2008年6月26日木曜日

トルコへ

トルコ旅行計画中

シルクロードの終着点であり東西文化の交差点トルコ。
イスタンブールをメインに、カッパドキア、コンヤを含める10日間。(7月3日より~)
トルコ。知ってるようで知らない国。西欧中心の日本の世界史の教科書にはオスマントルコになる19世紀迄は、ほとんどお出ましにならないが、十字軍が何度も進軍したコンスタンティノープルが、今のイスタンブール。ローマ帝国の半分近くが今のトルコで、もっと遡れば、ヘレニズム文明、トロイ文明・・・コレみーんな、現トルコの地。

中国史では、大国の隋、唐を脅かす騎馬遊牧民族「突厥」(=トルコ)として、侵略者のごとくチラッと登場する。

イスラム教が9割を占める国だから、アラブ人国家と混合されがちだけれど、民族的には違うのである。

(・・ということを、私はつい最近まで知らなかった。)

その料理は世界三大料理の一つとして上げられるレベルのものであるという。
オスマン帝国が破綻して、宮廷料理人が宮廷料理を庶民の中に・・・なんて、フランス革命後のフランス料理の発展みたいなことがここでもあったらしいから、面白い。

なんだか複雑そうな国だけど、食を切り口に覗いてみたら、きっと紐解けるはず。

ハレの日の食と養生食、市場の風景、原産地の野菜・・・そして、スパイスいろいろ。こんな足下の部分をしっかり見てきたい。

2008年6月17日火曜日

マリアージュフレールのティージャム ”タリースーション”

マリアージュフレールの ”タリースーション"

紅茶にハマったのが15年前。出張先のロンドンで、最終日にバタバタっと買った紅茶が、たまたま全部アールグレイ。バラエティ豊かに揃えたはずだったのに、缶の柄に気を取られた結果でした。

せっかくだから、アールグレイの、飲み比べを楽しみました。
メーカーによってこんなに香りが違うのか~)))。

今思えば、それが奥深い紅茶の世界への、はじめの一歩でした。

アールグレイは、一般には、キーマンやセイロンなどの茶葉にベルガモット(柑橘系)の香りを付けたものが多いそうですが、その中にひとつ煙たい香りのアールグレイがありました。

フォートナム&メイソンのアールグレイブレンド。
ラプサン・スーション(正山小種)という松の木の煙香がついた中国紅茶、をブレンドしてあるのでした。
ラプサン・スーションは、ヨーロッパで飲まれた最初の紅茶だったとか。

ある日、渋谷の喫茶店でアールグレイを頼んだら、このスモーキーアールグレイが出てきて、それが意外に美味しく頂けて、入れ方の違いでこんなにも変わるものかと教えられました。

話がすっかり脱線しましたが、このスモーキーな紅茶が使われたティージャムが、マリアージュフレールのタリー・スーションなのです。
スコーンには欠かせない1品です。