2019年7月29日月曜日
次回料理教室のご案内
今年は、長い夏休みを頂いております。
アウトプットするにはインプットもしっかり出来ていないと。
机の周りにできた「積ん読」が、雪崩を落とさないうちに、少し消化しておきたいと思って。
それから!
体力作り月間!!
昨今の猛暑の夏、海に山にとアクティブなこれまでの夏休みのイメージは一掃され「運動を控えるように」と警告が出るほど。ただでも食欲減退で苦手な夏なのに、運動もできないとなると、筋力ダウンの心配も。涼しいジムなどに出掛けて涼しい中で筋トレしたり、ちょっとゆったりと自分の体と向き合う時間をもちたいと思っている次第。
ついでに、腸活も実践中。
長い言い訳になりましたが、そんな最中にも、今年の下期教室の準備を少しずつ手がけています。
9月のテーマはお豆腐。そして四川料理♪
「当たり前のお料理をより美味しく!」という今年のテーマに則り、メインディッシュは、麻婆豆腐。
スパイス・スタディは、麻婆豆腐に欠かせない山椒!
山椒も、いろんな種類、香りの違いがあるのです!!
お豆腐は、今や日本料理には欠かせない食材ですが、そのルーツはやはり中国。
中国では、豆腐は「国菜」(=国を代表する料理)といわれているそうで、毎年9月15日には、豆腐のお祭りまで開かれているのです(於・安徽省淮南市)。
今では世界中に広がる、すっかりグローバル・ヘルシーフード。
日本には、奈良時代にあの、鑑真和上が伝えたといわれています。中国では、紀元前の前漢に淮南王劉安によって生み出されたという説が語られていますが、庶民に普及する迄には相当な年月を経たようです。
豆腐は、腐乳、臭豆腐、凍豆腐、油豆腐、豆腐乾、豆腐皮、香乾・・・等々、様々な形へ派生し、食べ方も用途も料理も、江戸時代日本の「豆腐百珍」どころの騒ぎではなく実に多岐に渡っているのだ(!)。まったくおそるべし、中国料理!!
それらを鑑みれば、「麻婆豆腐」など入り口の入り口ではありますが、麻婆豆腐ほど、作る人によってバラエティに富み味わいも異なる家庭料理も珍しいのではないでしょうか?
今回は、麻婆豆腐を切り口に、四川料理とはどんな料理ぞ!?という探訪も、試みたいと思います。
四川料理ってことは、辛いんですね。。。??と、ご心配の方もいらっしゃる?
ご心配なく!
インドにもミルク粥があるように、四川にも優しいお料理があります!!
優しいお味と「麻(マー)」なピリピリでメリハリを出しながら、夏の疲れた脾胃にも優しい取り合わせにしたいと思っています。
【料理内容】
・呉汁&豆乳
・炒りこんにゃくの山椒風味
・本当の麻婆豆腐
・魚香茄子
・ごはん
・デザート:豆腐花
・パイナップルとハーブのスムージー
・美味しい中国茶
※料理内容は、一部マイナーチェンジがある可能性があります。
日時:2019年 8月31日(土) 11:00〜15:00
9月 4日(水) 10:30〜14:30
7日(土)、8日(日)10:30〜14:30
20日(金)
お申し込みは、8月1日から、メールにて。
2019年7月23日火曜日
サブレ from リベルターブル
サブレ ヴィエノワユイルドリーヴ |
時に手厳しい批評もする食通の友人曰く、「ひとつのお菓子がヒットしたからって他のお菓子も全て美味しいってわけじゃない」と。
彼女ほど手厳しくも食通でもないけれど、私もこれには全く同感です。
ついこの前も、パウンドケーキが美味しいお店のアップルパイが、あまりに普通で拍子抜けしたところ。もちろん、生産者の誠実さは全ての商品に感じられ、どれもそれなりに美味しく仕上がっているのです。が、人気の一品が、あまりにドンピシャと美味しいものだから、他のそこそこが、どうしてもかすんでしまうのですねえ))。
上京最終日、その彼女が、「サブレはココのコレ!」と薦めてくれたのが、リベルターブルの「サブレ ヴィエノワユイルドリーヴ」。
うぅ〜〜舌を噛みそうな名前・・・xx。
ユイルドリーブは「huile=油」、「d'Olive=オリーブの」、という訳で、バターとオリーブオイルが使われているサブレということになる。
「このサブレが食べたいモード」の彼女が、私の分も買って手土産にもたせてくれでもしなければ、ご縁が無かったかも知れない代物。だって名前すら呼べないもん。
私は無造作にカバンに突っ込んで、新幹線の中で荷物棚に上げたり下ろしたりしてしまい、持ち帰って開けてみたら、7割方が割れてしまっていました。。。涙
なんとか元の形をとどめている3枚を拾い上げ、パシャリ。(上の写真)
ほんとは、ちゃんとまん丸なのよー)))。ゴメンナサイ。
この薄さだけど、アーモンド入りです。 おそるおそるつまみ上げ、口に運ぶと舌の上でほろりと崩れて「砂(サブレ)」になります。
サブレとはフランス語で「砂をまく/ 砂で覆う」の意味があるらしいけれど、お菓子の由来はブルターニュやノルマンディーに接するイル・ド・ラ・ロワール地方の地名とも、伯爵夫人の名前とも言われています。
ともあれ、バター王国フランスのお菓子なのだから、バターをケチったらいけないお菓子ということだけは、明らか。
少しケチってオリーブオイルに??ってことではないでしょうが、油脂の分子の違いで食感に違いがでることは、ラードを使う中華菓子で学んだなあ。))
はたしてリベルターブルのパティシェ森田一頼氏の意図はどこに!??
ともあれ、ふんだんに油脂を使ったリッチなお菓子だから、ほろっ・・・と、壊れてしまうの〜〜〜〜〜!
お土産になさる方は、どうかどうか、優しく扱ってあげて下さいね。
2019年7月20日土曜日
冬虫夏草と昆虫展
冬虫夏草。私には高級漢方薬のイメージ。
でも、キノコ好き、昆虫好き、山歩き好きの人達は、別の視点で見ているんですね。
「冬虫夏草」虫からの視点での展示が、広島市植物公園で催されています。
キノコが昆虫を倒してしまう不思議さに取り付かれた調査隊の皆さんも「中草」のきのこ菌に「感染しているらしい」w。
冬虫夏草は、あらゆる虫で培養が可能なようで、土の中に潜むイモムシを始め、サナギ、成虫の蜂や蝉、カメムシのようなものにも取り付くことができるけれど、取り付いた虫によって効能も様々。
コウモリガの幼虫を媒介したものは正統な漢方薬で、補益補養の薬効があるとされますが、蝉についたものには要注意なんだとか。
騒音級の鳴き声がひびく夏の蝉が生薬になれば・・・!!?なーんて、妄想が一瞬で消えました(涙)。
冬虫夏草を知るきっかけには、「宮廷女官チャングムの誓い」のドラマでした。
あのドラマの中で、チャングムが摘みにいった冬虫夏草は、何の虫のものだったのでしょうか??
そんな疑惑が起こるので、生薬冬虫夏草は、虫付きで売られているのかも。
展示は、写真がメインで、ほぼ毎年植物公園で展示会をしています。
今年見逃した方は、また次の機会に♪
会場に入ろうとしたとき、中から子供が「きもちわるいぃ〜!」と、叫びながら駆けだしてきました。
面白いけれど、確かに気持ちが良い写真ではないとも言えます・・・と、お伝えしておきまーす(^^;)
「冬虫夏草と昆虫展」@広島市植物公園(7/24迄)
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