2009年10月13日火曜日

Bali Pasar Badung バドゥン市場(1)

バリ最大、屋内外に広がるのバドゥン市場をのぞいてきました。

まずはコレをご覧下さい。

(コレ、屋内)
(コレ、屋外)

バリの人・・みんな首が丈夫そう・・・・。


*    *  *    *    *    *    *    


やはり最初の写真は、バリの人の生活を象徴する「チャナン」でしょうか。))
毎日お供え、お祈り、(お祭り?)・・らしい??ですが、チャナンを買う様子から、そのことが感じ取れる気がします。
市場では、こんなに沢山のチャナンが出回っていました







チャナンを作っているところ。




そこかしこにお供えするんですね))))。

結構食べ物が乗っかっているので、野良犬や鳥のえさにもなってたりしてました。


2009年10月12日月曜日

Bali Pasar Badung バドゥン市場(2)

市場で見かけた不思議なお野菜&果物をご披露します。
太っといレモングラスに長ササゲ(asparagus bean/英)・・・
サトウキビのように見えますが、これはボンコット。
ミョウガやウドのような何ともいえないいい香り・・・♪ 刻んでサンバルにするんだそうです。

莧菜や空芯菜・・・青菜も豊富〜♪
ピーマンじゃありません、ジャンブーという果物です
ヘビ柄(!?)アルマジェロのような果物、サラック
(別名スネークフルーツ・・だって)
中はこんな感じ。




中はこんな感じ。パイナップルみたい))
果物の大様・ドリアン
果物の女王様・マンゴスチン

大様と女王様が並ぶと・・・なんだか妙なカップルです(笑)。



女王さま、オシリ(左)もカワイイ紋章入り♪中は・・美しー♪ 

ライチの親戚ランブータン


Bali Pasar Badung バドゥン市場(3)

肉、魚、卵も大迫力でして・・・(苦笑)。

少々グロくてごめんなさ−い!



中華文化圏では豚の血だけど・・ココでは牛の血!

若い娘さんもトントン肉をカットしていきます。
巨大なカジキを前に・・・。
干し魚いろいろ。味醂に浸けて、珍味ができそう。

Bali Pasar Badung バドゥン市場(4)


生姜のように見えるけど、姜黄(ターメリック)です。

たき火ができそうなシナモン!
塩卵・・・こんなに!?
インドネシアの麹、テンペ



Bali Pasar Ikan Kedonganan クドゥンガナンの魚市場

リゾートホテルのある海岸から少し行くと、急に生臭い臭いが・・・。
クドゥンガナンの魚市場です。築地のような活気あるイメージではなく、どこかまったりと、のーんびりした市場。

海にはまだ漁船が浮かんでいました。




結構広い・・・!
伊勢エビ〜!・・じゃない、バリエビか・・。

ずっしり重い・・! ガッチリ堅い!

ブラックタイガー(奥)がメインですが、東南アジアといえば・・・エビ!

イワシもいっぱい・・・!
フエダイ?・・・かなぁ)))
まだ死後硬直していない新鮮さ!!


もちろん、この日の夜は、砂浜(ほんとに砂浜の上なのです!)のレストラン、INTAN SARI CAFEで、伊勢エビ、カニ、お魚いろいろ、サテソースで頂きました。

2009年9月20日日曜日

魚の浮き袋「魚肚(ユィドウ)」

魚肚
先日、浅草橋の「フーシャン」で、おまかせコースをお願いしたら、魚の浮き袋「魚肚(ユィドウ)」の料理【皿手前中央】が入っていました。

魚肚は、イシモチ科のお魚の浮き袋。精力増強効果があり、肺を強くし、男性の不妊症にも効果があるとされる補腎の食薬でもあるらしい。
コラーゲンいっぱいなので、もちろん女性にだってウレシイ食材。
思えば「高級食材」と呼ばれるものには、食材の下処理が大変なものはもちろん、ぷるぷるコラーゲンを豊富に含むものが多いように思う。
コレステロールを嫌っていると、コラーゲン摂取が減ってくる。
食べ物を栄養素や数値でとらえるのではなく食べ物として全食(全ての部位をバランスよく取る)ことを心掛けることの方が健康にも美容にも近道のような気がしている昨今。

鯛のお刺身を食べるなら、是非とも皮と骨、頭で出汁をとったお吸い物と共に食したい。
レバーもホルモンも、砂刷りも、鶏皮も、鶏ガラスープも・・・。

果物や野菜も、葉っぱや茎、皮、種、果肉で、それぞれ異なる働きがある。
柿の実は体を冷やすけれど、ヘタの部分は温~平。(※柿帝=「してい」は、しゃっくりや嘔吐を止めてくれる)

スーパーで買い物をする日常では、なかなか難しい部分もあるが、節約ライフがコラーゲン生活に通じることもあったりして(笑)。

こんなことを思いながら、閉店間際の魚屋で、売れ残った鯛のアラを格安で買い込んでしまったワタクシ。
コラーゲン一杯のお味噌汁とお吸い物、カマの塩焼き、煮付けで、今日明日は案外ご馳走になりそうだ。

2009年8月22日土曜日

「八珍養顔湯」 ~香港にて


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名前に惹かれて買ってしまった薬膳スープ用・生薬セット。
なんだか若返りそうな名前))))。
中身を分析すると、センキュウ、トウキ、芍薬、熟地黄、党参、ブクリョウ、甘草、棗。
温めて、血を養って、流れを良くして・・・といった感じの処方かな。




2009年8月18日火曜日

涼茶「五花茶」 〜マカオより

今のところ、何とかほとんどクーラー無しで過ごすことができている。
とうもろこしの髭入りはと麦茶と酸梅湯、緑茶を気候に合わせて飲んで、夏バテ対策も上々。

中国南方の人の夏対策は、コレかしら?
庶民のお店で購入した「涼茶」パック。
「五花茶」。”五種類の花が入っている”と解説してあるガイドブックなどもあるけれど、「五香粉(ウーシャンフェン)」の五が「沢山」を意味するように、沢山の花を指しているのかも。こちらもバラしてみると、6~7種類はいっているみたいだ。

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菊花、金銀花、木綿花、夏枯草、葛花、ケイ蛋花・・・・。

最後の二つは、どれっちがどっち・・・???




