私達は、朝食がトーストとコーヒーでも「朝ごはん」と呼び、「朝ごはん食べた〜」なんていいます。(あ、「モーニング食べた〜」とおっしゃる方もいらっしゃる!?)
どんなにパスタが普及しようと、お手軽パンが定着しようと、お米文化なのだと確信します。
ズシンと胃の腑に沈む感じが「食べた〜!」という満足感と安心感を与える。スナックではそれは得られないのよ・・・と、日本中医食用学会の副会長・理事長をしておられる中村きよみ先生のお話し。
お腹が空いて帰ってきた時、おやつは「おにぎり」が一番なのだそう。
別に特別用意しなくても、いつもちょっと一握りの残りごはんと海苔があれば・・・。
そんな「おやつ」で大きくなったと、70代にして、艶やかな健康美を保たれている中村先生。 実践に基づくこんなお話、どんな理論より、説得力があります。
食育は、子供が学ぶことではなく、おかあさんの観察力、洞察力を磨くこと。
子供には、この "ズシン" の感覚をしっかり与えていればいい。満足感と安心感が得られれば、切れる子供にはならない。
そんな趣旨のお話しが、なんだかとても懐に落ちるのでありました。
1本の点滴よりビタミン剤より、「もうひと口」のごはんですよ! と、内科医のお医者様のお話もリフレインします。
食べるチカラが治癒力をも引き出してくれるのかもしれません。
稲作が日本に伝わったのは、紀元前3千年頃。5千年以上も生きる糧であり続けたごはんは、私達の体内に絶妙な酵素バランスを作り、遺伝子に組み込まれているのかも知れません。
化学では語り尽くせないチカラがまだまだ・・・沢山あるように思います。
ちなみに、お米は、氣を養い、体を益する食べ物。帰経は脾胃、胃を立て直し、精神不安、イライラにもよいと、食医の見地からも言われています。(今更何を言ってる・・と言われそうですが。)
ストレス社会に生きる日本人を支えてくれるのも、ごはんかもしれません。
新米の季節、ごはんは一番のご馳走たり得る・・・!
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奥出雲・仁多米のぎんしゃり♪ |
新米の季節、玄米食をなさっている方が、コレで挫折した・・・
というお話し、よく聞きます(笑)。