つくしに筍…春らしいモチーフ &「忠孝巌」の焼き印♪昔はお饅頭なんかもつくっておられたとか。 |
先の「黒田せんべい店」(あ、お店の看板にはこうありました。のれんには・・・「せんべい」と・・・、で、表札には「忠孝巌煎餅」と・・)につづきまして、職人気質〜頑固編(笑)。
暖簾をくぐると棚に、大中小のお煎餅の包みが積まれているだけのシンプルな店構え。「せんべい」の暖簾を見ただけでも、頑固なお店なんだろうなぁ〜・・・と、伝わってきます。
観光地らしからぬ店主の方の素っ気なさに、買おうかな〜どうしようかな〜〜・・と、ちょっと躊躇しましたが、店構えと店主の雰囲気に、並々ならぬ何かを感じまして、袋入り(8枚入り/600円)をひとつ購入してみました。
車の中でひとつ開けてポリポリ・・・・。
あら! 美味しい!! あら、あら、あら・・・おいし〜〜〜〜っ!
※この時の顛末が、あまりにそっくりで絶妙なブログを見つけたので、リンクしました。
もぉ〜・・・この通りのリアクションで、膝を叩いて笑いました。
是非見てね♪
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/bluewinker/57724615.html
そんな訳で、翌日もう一度このお煎餅を買いにこのお店を再び訪れたのでした。
先日の話はそのとき奥さんから伺ったもの。
あ、これはさっさとお煎餅だけいただいてお店を出ちゃった方がよさそうな雰囲気が無きにしもあらずだったのですが・・・
「あのぉ〜昨日、お煎餅いただいたんですが、あんまり美味しかったので、また来たんです。」と申しましたら、すーっ・・と表情が緩み「ここのお煎餅は違うって、一度食べた方にはおっしゃって頂くんですよ。手焼きで効率は悪いんですが・・・云々(と、先述のお話)・・・」と、いろいろ話を聞かせて下さいました。
お煎餅の型とガスの火があるだけの作業場。
炙り加減も神経を使うことでしょう。
焼き印を押す加減も手作業だと結構難しいらしく、ご主人以外の方がやると、蜜を塗ると見えなくなってしまうこともあり、集中力が要る作業なのだそうです。
観光地だけに、いろんなお客様が来て覗いていかれるそうですが、ある日、ご主人が焼き印を押すタイミングにあわせて「よいしょっ!」と声を掛けられた方もいたとか(笑)。
微笑ましいエピソードですが、職人気質なご主人には大いに迷惑だったみたいです。
ご店主の名誉の為に、お煎餅美味しい!に補足して、少し書かせて頂いた次第。
是非とも、ご店主とお煎餅をセットでお楽しみあれ〜〜〜。
あ、このテの雰囲気が苦手な方は、お取り寄せを〜〜〜〜(笑)。