2012年12月12日水曜日

12月の健美膳



師走のティータイム

多忙な年末年始にお役立ちの簡単デザートや作り置きできるおつまみをご紹介♪

  ・スモークサーモンのオードブル
  ・スモークサーモンのライ麦パンのオープンサンド
  ・クロスティーニ3種
  ・スウィーツになったヨークシャープディング
  ・クリスマスプディング風 フルーツケーキ(試食のみ)
  ・フルーツディップ&フルーツ
   本日のお茶:  ダージリン   1st フラッシュ & 2nd フラッシュ



2012年12月2日日曜日

柚子味噌


練り練り・・・ねりねり・・・。

柚子の皮のすり下ろしと柚子果汁をたっぷりと含ませた八丁味噌ベースの柚子味噌です。
ねりねり・・・1年分を練り込みます。

2012年12月1日土曜日

恒例のフルーツケーキ


初夏のオレンジでピールを作り、名残の無花果を煮詰めて干して、紅玉林檎も煮て干して・・・昨年からラム酒やグラマルニエに漬け込んであったレーズンにプラム・・・。
刻んで刻んでたっぷり加えたフルーツケーキです。
今年は4本製作。

もう少し寝かせて熟成していただきます。

12月の教室で、皆さんいただきましょう♪

2012年11月18日日曜日

幸福(蝠)のカステラ 

カステラの福砂屋の商標がコウモリであることに、今日初めて気がつきました。

カステラはポルトガルでしょ?なんて、思っていたものだから・・・思い込みは見えるモノを見えなくしてしまうのですね。)))

中国語で蝙蝠(コウモリ)は[bianfu]。福が来る「偏福」と同じ発音なので、吉兆のしるし。思えば長崎は、中国とずーっと交流がある地なのでした)))。

MUNIの絨毯のモチーフにも・・・中国の蓋碗にも・・・いるいる!コウモリさん。



MUNIの絨毯柄

蓋碗にも・・・!

2012年11月11日日曜日

11月の健美膳



  鹹点心と美味しい中国茶
 遊び心いっぱいのチャイニーズバンズ♪
 作るところと食べるところ、両方に宿る点心の楽しさ・・・
                  個性派中国茶と共に〜!
 ほんとうの杏仁豆腐は、杏の種からとるナッツミルクで限りなく
 シンプルに作ります。自然の醸し出す繊細で絶妙な香りをお届けしたい…。


  ・空心餅(コンシンピン)づくり →肉末焼餅
  ・長いもと葉野菜の香味サラダ 柚子胡椒のドレッシング
   ※自家製ポン酢
  ・ほんとうの杏仁豆腐
  ・広東省の中国茶「単叢」2種
  ・乾菓


鞆の浦 保命酒のおり酒


鞆の浦の保命酒、おり酒。「季節モノ」に弱いワタクシは、買ってしまいました。 
砂糖無添加ですが、味醂風ですのでやっぱり甘い・・・。

おひなまつりの白酒よりずーっと美味しいと思うので、代用品にいかがでしょう??
あ、「大人のひなまつり」ですよ。 アルコール1 4.5%ですので。


2012年11月5日月曜日

ケテルのジャンボシュークリーム


イノダコーヒーケーキ&デザートのブランドケテルのジャンボシュークリーム。
週末や祭日にだけ入荷するとか。
ケテルは、経営難に陥った時、当時からケテルのケーキを卸していたイノダコーヒーさんがそっくりそのまま買い取りました。名前もそのまま、従業員もそのまま・・・お給料をいただく先がケテルからイノダになっただけ・・という形で、存続させたのだそうです。
なんだか京都らしいお話(??)。

ケテルのお菓子は昭和の味がします。
日本の洋菓子が、ちょっとドイツめいていたり、ロシアめいていた頃の昭和の味です。
苺のミルフィーユには、生の苺ではなく苺ジャムがサンドされているし、チョコレートケーキはココアの味、シュークリームも生クリームではなくほっこりカスタード100%・・そんな具合です。何より、サイズがどれもちょっと大きめかしらん。

とはいえ、このジャンボシューは破格! 価格も破格!550yen也。
1ケで普通のシュークリーム6〜7ヶ分はあります。
お店の方によると、時々、店頭でこれを頼んで、コーヒー飲みながら丸々1ヶペロリと食べて行かれる男性がいるのだとか(!)。
豪快〜〜〜〜〜〜!!

出会うには遅すぎたこのボリューム・・・(欠食児童の学生時代に知りたかった・・・)。





2012年11月4日日曜日

自家製ポン酢 第1弾♪



台所の冬支度は・・・やっぱ、ポン酢!

