2011年1月30日日曜日

ポーチドエッグ・・・!?


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昨年、イギリスで見つけた面白グッズ。
「ポーチポッド」。
こうやって、お湯に浮かべると、きれいなポーチドエッグが出来るというシリコン製のクックツール。
実は、今日初めて使ってみました。
うどんを茹でる鍋に浮かべて・・・。
なかなかいいバランスで浮かんでいます。素で茹でるポーチドエッグよりちょっと時間が掛かりますなあ)))。
「不器用な国民性の国ほど便利な(?)道具が発達する」と、季刊誌『四季の味』のコラムで、料理研究家、小山惠子さんが書いていたのを思い出しました。
やっぱり道具に頼るより、ちょこっと腕を磨いていくことにしましょ。

2011年1月26日水曜日

ガレット・デ・ロワ


広島で一番お気に入りのパティスリー「マロニエ」(西区観音)。
冒険しすぎず、奇をてらいすぎない堅実な味・・・香料や洋酒を効かせすぎず、素材の香りを活かされた美味しさは素材が良いからこそ。
こんな類の美味しさは、「そろそろ、アレ、食べたいな・・・」と、定期的な切望感を呼ぶ。
マロニエのパイ菓子は、そんなお菓子のひとつ。
しっかりめの焼き色に酸味のある紅玉林檎のフィリングのアップルパイや、岩根栗(岩国の大きくて甘味があってホクホクの栗)の自家製渋皮煮が入ったマロンパイ、そして・・・・・・!
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この、新年にいただくお菓子 "ガレット・デ・ロワ(=galette des rois/「王様のお菓子」の意)”。
アーモンドプードル入りのほくほくフィリングのこのパイもまた、絶品です。
このお菓子にの中にはフェーヴ(fève)という小さな陶器のお人形が入っていて(実際のケーキでは粒アーモンドで代用されています)、切り分けたときにそれが当たった人は、王冠をかぶり、その日は「王様/王妃様」、そしてこの1年は良いことがあると言われているのだそうです。
「ガレット(=galette)」とは「円形のお菓子」を指すそうなので、ガレット・デ・ロワは、パイ菓子とは限らないそうですが、附属で冠がついてきます。(写真では、冠と一緒に撮るのをうっかりしてましたXXX。)
一年ぶりのガレット・デ・ロワに舌鼓を打ちました。
それにしても、今年のフェーブは、男の子が乾布摩擦してるみたいななんだか奇妙なモチーフ(笑)。

2011年1月23日日曜日

酒もなか


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     器は防府・泰山窯の加藤重美先生からの贈り物(感謝!)
結構好きなんです。
お菓子処高木が季節モノで出しているのがこの酒最中。
ここの最中は予てより定評があるけれど、「酒最中」があったとは知りませんでした。
昨年、MUNI広島ギャラリーでお会いしたMs.Oさんから、この時期だけ限定でつくられているのよ~と、教えていただいたのでした。
ほんのりお酒の香りがなんとなく懐かしい)))。

2011年1月18日火曜日

『貝と羊の中国人』

お金の形を模った餃子をたべたり、お葬式には、あの世でお金に困らないようにと、紙銭(お札に似せた紙の銭)を燃やしたり・・・。中国を旅すれば、交通整理の警察官が賄賂で買収されるし、手術の順番も賄賂次第・・・(!?)。

現代中国の表層をみていると、お金しか信じていないのか~~~という印象を抱いてしまいます。

あまりに広大で、あまりに多面的で、他民族的で、とらえようのない国として手に負えない感が強い中国ですが、この中国の本質を丸ごと大きくとらえて、先祖から受け継ぐ貝の文化と羊の文化で語っているのが、著者の加藤徹氏。

「貝の文化」とは、有形の物在に関わる漢字、寶(宝)、財、費、貢、貨、貧、販、貸、買、賜、賃、賭、贅・・・など。

「羊の文化」とは、義、美、善、養、犠、祥、羨・・など。

日本民族が、弥生人と縄文人の融合からはじまるように、イギリス人が在来のケルト人と征服したアングロサクソンで生まれたように、中国も、東方の豊かな地で財貨的な価値を信じていた殷と、その後から入ってきた遊牧民族的で羊を宝としてきた周の気質が合わさっているといいます。

