2009年8月5日水曜日

マカオ & 香港(3)

ーーーー西洋か東洋か??

これまでの2枚の写真からすると、そんな言葉が出てきそう。

しかーし! 市場を見れば、ココは大陸?広東か?・・・豚肉ののれんが下がる、チャイナ横丁。

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【マカオ半島北部の屋内市場:紅街市(ホンガイシー)豚肉売り場にて】

ワンフロアーに肉屋がまとめられているが、肉は鶏と豚ばかり。羊や牛が無いのは、回教徒が少ないからかな?

紅街市(ホンガイシー)は「庶民の台所」・・・と言いかけて、待てよ、行くとこ歩くとこ、やたらと食べ物が溢れているから「ココが台所!」なんて言えないのである。

でも、肉屋や魚屋がこれだけ並んでいるのは、やっぱり市場ならでは。

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コレは鶏肉屋さん。
左手前の烏骨鶏、本当に真っ黒でござんす。

生きたモノしか買わないという中国人の市場だけあって、すぐ後ろにはケージがあり、コッコ、コッコと鳴いているのを、一羽ずつ目の前でシメていく。

値段に殆ど差が無いのに少し驚いた。中国では、烏骨鶏と地鶏は同じ扱いなのだとか。

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鯉(に煮た淡水魚?)は、生きたまま中華包丁でグサリ。半身をえぐり取られ、浮き袋がプックリ膨れたままを並べてある。

コレは活きの良さをアピールする為だそうだ。

高級食材の浮き袋=乾物で「魚肚(ユィドウ)」といわれるものは、この種ではなくイシモチ科のもので、色が白く厚みがあり、油が乗っていて異種のものなのだとか。

にかわ質が豊富で、漢方薬としても使われるらしい。精力増強効果があり、肺を強くするのだとか。
グロい光景も、鶏や魚ぐらいなら、すっかり慣れっこになってしまった。

内臓も、無駄なく利用する。
砂肝は、塩漬けにして干し肉になるし、鶏の腸も、開いてキレイに掃除され「ホルモン」(・・と呼ぶのだろうか?)として売られる。

同じアジア人でも、肝をしっかり食べている民は「肉食人」を感じさせる。
この細々とした処理の様子を見ていて、初めて「肝入り」なんて言葉の意味が解った気がした。




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