2011年3月10日木曜日

3月の料理教室


3月のテーマは「老若男女が喜ぶやさしい春御膳」。
体にも体にも、主婦の手間にも優しいお料理を・・・。

          = 今月の料理教室 =
        ・蛤のふるふる蒸しスープ
        ・菜の花の胡麻風味芥子酢味噌和え
        ・清蒸鮮魚(鯛)蒸し鯛(カマ)のイシルソース
        ・茗荷生姜ごはん
        ・お漬け物 柴漬け&山芋のヨーグルト漬けなど
        ・香ばしい香りのパンナコッタ
        ・今日のお茶  龍井茶(不醗酵茶)

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ところで、菜の花って、何故芥子和えなのだろう・・・と、ずっと思っていました。
葉物なら、ゴマ和えや、お揚げと一緒に油炒めなんかでいいのでは??・・と。
ある日、陰陽五行説の五行マップを見てハッとしました。
木 ー 火 ー 土 ー 金 ー 水 に対応する味は
酸 ー 苦 ー 甘 ー 辛 ー 鹹
横に並べると分かりませんが、この5つが五角形にならべられる図で、中に☆を書きます。
この線で繋がる関係は、相克・・すなわち抑制、コントロールする関係なのでありまして、苦味と辛味が繋がっているではありませんか。
菜の花の苦みと芥子の辛味で味のバランスコントロールできているという理論になります。
ちなみに、酸味と甘味、辛味と酸味、甘味と鹹味(塩味)もそれぞれお料理をイメージすると、なるほど~~~と思える節がありました。
酢に砂糖を加えて甘酢のまろやかさ、唐辛子辛いスープに酢が入った酸辣湯も絶妙な美味しさ、そして「あまから」味、醤油と味醂、砂糖の煮物、それにみたらし団子のたれの味だ~~。)))
五行説のことは説明がむずかしいところもあるけれど、ワタクシの最初の師の言葉を借りるなら「世の中のものはみんな五で割れる(分類できる)」という概念だそうです。
さて、20世紀になって日本人の学者達により次々と発見された「旨味」の落ち着き場所はいかに??
温故知新の知恵にリスペクトを払いつつ、進化し続ける未来にも目をむけなくてはね。

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