2020年4月11日土曜日

ウイルスと細菌の違い


◎ウイルス(Virus)とは
・他の生物の細胞を利用して、自分を複製する物体(半生物?)
・細胞はなく、DNAまたはRNAだけで、蛋白質の壁(エンベロープ)に包まれているだけのシンプルな形状。
・自らは動けないし増殖できないので他の細胞に乗り移り乗っ取って(細胞がもつ仕組みを利用してコピーをつくる(増殖する)→他の細胞を利用するのでシンプルさを保っている→細菌より小さい。
・変化し易い。
・治療は・・・抗ウイルス薬(少ない)

●ウイルスが原因の病気
 天然痘 (天然痘ウイルス)
 麻疹(はしかウイルス)
 風疹(風疹ウイルス)
 インフルエンザ (インフルエンザウイルス)
 狂犬病 (ラブドウイルス)
 エボラ出血熱 (エボラウイルス)
 SARS (サーズコロナウイルス / SARSr-CoV)
 MARS (マーズコロナウイルス / MARSrCoV)
 感染性胃腸炎 (ノロウイルス)…etc.


細菌(Germ, Bacterium)とは
・単細胞微生物。細胞がある。呼吸や光合成をして自ら増殖することができる。
例えば腸内細菌。善玉菌、悪玉菌、日和見菌。その多くは日和見菌で、宿主(人間)が元気な時はおとなしいけれど、元気が無くなると暴走する(悪玉菌化する)。ちなみにカビは、微生物のコロニー。
・治療は抗生物質。

●菌が原因の病気
 結核 (結核菌)
 ペスト(ペスト菌
 ハンセン病(らい菌(抗酸菌)
 梅毒 (梅毒トレポネ—マ
 コレラ (コレラ菌
 破傷風( 破傷風菌が出す毒素
 腸管出血性大腸菌O-157 ( ベロ毒素)
 腸チフス(チフス菌
 パラチフス(パラチフス菌

 発疹チフス
 その他食中毒菌いろいろ 
   サルモネラ菌
   腸炎ビブリオ 
   ボツリヌス菌(ボツリヌス毒素)
   黄色ブドウ球菌
 

ウイルスは、自分では動けないので、ひっつかせなければ増えることが出来ない!  
特性がわかっていれば、実は滅ぼし易い筈なのに、やっぱり動いていると次から次へと増殖し続けるのでパンデミックになるという訳なのですね。))
4月3日のブログよりこれが先だったかな??

参考:イラスト図解『ウイルス・細菌 カビ』日当書院

   

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