発酵茶(紅茶)を所望し、高価で品質管理が難しい緑茶とは縁遠くなっている。

フランス領でもあったモロッコでは、今でも緑茶がたっぷりのフレッシュミントとお砂糖と共に「ミントティー」として飲まれています。
フランス経由ではなく、アラブ人のルートでスパイスと共に流通していたのでは?などと想像が膨らみます。

モロッコ式ミントティーに出会ったのは、アメリカ東海岸で在学中。中近東料理のフードトラックが供するのが、コレでした。
一日の終わりのハーブティーのつもりで購入したら、なんともストロングな煮出し緑茶。
苦み、渋みにスーッとパンチのある清涼感。
眠気覚ましのガムみたいな味で、リラックスどころか、あらゆるスウィッチがオンになってしまったのでした。

何年かして、同様のものをモロッコで味わいました。
ドライミントがフレッシュになり、砂糖倍倍増(!)。
しぶっ!
あまぁ〜っ! 
スー〜〜!

圧倒的に違うのは砂糖の量で、モロッコでは、それはそれは・・甘〜くして飲むのだ。
聞けば、モロッコ国内でも沙漠に近い地方に住んでいる人達は、更に甘いのを飲んでいるのだという。ベルベル人(サハラ付近に暮らす沙漠の民)のお茶は確かに一層甘かった。))

これは飲む点滴。何日も飲まず食わずで沙漠を旅してきた人にとっての気付け薬だった名残なのだ・・!ーーー強い陽射しと乾いた風の中で頂いた一杯のお茶から得た持論です。

遠く中国から運ばれた緑茶。
スパイスと並んで取り扱われる砂糖。
地の逞しいミント。

旅の思い出と東西歴史絵巻の一片が、脳裏にぶわぁ〜〜っと広がったのでした。



記憶のトリガー(引き金)、ガンパウダー。

おや、物騒な響きも、的を得た名前に思えてきたぞ。

暑さでぼ〜っとしているところに ズキューン!



2020年8月15日土曜日

「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」

これを知る者はこれを好む者にしかず
これを好む者はこれを楽しむ者にしかず

ビジネスシーンで、よく引用される孔子の言葉。
要は「好きこそものの上手なれ」。

好きな事がどんどん得意になっていくのは自然なことなのだ。「下手の横好き」ってのもあるけれど、あれだってきっと「横好き」をしているうちにいつの間にかエキスパートになっちゃう。

猛暑も加わり、流石にコロナ疲れしている昨今。それでもできていることは、ストレスがある時でも出来ること。ひょっとしたらとっても大切なこと、または大好きなことかもしれません。
人は、追い詰められたり余裕が無くなってくると本性を現す。な〜んて言うと、ちょっとおどろおどろしいけれど、自分にとって必要なものを残して、そぎ落としていくというのは本能の成せること。人物も組織も、実際、核心が見えてきているではないか。

大切なもの、大切な人、好きなこと、欲しいもの、知りたいこと・・・そして、食べたいものも(!)。
食欲がなくても食べられるものは、きっと自分にとっての滋味。

きっと、どれも複雑ではない。

私達は、何かと暮らしを複雑に、生きづらくしてきていたのかも。
気楽に気持ちよく、すっきり暮らせる生き方をーーーー。

それはやっぱり、大切なもの、好きな事を知ることから始まるのでは。

「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」

これは、令和ルネサンスの精神でもある気がしてきたぞ。

ルネサンスの前の乱世も、自分にとって滋味な暮らしでしぶとく乗り切るべし。

一杯の緑茶。何よりホッとする必須のアイテム
一杯の緑茶。何よりホッとする必須のアイテム。
エヘヘ、ズボラな日はお茶漬けに救われるしネ (^_-)-☆