2005年7月8日金曜日

7月7日ロンドンダウンタウンより


本日、ロンドンでテロが発生しました。

ちょうど、最初の爆破があったリバプール駅付近のスピタルフィールズ・マーケットへ向かう予定でしたが、幸い無事でおりますことをお知らせ致します。

ロンドン中心街の西外れにある宿泊ホテルを出る時点(午前9時半)では地下鉄の一部が火事か何かで不通になっていることのみ、コンシェルジェから知らされ、道路の尋常でない渋滞を不審に思いながらもダブル・デッカー(二階建ての路線バス)に乗り込みました。

ところが、バスがビクトリア&アルバート博物館付近(ロンドン中心地付近)に差し掛かった辺りで、乗客全員が強制的に下車させられてしまいました。(10時半ごろ)

バス内で話しをしていた方が、たまたま自然史博物館(ビクトリア&アルバート博物館の隣)にお勤めの方で、ビクトリア&アルバート博物館の企画展が実に良いと薦められ、予定を急遽変更。当博物館に入館しましたが、正午頃、博物館が出入りを禁止し、展示室を全て締め始め、入場者はホールに集められ、そこで初めて爆弾テロのアナウンスを聞いた次第です。

(企画展を薦めて下さった方、お名前も分かりませんが、助けていただきました。この出会いがラッキーでした。感謝です。)

博物館側は、西、北側道路へは絶対でないことを条件に1時過ぎに出館可能になり、一旦、博物館を出ましたが、一部の商店が閉店したりと周囲の状況が不安定なので、博物館へ戻り、早められた閉館時間まで過ごしました。

4時頃、夕刊 Evening Standardを購入し、事態の大きさに驚き、急ぎ、ホテルに戻り、現在、BBCのニュースを見ているところです。

事件のど真ん中に居ると、情報が入らず、パニックを起こすか、淡々とした時を過ごすかどちらかのようですが、私は幸い、事件発生以降ずっと後者の環境で救われています。

先ほど、空港から私達の滞在しているホテルに着いた人たちに、空港の状況を訪ねたところ、ヒースロー空港のターミナル3がevacuatedということで、心配しましたが、先ほどネットで、14:00の時点で、通常通り運行しているということが確認出来ました。

明日は、空港の混雑が予想されるため、早めの移動をする予定です。

(写真:2005.7.7 12:36 ビクトリア&アルバート博物館内)

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