2009年8月17日月曜日

マカオ & 香港(11)


喫茶する時、そのお国柄らしいお菓子や飲み物が気軽にいただけるというのは、なんとも嬉しい。

昨今では、何処に行ってもスターバックスだの何とかカフェだのといったチェーン店ばかりで・・・いや、 値段も場所も時間もお手軽でとてもいいとは思うけど、緑茶という素晴らしい「涼茶」が、和風喫茶にでも入らない限り、缶かペットボトルでしかいただけないというのは、ブラックバスみたく、外来品種が在来種の居住区を圧迫してるみたいな構図で、なんだか寂しい。

グローバル化した世の中で、飲食の生態系も、確実に崩れていることは否めない。

だからこんな看板を見ると、つい嬉しくなって、どれどれ・・・と、歩み寄りたくなるのだ。

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黒胡麻のお汁粉、緑豆と昆布のスープ、タピオカとココナッツミルクベースのフルーツポンチ。小豆ベースのお汁粉、白木クラゲとパパイヤのデザート、南瓜のお粥

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街角で、コーヒーボンベを背負って試飲宣伝するスターバックスのスタッフ。人海戦術っぽい販促が、ある意味マカオらしくほほえましかったけど・・(苦笑)。




2009年8月14日金曜日

マカオ & 香港(10)


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涼茶が如何に生活文化に溶け込んでいるかを痛感したもう一つのシーンがコレ。

観光地の界隈にあるスタンドでも、コーラ、ファンタなどの清涼飲料が売られている一方で、ちゃっかりこれらの涼茶が鎮座していた。

左から、

●鶏骨草:「鶏骨草」という小枝の乾燥を煎じたもので、肝機能を整える。

●花旗参?:降火・・とあるから、こちらも熱を取るもののはずですが・・・五花茶のようなものかも??

●夏枯草: これも小枝の乾燥した薬草を煎じたもので、涼茶。

●竹蔗茅根:サトウキビと茅根、人参、クロクワイ、を煎じて氷砂糖を加えたもので、止血、利尿に効果があり、肺を潤し熱を取る飲み物。




2009年8月13日木曜日

マカオ & 香港(9)


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市場の近くに、地元の人たちが気軽に利用する「薬茶スタンド」が・・・。
定番メニューもあるが、お客の体調に合わせて配合を調整してくれたりする。

私がメニューから選びかねていると「舌を見せなさい」と、ボディーランゲージで言ってくれたので、べぇ~~~~っ・・・と舌を出してみせる。

「よっしゃ!分かった、わかった」といった素振りで、右のポットと左のポット、奥から少し・・という具合に煎じ薬を小鍋に入れていき、IHで温めて、茶碗にドブドブッと注ぐ。

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「はいよ」

・・と目の前に置かれた濃い茶色の薬茶は、苦みがあって、何とも泥臭かったが、親子連れがぐびぐび飲み干す姿を見て、私も負けじと一気飲み。

こんな飲みにくいものがこれだけ繁盛しているなんて・・・。生活文化として、しっかり根付いていることを実感する。

一杯 5~10元(70円~150円ぐらい)の養生法也。




<1950年創立の海清純涼茶>

メニュー一覧
●廿四味
口苦目赤 温熱積滞 感冒伏熱 常飲防病
● 清肝鶏骨草
飲食不節 腹悶脹満 _重肢倦 夜眠烟酒
● 五花茶
明目健脾 清肝潤肺 利水清腫 小孩積滞
● 茅根竹蔗水 
__潤肺 消熱利水
● 天冬洋参茶
益気安神 _煩利眠 清心降火 養陰清熱
● 止咳茶(寒咳)
風寒咳嗽 幹咳喉癢 痰黄質_ 胸悶肋_
● 感冒茶
頸背肌痛 悪寒発熱 流涕噴_ 鼻塞咳嗽
● 清熱解毒茶
咽喉疼痛 胃火牙痛 口舌_瘡 虚火痰核
● 排毒_湿茶
暗瘡紅疹 胃悶腹脹 腸胃不適 利質排毒
●口腔茶




2009年8月11日火曜日

マカオ & 香港(8)

原産地の野菜、まだまだーっ!

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こちらは、黒慈姑(くろぐわい)。日本の慈姑とはひと味違って・・黒々としていて、力強い。

クロクワイは、余分な熱を取る働き(清熱)、痰を取り除く働き(去痰・化痰)があるという。

クロクワイのデンプンを利用して、「馬蹄粉」という粉もアリマス。

フルーツも、こんな具合・・・。

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南国なんですねえ~~~。




2009年8月10日月曜日

マカオ & 香港(7)


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これはひゆ菜。

中国南部の夏野菜らしく、偶に横浜の中華街なんかでも売られていることがあるみたい。

おひたし、汁物、炒め物・・・に・・・。

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炒め煮のスープにすると、こ~んな感じ(!)。

とても栄養価が高く、ビタミンA,B,C、E,の他カリウム、マグネシウム、ナイアシン、鉄分はほうれん草の3倍と、ミネラルも豊富。その上、体内の熱を取ってくれる「清熱瀉火」作用があるというから、これはまさに盛夏の栄養食。

原産地の野菜、流石に美しい!