今年も自家製ポン酢を作りました。

柑橘は・・やっぱりスダチベースが上品なお味にまとまる気がするのですが、今回は少し、カボスも加えてみました。第二弾は柚子ブレンドにしてみましょう♪


寝かせるほどまろやかになるとは分かっていても、ついつい直ぐに使ってしまいます。


ポン酢作りをはじめたのは、京都祇園の「つか本」で、「飲みたい」くらい美味しいポン酢に出会ってから。
それはそれは、まろやかで優しくて、上品で、おいしいポン酢でした。
ライバルは「つか本(笑)!」と、大ボラとも思われそうなことを言いながら、美味しくなれ〜美味しくなれ〜と、毎回鰹節鮪節の配合や柑橘の合わせ具合を変えてみたりしながら、試作がつづいています。

美味しくなれ〜〜〜〜〜〜〜〜♪

2012年10月24日水曜日

桂花醤づくり

金木犀の香り漂う秋晴れの今日。
甘い香りにウットリ・・・してる場合ではゴザイマセン。
年に1度一年分の桂花醤(ケイカジャン)を仕込まなくては。

Beeさん達と競うように花摘みです。
毎年のことながら、金木犀はまるで私のスケジュールを知っているかのように、予定ぎっしりの時期に咲いてくれます(苦笑)。

2時間しかなく、例年の半分の量しか作れなかったのですが、ガンバリマシタ。
大事に使わなくちゃ。

2012年10月14日日曜日

クコの花


クコの花が咲きました。
いずれ赤い実をつけてくれるでしょうか???

生の枸杞の実が観られる日を楽しみに・・・Beeさん、Beeさん、お仕事ですよ〜こちらにいらっしゃい♪

蜂の呼び込みです(笑)。

2012年10月13日土曜日

仕込みの秋 〜無花果

砂糖だけで仕上げた姿煮を秋風に当ててセミドライに・・・。

9月の教室でご紹介した無花果の姿煮。
瀬戸内の潮風に当たって甘みを含んだ無花果は、そのままでいただきたいところですが、最後の最後の名残の無花果は、種のプチプチがしっかりしていて絞まった食感。

来月制作予定のフルーツケーキの具になるまで、冷蔵庫内でスタンバイです。
11月までには、誘惑に負けて何個か減ってしまうのですが(苦笑)。

おもちゃ業界ならずとも、クリスマスの足音は、既にはじまっている!??

2012年10月5日金曜日

アーミッシュ(4)

ジャーン!!



これ、フィラデルフィアのダウンタウンにあるリーディング・ターミナル・マーケット(Reading Terminal Market)です。

映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』の中で殺人事件が起こったのは31th Street Station 駅(31番街)ですが、こちらはその更にずっと東にある12th Street(12th St. & Arch St./  12番街)に位置し、この先はペンズランディング(Penn's Landing)と呼ばれるウォーターフロント------ ウイリアム・ペン(1644~1718   フィラデルフィア市を建設。平和主義のクエーカー教徒として有名)の上陸した場所--------というロケーションです。

ハイ。17世紀後半の建国の頃より栄える市場なのです(!)。
最初は複数の屋外市場だったようで、屋根付きの建物にまとめられ、現在に続く形が整ったのは1893年で、ここに出店している店の1/3は当初からの後継者なんだそうですよ。
いつの不況時も繁栄し続けたマーケットです。

マーケットの中は・・・・




フレッシュな乳製品に卵、無農薬野菜の数々、ハーブ・・・ここには多くのアーミッシュの農産物や加工食品も売られています。 
Lancaster County Farm Freshの文字は、今や良質ブランドです。
なんせ、中世ヨーロッパの頃からの優れた農業技術(当然オーガニック)でやって来た人達の生産品ですから。

キルトのお店の前にあったリンゴの木
これはマッキントッシュという品種みたい。

アーミッシュのランカスターを訪れてみたいという気持ちは、このマーケットの美味しい食べ物に育まれていたといっても過言ではないでしょう。

アップルバター*やソフトプリッツエル*は、行けば必ず買ってしまうアイテムでした。

重量感たっぷりのパイやケーキは種類も豊富。)))
今も思い出すとお口が潤ってきます。

シュガーパイなんて、すごいお菓子もありました。

小麦粉とバター、きび砂糖、糖蜜、卵だけでできたシンプルなパイなのですが、ひとつひとつの素材がいいからこそOKな一品でした。
マグカップのコーヒーと共に・・・!

大判の素朴なクッキーやマフィン、パンプキンパイにアップルパイ、パイ、パイ、パイ・・・思えば、[アメリカンカントリー  ≒  アーミッシュ ]のような・・・!??

