2012年10月24日水曜日

桂花醤づくり

金木犀の香り漂う秋晴れの今日。
甘い香りにウットリ・・・してる場合ではゴザイマセン。
年に1度一年分の桂花醤(ケイカジャン)を仕込まなくては。

Beeさん達と競うように花摘みです。
毎年のことながら、金木犀はまるで私のスケジュールを知っているかのように、予定ぎっしりの時期に咲いてくれます(苦笑)。

2時間しかなく、例年の半分の量しか作れなかったのですが、ガンバリマシタ。
大事に使わなくちゃ。

2012年10月14日日曜日

クコの花


クコの花が咲きました。
いずれ赤い実をつけてくれるでしょうか???

生の枸杞の実が観られる日を楽しみに・・・Beeさん、Beeさん、お仕事ですよ〜こちらにいらっしゃい♪

蜂の呼び込みです(笑)。

2012年10月13日土曜日

仕込みの秋 〜無花果

砂糖だけで仕上げた姿煮を秋風に当ててセミドライに・・・。

9月の教室でご紹介した無花果の姿煮。
瀬戸内の潮風に当たって甘みを含んだ無花果は、そのままでいただきたいところですが、最後の最後の名残の無花果は、種のプチプチがしっかりしていて絞まった食感。

来月制作予定のフルーツケーキの具になるまで、冷蔵庫内でスタンバイです。
11月までには、誘惑に負けて何個か減ってしまうのですが(苦笑)。

おもちゃ業界ならずとも、クリスマスの足音は、既にはじまっている!??

2012年10月5日金曜日

アーミッシュ(4)

ジャーン!!



これ、フィラデルフィアのダウンタウンにあるリーディング・ターミナル・マーケット(Reading Terminal Market)です。

映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』の中で殺人事件が起こったのは31th Street Station 駅(31番街)ですが、こちらはその更にずっと東にある12th Street(12th St. & Arch St./  12番街)に位置し、この先はペンズランディング(Penn's Landing)と呼ばれるウォーターフロント------ ウイリアム・ペン(1644~1718   フィラデルフィア市を建設。平和主義のクエーカー教徒として有名)の上陸した場所--------というロケーションです。

ハイ。17世紀後半の建国の頃より栄える市場なのです(!)。
最初は複数の屋外市場だったようで、屋根付きの建物にまとめられ、現在に続く形が整ったのは1893年で、ここに出店している店の1/3は当初からの後継者なんだそうですよ。
いつの不況時も繁栄し続けたマーケットです。

マーケットの中は・・・・




フレッシュな乳製品に卵、無農薬野菜の数々、ハーブ・・・ここには多くのアーミッシュの農産物や加工食品も売られています。 
Lancaster County Farm Freshの文字は、今や良質ブランドです。
なんせ、中世ヨーロッパの頃からの優れた農業技術(当然オーガニック)でやって来た人達の生産品ですから。

キルトのお店の前にあったリンゴの木
これはマッキントッシュという品種みたい。

アーミッシュのランカスターを訪れてみたいという気持ちは、このマーケットの美味しい食べ物に育まれていたといっても過言ではないでしょう。

アップルバター*やソフトプリッツエル*は、行けば必ず買ってしまうアイテムでした。

重量感たっぷりのパイやケーキは種類も豊富。)))
今も思い出すとお口が潤ってきます。

シュガーパイなんて、すごいお菓子もありました。

小麦粉とバター、きび砂糖、糖蜜、卵だけでできたシンプルなパイなのですが、ひとつひとつの素材がいいからこそOKな一品でした。
マグカップのコーヒーと共に・・・!

大判の素朴なクッキーやマフィン、パンプキンパイにアップルパイ、パイ、パイ、パイ・・・思えば、[アメリカンカントリー  ≒  アーミッシュ ]のような・・・!??

アーミッシュといえば、スウィーツの印象がどうしても濃いですが、マーケットにはフライドチキンやミートローフなどのお総菜もあります。ちょっと手が出せないサイズだったりしますけど(苦笑)。

異文化・・ここでも食べ物が入り口になっていました。
・・・と、振り返って改めて思うのであります。


  *アップルバター:
    リンゴのペーストに砂糖、シナモン、アップルサイダーを加えて数時間煮詰めたスブレッド。
    (※油脂は入っていません)何よりのトーストのお供。

  *ソフトプリッツエル:
    よくあるむっちりしたドイツパン風のものやスナックとは異なり、ソフトでやさしいパン生地。
    ハニーマスタードをつけていただきます。
  http://www.flickr.com/photos/kamekame/6590780045/in/photostream/
  2010年には日本にも「Auntie Anne's / アンティ・アンズ」が上陸しています。


最後に、いまでも時々作るアーミッシュスウィーツを少し。


糖蜜いっぱい・・! ハーミッツバー
キャロットマフィン

クラムケーキ

2012年10月4日木曜日

アーミッシュ(3)

前述したバギーと共に、アーミッシュのライフスタイルのシンボルとなっているのが、彼らの服装でしょう。

アーミッシュの人達の装いは、極めて簡素。

男性はプレーンなYシャツに黒のズボンをサスペンダーで吊して・・・麦わら帽や黒い帽子。女性は、青、茶、緑、紫といった色調の無地のシンプルなワンピース、後ろで束ねた髪にオーガンジーのプレイヤー・キャップを被って・・・といった具合。
ボタンを使わずピンでとめるのだとか。慢心する心を忌み嫌い、アクセサリーも付けないのだそうです。

刑事役のハリソン・フォード(中央)も、映画の中で、こんな装いに・・・。
アーミッシュの人達は、写真を取られるのを嫌います。
誰しも、自分や自分の生活に好奇の目を向けられるのは心地よくはないのは尤もなのですが、偶像崇拝を否定するところから、肖像画や写真はタブーとされているというから、その気持ちは私達が思う以上のものがあるかもしれません。

一方、自分達の暮らしが観光資源であることは認めている人達も少なくないようで、町の入り口やすぐ外側の町などではアーミッシュの作品や食べ物など、お土産品が売られていたりもしますし、ビジターセンターもあります。
宗教的に厳格なグループとそうでないグループが混在しているのが現実のようです。

失敬して隠し撮りさせてもらった写真数枚。

アーミッシュの色調の服が干してありましたので「パシャリ」。



おっ・・・この色の服を着た女の子達を見かけました。
裸足です。(子供達は裸足で過ごすことが多いらしい)

後ろから失敬して「パシャリ」(ゴメンナサイ!)。

裸足で駆けるアーミッシュの女の子たち

 これらの洋服の生地の端切れを利用して作られたパッチワークキルトも有名です。
そしてお人形も・・・! 偶像タブーなので、お顔がありません。


写真は、アーミッシュキルトを売るお店で見かけたものなので、観光客のお土産用のような代物だろうと思います。最近ではバービー人形も入ってきて、保守的なグループのアーミッシュ以外はこのようなお人形では遊んでいないそうです。



アーミッシュの家の軒先に、小鳥の巣箱やえさ箱をよく見かけます。
写真右は、木工細工や道具のお店の軒下で売られていたえさ箱。



















屋内には、自家発電のスタンドや冷蔵庫、扇風機等々が・・・!!



2012年10月3日水曜日

アーミッシュ(2)



車道をこんな風に・・・・。
アーミッシュの人達の「車」は、今もバギーです。
現代社会に準じてある程度合理的に暮らしているアーミッシュの人達(メノナイトという)もいるので、車はそういった人達や外部からの人のものです。