2012年4月29日日曜日

よもぎもどっさり・・・!


美しいヨモギさんどっさり・・・!!
「近所で犬のおしっこがかかっていなさそうなものを集めるのは大変」とこぼしたら、義母がどっさり摘んで送ってくれました。犬の散歩コースに入らない土手で摘んでくれたそう。
ゆで汁をせっせとお風呂に注いで、今夜はクロロフィル風呂。

我が家は炊飯器もないのに、もちつき機を買ってしまいました。
ヨモギのた〜ぷり入った草餅つくりまーす。



ヨモギ(艾葉)
性味/帰経: 温・辛・苦/肝・脾・腎
経絡を温め、主に月経過多症や月経痛、冷えによる痛みなどによいとされています。
煎じて飲むと、健胃、腹痛、貧血、冷え症に。または煎じ液をお風呂に入れても温まる。
理血&止血の効果。



2012年4月28日土曜日

どっさり・・・!


筍どっさり、木の芽もどっさり枝ごと届きました。

筍を食べるためにイギリスからの帰省をちょと本気で考えているSさん。
この時期の木の芽和えのために、山椒を植えているTさん・・・etc.。
竹の子の木の芽和え、若竹煮、竹の子ごはん、土佐煮、天ぷら、お吸い物・・etc.

世界一筍を食べてる民族・・・それは、きっと日本人!
そう思うのであります。


2012年4月25日水曜日

ブラッディ・ブラッドオレンジ


毎年この時期に楽しみにしているブラッドオレンジ(広島・瀬戸内産←お国自慢)。
しっかり赤色が入って今年は表の年みたい。
ジュースにすると・・・


益々ブラッディーです♪

イタリア産のものに比べると、味は、少しオレンジっぽさが強いですが、どうしてなかなか・・・! 

2012年4月20日金曜日

5月の健美膳

チャイナスウィーツ&中国茶でアフタヌーンティー

五月は平素の薬膳的お膳から離れてアジアンスウィーツと中国茶で楽しむアフタヌーンティーの企画です。気負わない素材で作れるアジアンスウィーツと共に、醗酵度の違いを楽しめるセレクトの茶を・・・。
サイドトーク:「お茶とお砂糖のヒストリア」
〜お茶とお砂糖がいざなう世界史や薬膳の中のお砂糖談など

 ・開口笑
 ・愛玉子(オーギョーチ)のデザート 
 ・茶葉梅・青梅漬け・乾菓(ナッツ・ドライフルーツ)など
             plus
         ・中国茶 三種(〜緑茶・白茶・青茶より)


          難易度:★☆☆☆

2012年4月8日日曜日

モーンゲベック

ブーランジェリー・ヒロ(広島市中区白島中町)

モーンゲベック。モーンは黒いプチプチ...ブルーポピー=ケシの実。ヨーロッパ菓子やパンにもよく使われているけれど、けっこう好きなんです。
あんぱんや栗饅頭にもついてましたっけ。

ブルーポピーなんて可愛い名前だけど、ケシといえば、連想するのはアヘン。
アヘンは、ケシの実の液汁からできるのだとか。
なんだかおっかない "悪"のイメージですが、最初からそうではなかったみたい。

メソポタミアでは「歓喜・至福をもたらす植物」とされているし、ギリシャ神話では、眠りの象徴、古代ローマでも鎮痛、催眠の効果が期待されていたとあります。
また、中国には紀元7世紀頃、唐代にシルクロードを辿って入ってきて「薬用植物」のような位置づけがあったみたい。(三国志の時代には既に麻酔に使われいたという指摘も・・!?)
明代に記された生薬の集大成『本草綱目』には、種の部分〔米)は「胆石の毒による食欲不振の場合、粥にして食すとよい。風邪を治し、熱を下げ、吐き気、胸焼けを治す。下痢を治し、体内を潤す」と、殻の部分は、下痢止め、慢性の咳、心腹筋骨の痛み止め、茎の部分も熱を取る働きがあるなどと、記されているのだそうです。(譚路美『阿片の中国史』より)

ポピーシード、もろ「実」=アヘンのもとじゃないですか!?
・・と一瞬思ったけれど、阿片は成分を抽出して濃縮して・・・と、麻薬になるまでにはちょっとした加工プロセスがいる訳で、自然界にあるままの姿だと良薬の効能も期待できるものということかな。
食べ物の栄養や、化粧品などの成分しかり。なんでも濃ければいいってもんじゃない。
自然界が用意してくれた適度な在り方...大切です。

さて、このモーンゲベック、ケシの催眠効果に期待して、お夜食にパクッ。

4月の料理教室


4月 柑橘と春野菜で”理気力” UP!


      ・4月の滋味スープ:「文思豆腐」乾隆帝の愛した春野菜のスープ 
      ・お魚まるごとキンカン甘酢ソース
      ・ごはん
      ・陳皮風味の塩麹漬け物
      ・オレンジ香るフルーツディップ

     エッセンシャル食材: キンカン   陳皮   山査子 碧玉筍   柑橘のリキュール

2012年4月2日月曜日

黒くわい


日本のクワイとは随分風貌のちがう(品種も違う)中国クワイ。またの名を烏芋、水芋、馬蹄、馬臍・・とも。
クワイは、芋のように畑に育つのかと漠然と思っていたけれど、イネの様に水生植物。ちがうのですね。
英語名も water chestnuts 水の栗・・・となっています。
「栗」とは・・・この風貌を上手く言ったものです。(私の第一印象は"カブトムシ !"だったけど・苦笑)
でも、食感は、栗や芋のホクホクではなく、繊維の目を粗くした蓮根と梨を併せたようなシャキシャキ。

ちょっと季節外れですが、中国野菜を取り寄せるついでがあったので、生で買ってみました。

タイのデザート「タプティム・プロープ」をつくりま〜す。


  黒慈姑(くろくわい):カヤツリグサ科 性味/帰経:甘・微寒/肺・胃・大腸
             清熱生津・化痰消積・潤腸通便・(熱がこもっている状態、目の充血にも・・・。)

  慈姑(くわい):オモダカ科の水生多年草。性味/帰経:甘・苦・微寒/心・肝・肺
          活血化瘀類。行気通淋・化痰止咳(黄色く粘っこい痰が出るときに・・)
             


『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

シネマンマ 番外編

見てきました。『The Iron Lady』。

メリル・ストリープの迫真の演技と安定感・・・!
首相になるまでのM.サッチャーのバックグラウンド、在任中のイギリスで起こっていたことが、フラッシュバックで描かれていて、小気味よいテンポ。

M.サッチャーさん、数々の名言も残されているのですね。
その中の幾つかは、映画でもでてきましたが、思わずグッときたのがコレ。


"「考え」が「言葉」になり、「言葉」は「行動」になる。
それはやがて習慣になって、その人の人格をつくる。そして人格は、その人の運命となる。「考え」が人を創るのよ。”

”この頃は、何を考えるかよりどう感じるかということばかり気にされるようになった…”

プロパガンダに支配されている現代、諸事をイメージや印象だけでとらえがち。そんな中で、理論的にはおかしいことが、そのままになって阻止されず、その結果、起こるべきして起きる事件の数々・・・。イメージはしばしば意図的に作られ操作されていることを常に頭の片隅に置き、今一度「考えて」いかなくてはいけない。
お行儀よく受け身な姿勢で構えてはいられない時期がきているかも。



おまけ。 "「(地位に就いて)何をするか」でなく「誰(権力の地位)になるか」ばかり考えている人が増えた。”

これも・・・グッときました。