ホットケーキ談で思いがけずおやつ懐古したついでに、今日はビスケット談。
〔森永マリービスケット1箱〕V.S. 〔チュッパチャプス、チョコベビーかチョコボール、そして小梅か小夏〕。
小学校の頃、遠足のおやつは、まずこの両者を天秤に掛けることに始まるのが常だった。
駄菓子屋通いの下町育ちには、森永マリーはスペシャル感あふあれ、友達との交換率の高いお菓子。このビスケットを、なんとか日常的なものにできないか))))。
そこで、私は「自分で作る」ことを思いついた。
お菓子は買わないが材料費なら出すのが教育ポリシー(?)だった我が家。
レシピさえあれば何とかなる。
母の書棚から『手づくりのお菓子』/日本放送出版協会を引っ張り出し、ページを捲ると・・・
「ホットビスケット & ビスケット」があった。
写真には、今で言うスコーンらしき代物と、その三分の一ぐらいの厚さのビスケットが載っている。
ホットビスケットってなんだ?
レシピを比較すると、前者には卵が入るが後者は卵が入らない。
解説には「お菓子というより主食に近い甘味の少ないもので、硬めに焼いたビスケットは大急ぎの朝食にも便利です。ホットビスケットはバターや手作りのジャムを付けてどうぞ」とだけある。そういえば、コマーシャルで「牛乳だけで練った・・」なんてコピーを聞いたことがあるゾ。
そこで私は、ホットビスケットはさておき、後者の「ビスケット」のレシピに従ったのだった。
・・・が、なんだか甘さの足りないパサパサクッキーもどきが出来上がってしまった。
うーーーん)))
次に、市販のビスケットの裏表示「原材料」のところをチェックしてみた。
「小麦粉、砂糖、生乳、植物性油脂、練乳、膨張剤、食塩、膨張剤、香料」とある。
先のレシピに練乳とショートニングを加えて再チャレンジした。
その出来は、なんとなく味はイメージするビスケットに多少近づいたかと思えたが、やはりほど遠い出来だった。))))
それからしばらくしたある日、図工の授業で粘土で作品を作った。
肌色の土を平らにのばし、コップで型抜きし、数カ所竹串で穴をあける。乾くとビスケットに見えた。
大きなため息がでた。
これで私のビスケットの思い出は終わり。
前振りのつもりがすっかり長くなってしまったが、ここで、語りたいのは、ホットビスケットが、ハットビスケットではないか!?ということ・・・・じゃなくて、ホットビスケットとスコーンについて。
アメリカでビスケットといえば、プレーン・スコーンのこと。
もう昔話になってしまうが、ルームメートが円柱のパッケージに焼くだけにしたスコーン生地が入った冷凍食品を買ってきた。
製品名は確か「(Quickとかなんとか)ビスケット」とあった。
これをオーブンで焼いて、ソーセージやオムレツと共にパン代わりに食べる。
甘さが殆ど無く、おまけにショートニングが使われていたのかバターの香りも殆どしない粉っぽいもので、あまり美味しいとはいえなかったが、小麦粉が主食だとこういうのもアリなのかと妙になっとくしたものだ。
一方、お店で「スコーン」という名前で売られていたのは、レーズンやブルーベリーを混ぜ込んだ生地を団子にして焼き上げたようなジャンボソフトクッキー(?)のようなものだった。
クッキーがお茶菓子というよりはカロリー補充用軽食として食される文化の国を実感したものだが、なかなか大らか大ざっぱで面白い。
さてイギリスでビスケットといえば、ハードタイプのクッキーのようなもの。ホット・ビスケットに当たるものは専らスコーンと呼ばれている。スコーンのルーツはスコットランドのオーツ麦とバターミルク(またはサワークリーム)で練った生地でつくられる菓子パンなのだとか。
そもそもビスケットの語源は、ラテン語のビス・コクトゥス(bis coctus)
〔森永マリービスケット1箱〕V.S. 〔チュッパチャプス、チョコベビーかチョコボール、そして小梅か小夏〕。
小学校の頃、遠足のおやつは、まずこの両者を天秤に掛けることに始まるのが常だった。
駄菓子屋通いの下町育ちには、森永マリーはスペシャル感あふあれ、友達との交換率の高いお菓子。このビスケットを、なんとか日常的なものにできないか))))。
そこで、私は「自分で作る」ことを思いついた。
お菓子は買わないが材料費なら出すのが教育ポリシー(?)だった我が家。
レシピさえあれば何とかなる。
母の書棚から『手づくりのお菓子』/日本放送出版協会を引っ張り出し、ページを捲ると・・・
「ホットビスケット & ビスケット」があった。
写真には、今で言うスコーンらしき代物と、その三分の一ぐらいの厚さのビスケットが載っている。
ホットビスケットってなんだ?
レシピを比較すると、前者には卵が入るが後者は卵が入らない。
解説には「お菓子というより主食に近い甘味の少ないもので、硬めに焼いたビスケットは大急ぎの朝食にも便利です。ホットビスケットはバターや手作りのジャムを付けてどうぞ」とだけある。そういえば、コマーシャルで「牛乳だけで練った・・」なんてコピーを聞いたことがあるゾ。
そこで私は、ホットビスケットはさておき、後者の「ビスケット」のレシピに従ったのだった。
・・・が、なんだか甘さの足りないパサパサクッキーもどきが出来上がってしまった。
うーーーん)))
次に、市販のビスケットの裏表示「原材料」のところをチェックしてみた。
「小麦粉、砂糖、生乳、植物性油脂、練乳、膨張剤、食塩、膨張剤、香料」とある。
先のレシピに練乳とショートニングを加えて再チャレンジした。
その出来は、なんとなく味はイメージするビスケットに多少近づいたかと思えたが、やはりほど遠い出来だった。))))
それからしばらくしたある日、図工の授業で粘土で作品を作った。
肌色の土を平らにのばし、コップで型抜きし、数カ所竹串で穴をあける。乾くとビスケットに見えた。
大きなため息がでた。
これで私のビスケットの思い出は終わり。
前振りのつもりがすっかり長くなってしまったが、ここで、語りたいのは、ホットビスケットが、ハットビスケットではないか!?ということ・・・・じゃなくて、ホットビスケットとスコーンについて。
アメリカでビスケットといえば、プレーン・スコーンのこと。
もう昔話になってしまうが、ルームメートが円柱のパッケージに焼くだけにしたスコーン生地が入った冷凍食品を買ってきた。
製品名は確か「(Quickとかなんとか)ビスケット」とあった。
これをオーブンで焼いて、ソーセージやオムレツと共にパン代わりに食べる。
甘さが殆ど無く、おまけにショートニングが使われていたのかバターの香りも殆どしない粉っぽいもので、あまり美味しいとはいえなかったが、小麦粉が主食だとこういうのもアリなのかと妙になっとくしたものだ。
一方、お店で「スコーン」という名前で売られていたのは、レーズンやブルーベリーを混ぜ込んだ生地を団子にして焼き上げたようなジャンボソフトクッキー(?)のようなものだった。
クッキーがお茶菓子というよりはカロリー補充用軽食として食される文化の国を実感したものだが、なかなか大らか大ざっぱで面白い。
さてイギリスでビスケットといえば、ハードタイプのクッキーのようなもの。ホット・ビスケットに当たるものは専らスコーンと呼ばれている。スコーンのルーツはスコットランドのオーツ麦とバターミルク(またはサワークリーム)で練った生地でつくられる菓子パンなのだとか。
そもそもビスケットの語源は、ラテン語のビス・コクトゥス(bis coctus)