6月25日の日記で、スウェーデン人は " ・・・flexible as a Swede"
(皮肉だから逆の意味になる)といわれいるポストカードを紹介しましたが、さて、実際に訪れて、感じたスウェーデン人は???
なんてフレキシブルなんでしょう!
ストックホルム第1日目:
アーランダ空港から、ストックホルム市内へ向かうエクスプレス(鉄道)の中で、夫と私の2枚分のチケットを手に握りしめていたはずが、1枚しかない(!)。車掌さん(女性)が巡回してくる。ジタバタ、ジタバタ・・・。
私:「あのぉ・・・確かに、自動販売機で2枚買ったんですが、1枚しか見あたらないんです。探していますので、もう少し後来て頂く訳にはいかないでしょうか?」
パスポートコントロールでもなんでも、大体女性のスタッフは特に厳しいという印象をもっていた私は、すぐに一人分の料金を請求されることを覚悟しましたが、帰ってきた言葉は
車掌さん:「あら、そうなの。じゃ、今回はいいわ」
夫&私:「・・・・!?・・・・」
私達は、思わず顔を見合わせ、「フレキシブルじゃない!」と、思わず笑ってしまいました。
ストックホルム3日目(その1):
IKEA(郊外にあるインテリアショップ)への無料送迎バスでのこと。
このバスは、セントラル中央駅のはずれにあるバス停からIKEA正面入口を1時間おきに運行しています。私達が宿泊していたホテルは、セントラル駅から北へひと駅のRadhusetという駅付近で、そのバス停まで地下鉄で出向きました。ほぼ満席になった送迎バスは定刻通り出発し、ノンストップで北西方向へ。ハイウェーにのり一気にIKEAまで乗客を送り届けてくれました。
その帰りのバスで、おばあさんがなにやらバスの運転手さんに話しかけ、途中でバスを降りたのです。あれ?ひょっとして、セントラルのバス停以外でも降りたいところで降ろしてもらえるのかしら。
ちょっと運転手さんに尋ねてみました。(ちなみにこの運転手さん、かなりの高齢でした。)
私:「あのー、Radhuset駅付近は通りますか??」
運転手さん:「近くを通るよ。ホテルはどこ??」(お察しが早い!)
私:「Radhuset駅のすぐ近くにあるAmarantenだけど」
運転手さん:「O.K.そこで降ろしてあげるよ」
・・と、往路では通らなかったコースを通って、ホテルの真ん前で降ろしてくれたのです(!)。
西新宿にあるコンランショップの送迎バスも都庁周辺をまわって約1キロほどの距離を無料で運行していますが、短い距離とはいえ、そんなことはしてくれません。
私達夫婦は、また顔を見合わせ、「フレキシブルじゃん!」と、嬉しくなってしまいました。
ストックホルム3日目(その2):
ストックホルムの下町、セーデルマルム島のレストランのこと。
歩き疲れていたのでアルコールは控えめに・・・。グラスワイン(白)を1杯だけ注文しました。
9時を回ったころでしょうか。ウエートレスが、ワインのボトルを持ってきて、私のグラスに注いでくれるではありませんか!?
私:「え!?、おかわり頼んでないけど・・・」
ウエートレス:「ええわかっています。でも、もう9時過ぎだし、お客さんもあなた方が最期のようだから、グラスワインは空けちゃうわ」
私:「OH!!、センキュー!!」
「How フレキシブル!!」と、思わず声を出して言いそうになりました。
こんな些細なことがあって、私達の頭には「スウェーデン人はフレキシブル!」と、インプットされたのでした。まあこれも、気持ちに余裕があるってことでしょうか??
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