2011年2月27日日曜日

パンダ豆




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上野動物園では、今週パンダが来園して3月から公開だそうですが、ちょうどそんな時期、友人からこんなかわいいお豆さんをいただきました。
パンダ豆というんだそうです。
食べるのがもったいないので、ボウルに入れて飾っておこうかな)))。

2011年2月22日火曜日

和菓子屋の洋菓子(2)


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幟町の和菓子屋、青柳のロールケーキ。
このオーソドックスな巻加減、ほどほどのクリームの量・・・風貌にもどこか懐かしさを感じます。
シンプルな美味しさは、コーヒーでも紅茶でも、お煎茶でも美味しくいただけそう・・・。

2011年2月21日月曜日

お江戸の味(3)銀の塔



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今はすっかり更地(ホントに丁度何にも無い状態です)になっている歌舞伎座の裏手にあるビーフシチューとグラタンのお店。
・・・というと、昔ながらの洋食屋さんかな~~~と、イメージしていました。
でも、まず運ばれてきたのがお新香、ひじき煮、大根・・・。
そしてごはんと鍋焼きうどんみたいな土鍋でお汁がたっぷりのビーフシチュ-。
牛バラとタンが入っています。
歌舞伎座への出前もやっていたそうです。
スタミナはいるけどもたれないごはんが必要な歌舞伎役者さんに愛された味がこれか)))。
お店は、蔵だった建物を改装してある。
こじんまりとしていて・・・やっぱり料理が早い(笑)。
いやぁ~~~、江戸っ子ってせっかちなんですねえ。
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2011年2月20日日曜日

お江戸の味(2)駒形どぜう


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「どじょう鍋」なんて、池波正太郎の小説か何かの、"歴史小説の食べ物"と、ずーっと思っていた。
だから上京して、間もなくどじょう鍋のお店に連れて行ってもらったときには、なんとも胸が躍ったものでした。
その時以来、私にとっては、本当のお江戸の味。(ちなみにその時は高橋の「伊せ喜」でした。)
例によって、早い、気さく、粋。そして決してそんなに安くはない(笑・早いものは安いというイメージでいくと・・・ですよ)。
こちらも、どじょうがにょろにょろヌルヌル生ででてくるのかと思いきや、キレイに処理されて小振りの鉄鍋にのっかって卓上七輪にホイ。刻み葱がたっぷり入った枡をポン。そしてまた、例によって、甘辛いタレ。)))
ここのお店は店内の真ん中に大きな一枚板が敷かれていて、それを長テーブルのようにして両サイドに準じ座っていきます。
このスタイルがまた楽しいのですね~。突き当たりの壁には立派な神棚、お品札がズラリとかけられています。
お隣には、かなり"通"な雰囲気の、中年男性がひとり。角枡に溢れた冷酒をすすりながら、サイドディッシュ(?)の鯉のあらいに箸を運んでいます。この方の食べ方を見習いながら、頂くことにしました。
西の民には少々濃い味付けで、こちらでもお茶をおかわり。

2011年2月18日金曜日

お江戸の味(1) あんこう鍋のいせ源

上京の機会の折、ひそかに楽しみにしているのが、お江戸グルメ。
今回は、あんこう鍋のいせ源に行ってきました。
老舗、老舗・・・と聞くから「料亭」のイメージでしたが、そこはお江戸流。早い、気さく、粋。
下足札をもらって、小さな座卓テーブルが並ぶ座敷に通されると、ホイ、ホイ、ホイと、座布団、おしぼり、お茶がでてきて、一息いれるか入れないかで、「コースか単品か」みたいなシンプルなオーダーの注文を取りに来ます。
せっかくなので、コースを・・・。
ちょっと前菜1皿に、あんこうの煮こごり、あんこうの肝寄せ、アンコウの肝和え、アンコウの唐揚げが出て、お鍋。

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あん肝・ポン酢でいただきます。
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土鍋で鍋奉行でもやるのかな・・・肝を解かしたドロドロの鍋でグツグツやるのかな・・・などと想像していたら、既に火を通してあるアンコウ、野菜類などがどっかりもられ、すき焼き風の甘辛いつゆが入ったステンレス鍋が、ガスのテーブルコンロにかけられました。なるほど、せっかちな江戸っ子には、このテンポなのでしょう。
大男なら胡座をかくと膝があたりそうな距離の隣のテーブルでは、すでに「おじや」に入っています。
ごはんを入れて「ほら、つっつかないの!」と、お店のおばさん。
おじやの卵を溶きながら忙しく動くおばさんによると、神田のこの辺りは、「大震災のときには燃えたらしいけどさ」東京大空襲の時にも奇跡的に焼け残ったのだとか。土壁に低めの屋久杉の板の天井・・・床は「ボールが転がる」ほど微妙に斜めなんだそうです。
甘辛味にお酒で、ちょっと喉が渇きそう。)))
お茶をおかわりして、ごちそうさま。

