2016年1月29日金曜日

五味子と涙




「涙もろなるいうのは、それだけ涙流すような思いをぎょうさんして、それを乗り越えてきたことの証しやいうて、聞いたことがあります。艱難辛苦乗り越えてきはったいうことです。」
火曜日のNHK朝ドラ『あさが来た』の、うめ(友近)のセリフです。

涙脆くなるのは老化現象のひとつなんて見方もあるようですが、経験の積み重ねで心が察知できることが多くなったということかも知れません)))。

中医学では、いろいろ身体が何かと “水漏れ” を起こすのは、腎虚- - - - 老化現象でもあるという見方をしたりもするようで。

尿漏れならともかく涙もろいのを老化で片づけたら、あちこちからお叱りを受けそうですが、要するに、締める力が弱ってくるということなんだそうで。
そういう時には、キュッと締めてくれる「収渋類」や氣を補う食薬がよいと言われています。


さて、写真は、韓国五味子(ごみし)。これも収渋類。収斂固渋の作用効がある食薬で、クエン酸やリンゴ酸、酒石酸など複数の酸を含みます。北国のレモン・・いや、梅(友近分する「うめ」ではありませんよ)のような存在(!?)。


  五味子:性味/帰経:   温・酸 / 肺・腎・心
      斂肺滋腎 生津斂汗 渋精止瀉 寧心安神 固精 
      慢性の咳嗽や喘息、喉の渇き 多汗 などに   
 

朝ドラに、クンタキンテ(毎週日曜BS_TBS)・・泣けるドラマの備えになるかどうかは・・・怪しい(笑)。

適度に泣くのもいいそうですし、ここは素直にお涙頂戴致しまひょ。



    



0 件のコメント:

コメントを投稿