アーミッシュといえば、スウィーツの印象がどうしても濃いですが、マーケットにはフライドチキンやミートローフなどのお総菜もあります。ちょっと手が出せないサイズだったりしますけど(苦笑)。

異文化・・ここでも食べ物が入り口になっていました。
・・・と、振り返って改めて思うのであります。


  *アップルバター:
    リンゴのペーストに砂糖、シナモン、アップルサイダーを加えて数時間煮詰めたスブレッド。
    (※油脂は入っていません)何よりのトーストのお供。

  *ソフトプリッツエル:
    よくあるむっちりしたドイツパン風のものやスナックとは異なり、ソフトでやさしいパン生地。
    ハニーマスタードをつけていただきます。
  http://www.flickr.com/photos/kamekame/6590780045/in/photostream/
  2010年には日本にも「Auntie Anne's / アンティ・アンズ」が上陸しています。


最後に、いまでも時々作るアーミッシュスウィーツを少し。


糖蜜いっぱい・・! ハーミッツバー
キャロットマフィン

クラムケーキ

2012年10月4日木曜日

アーミッシュ(3)

前述したバギーと共に、アーミッシュのライフスタイルのシンボルとなっているのが、彼らの服装でしょう。

アーミッシュの人達の装いは、極めて簡素。

男性はプレーンなYシャツに黒のズボンをサスペンダーで吊して・・・麦わら帽や黒い帽子。女性は、青、茶、緑、紫といった色調の無地のシンプルなワンピース、後ろで束ねた髪にオーガンジーのプレイヤー・キャップを被って・・・といった具合。
ボタンを使わずピンでとめるのだとか。慢心する心を忌み嫌い、アクセサリーも付けないのだそうです。

刑事役のハリソン・フォード(中央)も、映画の中で、こんな装いに・・・。
アーミッシュの人達は、写真を取られるのを嫌います。
誰しも、自分や自分の生活に好奇の目を向けられるのは心地よくはないのは尤もなのですが、偶像崇拝を否定するところから、肖像画や写真はタブーとされているというから、その気持ちは私達が思う以上のものがあるかもしれません。

一方、自分達の暮らしが観光資源であることは認めている人達も少なくないようで、町の入り口やすぐ外側の町などではアーミッシュの作品や食べ物など、お土産品が売られていたりもしますし、ビジターセンターもあります。
宗教的に厳格なグループとそうでないグループが混在しているのが現実のようです。

失敬して隠し撮りさせてもらった写真数枚。

アーミッシュの色調の服が干してありましたので「パシャリ」。



おっ・・・この色の服を着た女の子達を見かけました。
裸足です。(子供達は裸足で過ごすことが多いらしい)

後ろから失敬して「パシャリ」(ゴメンナサイ!)。

裸足で駆けるアーミッシュの女の子たち

 これらの洋服の生地の端切れを利用して作られたパッチワークキルトも有名です。
そしてお人形も・・・! 偶像タブーなので、お顔がありません。


写真は、アーミッシュキルトを売るお店で見かけたものなので、観光客のお土産用のような代物だろうと思います。最近ではバービー人形も入ってきて、保守的なグループのアーミッシュ以外はこのようなお人形では遊んでいないそうです。



アーミッシュの家の軒先に、小鳥の巣箱やえさ箱をよく見かけます。
写真右は、木工細工や道具のお店の軒下で売られていたえさ箱。



















屋内には、自家発電のスタンドや冷蔵庫、扇風機等々が・・・!!



2012年10月3日水曜日

アーミッシュ(2)



車道をこんな風に・・・・。
アーミッシュの人達の「車」は、今もバギーです。
現代社会に準じてある程度合理的に暮らしているアーミッシュの人達(メノナイトという)もいるので、車はそういった人達や外部からの人のものです。






2012年9月29日土曜日

アーミッシュ(1)




ネガ整理中。
これは10年程前の写真(9月末〜10月初頭)ですが、19世紀初頭から続くこの暮らしは、きっと今もそのまんま。
アーミッシュの人達のエコは筋金入りです。)))
いや、エコなんて言葉の前からエコを体現しておられるわけです・・・。

<写真上>自分達が観光資源扱いになることを嫌っている(誰でもか・・苦笑)ので、ゴメンナサイしながら隠し撮りした一枚です。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

どうです!? この透明感!!         










10月の健美膳



「実りの秋は、仕込みの秋♪」

仕込みの季節が始まりました。
名残野菜をそのまま楽しんだ後は、名残惜しく、保存食を作りましょう!