2011年2月11日金曜日

2月の料理教室

ちょっと寒波が弱まったかと思った数日がありましたが、また再び寒くなってきました。
巷の生姜ブームにも、一層滑車が掛かりそうです。
生姜は発汗作用があり、風寒表証の寒さを吹き飛ばしてくれる食材。風邪の引きかけの時などには速効で「寒」を散らしてくれる働きがあるといいます。でも、低体温対策などの根幹の保温なら、羊肉や胡桃、棗茶なんかがよいようですよ。それと一緒に栄養を体中に運んでくれる血液を作る食べ物やその血液を巡らせる力となるエネルギーを養うことも大切。)))
そんな食材を織り交ぜて、今月の料理教室の献立は、こんな感じ。
テーマは「美肌と安神(神経を休める)・安眠」で、造血で体を養うことを意識した献立ですが、もうひとつ、お伝えしたいメッセージが、この保温対策でした。
お店では頂けない地味だけど滋味な美味しさの「胡桃と棗のお汁粉」は、かの西太后が好んで食していたというデザート。
体を芯から温め、血管疾患予防、老化予防によい脂肪酸をたっぷり含み、便秘予防効果も期待できる有り難い食材。
このお汁粉、蕎麦ちょこ1杯(120~140cc)にくるみ3粒分ぐらい入っています。
なつめの自然の甘さと合わせて・・・この季節にぴったりではありませんか。


         = 今月の料理教室 =
      ・春菊と金時人参の和え物
      ・気巡りUPの蒸し豆腐(ブクリョウ&オウギ入り)
      ・美味しく炊いた黒米ごはん
      ・西太后の美肌のもと、胡桃と棗のお汁粉
      ・台湾高山烏龍茶(青茶)と蜜棗のお茶請け

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2011年2月5日土曜日

圧力鍋


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我が家の日々の飯炊きは、シラルガンの圧力鍋が担当しています。
12,13年前、「一生モノ」「特殊ガラス加工でお水がおいしくなります!」(このお鍋で沸かしたお湯が美味しくなる・・ということは、おいしいお水でごはんを炊いていることになる!・・・と考えた)のセールスポイントで、ちょっとお高い気がしたけれど、ごはん専用に2台目の圧力鍋を購入したのでした。
圧力鍋によって、炊き時間はいろいろだけど、シラルガンは、圧力が強いのか、3合のごはんが2,3分で炊けてしまう。
お焦げも作ったり(出来たり?)して、重宝してきました。
その圧力鍋の取っ手の向こう側のハンドルが、先日ポロリと欠けてしまった。どうやら長年ガスの炎で駆使してきた為、プラスチックが劣化していたようです。ボルトで留めてあるような取り付けでないので、これは部品交換でも直らないな~~~と、「一生モン」のはずのお鍋に裏切られた気分でしたが、まあだましだましつかっていました。それが昨日の朝、フタを落としてしまい、こんどは取って部分が崩壊
いよいよ重傷です。
奇しくも明後日の料理教室では「おいしく炊いた黒米ごはん」というのがメニューに入っています。
こりゃヤバイ。
急いで、インターネットで翌日必着のクイックオーダーで注文し、本日届いたのがこの赤シラルガン。
よく見ると、10年間の間に、今回の故障に繋がった問題点があちこち改良されているではありませんか!
ハンドルは、ボルトで簡単に取り替えができるようになっているし、熱が伝わる付け根部分はステンレスコート、マニュアルにも、「劣化する前に各パーツを交換下さい」と、パッキンや取っ手等が、それぞれ部品交換できることを明記されている。
(プラスチックが劣化しますよ~と、逆説的に言ってくれてるワケです。)
これで晴れて正真正銘「一生モノ」のお鍋になったのね。
ビビットな色になって、ちょっとルンルンです。

2011年2月3日木曜日

和菓子屋の洋菓子(1)


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デパ地下は、お寿司屋はもちろん、イベント売り場、総菜売り場等々、恵方巻のオンパレード。
でも、つい先週、「さかえの店」(下垣さかえおばあちゃんの田舎風巻き寿司とおはぎのお店)の巻き寿司を、たっぷりたっぷり食べたので、どうも買う気分にならない。代わりに何かイメージの通じるモノを買って帰ろう・・・と思い、青柳に立ち寄りました。
スポンジ生地はしっかり卵色で、外側がカステラみたいな焼き色の、青柳のロールケーキ。
おいおい、これかい、イメージは・・と言われそうですが、「和」の空間で見かけたロールケーキは、どこか太巻きのイメージに通じちゃったんですよ。もちろん、1本丸ごと食べるわけではございません。
ロールケーキは、スポンジ生地が美味しくなくっちゃ!
堂島ロールよりも、こちらにワタシはそそられる。))))
クリームだって、堂島ロールほどではありませんが、渦巻き模様の間にたっぷり入っています。
口の中も胃袋も、すっかり和菓子屋のロールケーキに染まってのれんをくぐったのだけれど、残念ながら、今日は売り切れでした(涙)。
うぅぅ・・・ワタシの恵方巻・・・。
でも、代わりにこんな可愛らしい和菓子がありましたよ。
そろそろ年の数の豆が食べきれなくなってきたし、これでお茶を濁します。