東方のユダヤ、華僑の商才と儒教や共産主義に象徴されるイデオロギー性。

でも、"羊の文化をリファインして創られた" 儒教の産みの親、孔子は、貝文化の殷人の末裔なのだそうです。

なるほど、日本の物差しでは測りきれない国な訳です。

軽やかな語りだけれど深~い話が盛りだくさん。

貝銭の形の餃子を作っていたら、『貝と羊の中国人』を読み返したくなりました。




2011年1月15日土曜日

紅色餃子


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皮の色、なんだか少し赤色が強すぎた感じですが・・・紅麹米の色です。 紅麹米、食紅に匹敵する美しい赤です♪
焼くより茹でる方がキレイですが、ハレの日餃子の名残で作りました。

紅麹は大変体にいいもの。自然のサプリとして毎日取り入れたいところです・・・御飯に混ぜて炊くいたら、どぎつくて、東南アジアあたりのお供え物みたいになりますが(苦笑)。
さり気なくないと、続かないですねえ))))。

2011年1月13日木曜日

ハレの日餃子

広島は、氷点下の寒い日となりました。
春は未だ先・・・のように感じますが、春節の餃子を一足早く教室で作ります。


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ハレの日らしく餃子に彩りを添えて・・・。
(茹でる前の餃子を並べている台は排排簾(パイパイリャン)と呼ばれるコウリャンの茎でできたもの。餃子がくっつかない優れモノ。)


中国では、春節(旧正月)にお金の形(お金が貝だった名残がありますね)を模った餃子を、縁起物として頂くのだそうです。
日本でいえば、豊かな1年を願っておせちに取り入れられる栗きんとん!??
山梔子で色づけされた黄金色は、輝く財宝のイメージ・・豊かさと勝負運を願ってのものだとか。
餃子をたべて、不景気脱出・・・とはいかないでしょうけれど、元気は宝!
餃子パワーで元気になります!

2011年1月11日火曜日

2011年 初教室


初料理教室!
ベテラン主婦・マダムチームの料理教室(?)で今年の幕開けとなりました。
"?" 印が付くのはご想像にお任せ致します(笑)。
冬の養生を意識しつつお正月のディトックスを試みたメニューは・・・
 ・大根とからすみの前菜(これは場外モノ)
 ・開運近江八幡の赤こんにゃくをアクセントにしたこんにゃくムニエル
 ・入り黒豆のごはん
 ・あわび茸とフカヒレの広東風醤油煮 青菜添え
 ・デザート:黒米牛乳粥
 ・中国茶&干し柿バターと胡桃のお茶請け
近江八幡の赤こんにゃくは、まるで「新鮮な」レバーのような様相ですが、味も食感もまったくこんにゃく(笑)。
なんでも、ハデ好きの織田信長が、「左義長まつり」を盛り上げる為、こんにゃくまで赤に染めさせたことがはじまりだとか。
赤色は、添加された三二酸化鉄によるものだそうです。故に、こんにゃくなのに、鉄分が豊富な食材という訳なんです。
こんにゃくと言えば、ダイエット食の代表でカロリーも栄養もないような印象ですが、カルシウムが牛乳の1/3ぐらい含まれているのです。(アルカリ食品だし。)
そして、この赤こんにゃくには、プラス鉄分
でも、栄養素というのは、決して単体では吸収されないことを頭に留めておきた~いっ!
鉄の吸収には、ビタミンC,更に造血にはビタミンB12や葉酸が必要ですし、カルシウムの吸収にはビタミンDが必須なのでした。
今日のメニューでいくと、ビタミンCは、青菜(今日は青梗菜でした)、ビタミンDは・・鶏ガラスープに干し椎茸を加えておくといいかな)))。細かいことをいえば、砂糖の代謝過程でカルシウムやビタミンが使われるので「入っているからOK」と考えるのはちょっと安直ですが。
苺なんぞ2,3粒添えるとグーですね。
・・・っととと。栄養士さんみたいなことを語ってしまいました。お許しあれ~~~。
近江八幡の赤こんにゃく、これで糸こんにゃくがあったら、なんだかスゴそうです。血管みたいで・・・??
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2011年1月1日土曜日

2011年 新春


あけまして おめでとうございます

元旦。初詣に、尾道の御袖神社に行ってきました。
ここの手水舎に、かわいい兎の竹細工が・・・!
氏子さんが毎年竹で干支を作って飾っているのだそうです。

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お見苦しくて、ごめんなさい!