野菜とスパイスたっぷりのソース♪

・ベビーリーフと蓮根のサラダ 
   with ウスターソースを使ったマンダリンドレッシング
・サーモンのソースマリネ蒸し
・人参と栗のグラッセ
・アーミッシュのポテトバンズ
・デザート(無花果の姿煮)
・おいしい紅茶




2012年9月26日水曜日

仙菓 益壽糖 


友人から、ちょっと素敵なお菓子が届きました。

八つ橋でお馴染み、井筒八つ橋本舗の「益壽糖(えきじゅとう)」。
糯米、蜂蜜、和三盆に、高麗人参、霊芝、クコ、桂皮などの和漢成分9種を加えて作られた、江戸中期頃から伝わる “滋養菓子”とか。

後には、明治天皇が、漢方医に命じ、これに更なる和漢生薬を加えたものを作らせ、食が細く病弱だった皇太子(後の大正天皇)に食べさせたところ、皇太子はとても気に入り、食欲が回復し、健康をとりもどされたということです。

シンプルな板状の、言わば濃い生八つ橋といった感じなのですが、なんだか格調高く感じます。

季節の変わり目・・・労りの心が伝わってきました。

早速、先の嬉野茶を入れて、頂きます♪

2012年9月24日月曜日

どっさり・・・! シソの実

シソの実、どっさり!!

天ぷらだけでは食べきれません。
シソの実の佃煮、これだけあったら出来るかな・・・??

実の利の秋です〜〜〜♪

嬉野の釜炒り茶


先日、立ち寄った先春園(大阪)さんで、嬉野の釜炒り茶をいただきました。
ほとんどの日本茶は殺青で醗酵を止めるのに蒸すけれど、この製法は意外に歴史が浅く、昔はみんな中国茶同様炒っていたのだとか。九州には釜炒りの製法が残っていると聞いていましたが、出会えて嬉しぃ〜ぅ♪


嬉野茶は、大河ドラマ『龍馬伝』で余貴美子さんが演じた長崎の女傑商人「大浦お慶さん」が、イギリスやアメリカへサンプルを送って注文を取り、日本茶輸出貿易の先駆けとなったお茶

どんな人が呑んだのかな)))。

クリクリッとちょっと丸まった茶葉。
香ばしい香り。

歴史上の人物に思いを馳せながらも、この姿と香りには気さくさが漂います。


2012年9月15日土曜日

怪食!? かいこのさなぎ 

大連市街地の露天市場で・・・。繭をとった後のカイコのさなぎです。

コレを素揚げにして食べるのだとか。海老の唐揚げみたく、サクサクッと美味しい(現地人曰く)らしく、とっても滋養のある食べ物だそうです(^^;)。
これ三つで卵1ヶ分ぐらいの栄養価!??・・とか。
日本でもカイコを食べる地方があるそうですし、カイコを食べさせてくれるお店もあるようですが、いかがでしょう??  Can you challenge this??




<オマケ>
写真はトマトのサラダ(北京郊外のレストランにて)。
グラニュー糖がどっさり掛かって出てきたのでビックリしました〜〜〜。
でもコレ、戦前の日本でもやってたらしいですよ(依・昭和一桁生まれの方の話)。

2012年9月11日火曜日

亀と鹿の・・・

北京市街から車で1時間半。ここでは、亀と鹿の養殖が行われていました。
だだっ広い敷地。人は殆ど見かけません。(中央は私達一行)
静かですが・・・。亀を養殖している池です。
最寄りの屠殺場から豚の血が運ばれ、亀の餌にされています。
豚の血をエサにすると、3−4倍のスピードで大きく育つのだとか。
中国の女性は産後、亀を食べるので、これもおカタいビジネスなんだそうです。
バンビちゃん。
この子達は食べられることはありません(ホッ)。
角を取って、漢方薬(鹿茸)にするのです。

2012年9月10日月曜日

小麦・小麦・麺・麺・面包

<過去の市場写真を整理中>
まだデジカメが無かった頃(もちろん北京オリンピック前)の中国・北京市内の市場で撮った写真です。

看板左上部分、白菜が・・・! 中国の人って白菜の形、好きなのでしょうか??
故宮博物院で人気を集めるヒスイを彫った白菜「翠玉白菜」も、なんで白菜を彫っちゃうんだ!?・・・と、不思議でしたが、白菜は、「百財」(=「財に恵まれる」の意)と同音。縁起を担いでいるようです。
この看板も、商売繁盛〜!みたいな市場の志気を添えているのでしょう。
麺・麺・メーン!

最高に美味しそうだったこのパン! なんだか西アジアの雰囲気が漂います。
(チャパティではなく醗酵生地です)

餡入りの生地。これから程良く無造作に成形されます。

市場の外の少し近代的なスタンドで・・・。
無造作感あふれる焼餅(パン)が美味しそう・・・!
老北京。 辺りはまだこんなところも残っていました。