2016年1月29日金曜日

五味子と涙




「涙もろなるいうのは、それだけ涙流すような思いをぎょうさんして、それを乗り越えてきたことの証しやいうて、聞いたことがあります。艱難辛苦乗り越えてきはったいうことです。」
火曜日のNHK朝ドラ『あさが来た』の、うめ(友近)のセリフです。

涙脆くなるのは老化現象のひとつなんて見方もあるようですが、経験の積み重ねで心が察知できることが多くなったということかも知れません)))。

中医学では、いろいろ身体が何かと “水漏れ” を起こすのは、腎虚- - - - 老化現象でもあるという見方をしたりもするようで。

尿漏れならともかく涙もろいのを老化で片づけたら、あちこちからお叱りを受けそうですが、要するに、締める力が弱ってくるということなんだそうで。
そういう時には、キュッと締めてくれる「収渋類」や氣を補う食薬がよいと言われています。


さて、写真は、韓国五味子(ごみし)。これも収渋類。収斂固渋の作用効がある食薬で、クエン酸やリンゴ酸、酒石酸など複数の酸を含みます。北国のレモン・・いや、梅(友近分する「うめ」ではありませんよ)のような存在(!?)。


  五味子:性味/帰経:   温・酸 / 肺・腎・心
      斂肺滋腎 生津斂汗 渋精止瀉 寧心安神 固精 
      慢性の咳嗽や喘息、喉の渇き 多汗 などに   
 

朝ドラに、クンタキンテ(毎週日曜BS_TBS)・・泣けるドラマの備えになるかどうかは・・・怪しい(笑)。

適度に泣くのもいいそうですし、ここは素直にお涙頂戴致しまひょ。



    



2016年1月23日土曜日

寒波到来の備え

酒粕の甘酒に乾姜の煎じ液を加えて・・・


貼るお灸。小さなカイロみたいだけど、低温火傷しない有り難いシロモノ。
冷えのツボに使って、効果UP。

ただでも温まる甘酒に、温効果+αで、今年一番の寒波に備えます。

  ・甘酒+バニュルス酒(または、赤玉パンチなど)
  ・甘酒+日本酒(これは正統派過ぎ?)
  ・甘酒+牛乳(まろやか〜)
  ・甘酒+乾姜&肉桂の煎じ液 (薬膳的〜♪)

先手先手の食養生。

2016年1月15日金曜日

陰陽を遊ぶ♪



アンデルセンに入っていたジャン・ポール・エヴァンで、限定商品のチョコレート2種を購入。
月と太陽ーーー「陰と陽」です。

冬至も過ぎ、春分にはまだ遙か遠い今日この頃ですが、絶妙なペア。
東洋哲学をチョコに重ねるのはちょっと無理があるでしょうか。

値段をみていつも思うこと→高級チョコレートは・・・もはや食品ではない!

この一粒は、凝縮されたセンス、アイディアの結晶。
さて、それをどう享受するか。

ふっふっふ。
整いましたわよ♪



※ジャン・ポール・エヴァンは、19日から広島三越に移転することになったようです。2日でお引っ越し。素早い!




アンデルセン 〜Farewell to be reborn!




広島のランドマークのひとつ、アンデルセンが明後日で閉店となります。
最後に拝もうと、お店へ足を運びました。

被爆建築のアンデルセン(旧三井銀行広島支店/旧帝国銀行広島支店)。
(株)高木ベーカリー(創業者高木俊介)が建物を買い上げたのが1967年。

アンデルセンの建物史を辿ると、自分の生い立ちも、戦後の再建と共にあったことに改めてハッとさせられます。

Fearwell to be re-born!

広島のルネッサンス、しばしのお別れに。





2016年1月12日火曜日

銀杏の葉

銀杏好きなので、銀杏のありがたい効能を頭の中で反芻しては、殻を割って食べています。
過食すると、中毒症状が出ることがあると聞きます。その量の目安は、子供は5粒まで(一粒でも当たることがある!?)、大人は10粒程度にしておくこと、多くても20粒迄・・・とか。
つい…つい…手が出て、毎度10粒は軽くいってしまっていますが、まだ当たったことはありません。

*銀杏(実)
 性味: 平 甘・苦・渋(小毒)/ 帰経: 肺・腎
 化痰止咳平喘類 斂肺定喘 収渋止滞(帯下、遺精、頻尿、尿失禁など)


ありがたいのは、種だけでは無いみたい。
こんな記述を見つけました。

http://www.motoji.co.jp/news/?action=detail&id=629

葉っぱの虫除け効果。
干した銀杏の葉を着物の間などに入れておくと、虫に食われなくて済むのだとか。
また「虫食いのない古文書には銀杏の葉が挟んであった(!)」という話もあります。

銀杏の葉っぱといえば、海外で、Ginko Bilobaなんてサプリになっていたのを思い出しました。

その効能は・・・

Ginko Biloba will improve memory and sharpen thinking.
………also improves Blood flow to the brain and acts as an antioxidant.

脳の血流促進、記憶力、思考力UPに。そう、アルツハイマーの予防にもいいとか!

 *銀杏(葉)
  性味:平 甘・苦・渋 / 帰経:心・肺  小毒
  秋に採取。斂肺、閉喘、止痛の働き。肺虚の咳などにも。

銀杏の木のまな板にはお世話になっていても、葉っぱの効能のご厄介になったことはまだない。次の秋には銀杏茶など、やってみようかな。



便利な銀杏割り♪このせいで、つい食べ過ぎてしまう。

2016年1月9日土曜日

胡桃


胡桃。冬の、最もシンプルな養生食。
古の人は、このカタチに「脳に良いに違いない」と、思ったらしい。
自然が人に与えたヒントでしょうか。

一日3ケ。脳の栄養。
オメガ3脂肪酸の宝庫でもあります。(何事も、食べ過ぎには・・・注意!ですが)
タンパク質を含み、血行促進、代謝UP、不眠改善・・・で、冷え・老化予防、便秘予防、美肌、美髪に。プラス肉桂、蜂蜜で、冬の冷えと乾燥が原因の便秘などにも(!)。

しこたま殻を割っていると、ある発見が。
胡桃の割れ目に添って割ると、4等分に。。。添わさず、割れ目の無いところを割ると、写真のように脳のカタチに二等分できます。
加減よく軽くトンカチでヒビを入れてわりました。この方が、脳に良さそう・・でしょ♪

実は「ストレス発散に叩き割ってw」と頂いた胡桃です。
トンカチ割りは、思わぬ効用がある?? 
幸い叩き割らねばならぬ程のストレスはございませぬ(笑)。


*胡桃肉  性味:温(熱)・甘   帰経:腎・肺・大腸
      補腎助陽 斂肺定喘 潤腸通便


2016年1月1日金曜日

注連縄


今年の注連縄。宇和島の上甲さん作、宝結び。
愛媛なのに、みかんが付いてません(笑)。でも、いいでしょう?

たわわに実った稲穂付。日本文化の原点です。

残念ながら、マンションの扉では、すずめが遊びに来てはくれませんが。

お米は日本人の氣の源。
今年は、粋を大切に過ごしていきたいと思い、ちょっと気張った注連縄です。



今年も  どうぞ  宜しくお願い致します。