海参=なまこ。
「なまこ」で変換したら、「海鼠」が出てくるけど、中国語では「海参」と書く。
「海の人参」とは、海鼠よりぐっと体に良さそうな字面ではないか。
このことを知って以来、冬の間はなまこを積極的に食べるようになりましたw
本来瀬戸内は、酢なまこがお正月の定番という家庭もあるくらいなまこ食い♪
焙じ茶で洗って大根おろしで和える。
ポン酢でいただきます♪
こーゆーのには日本酒が必須♡
加熱調理する方が消化にはいいそうだが、日本では専ら膾としていただきます。
友人に、なんとナマコをステーキにして食べるという輩がいる(!)。島育ち&なまこの産地育ちの彼女は「騙されたと思って、やってみて♪」と、推してくるが、ゴメンナサイ、未だ挑戦しておりません。
彼女の生命力に溢れて元気な様子に、「確かにナマコは体にいいのだな」と、大いに説得力を感じるところ・・ではあります。
さて、中華版ナマコですが、 中華の干しナマコは、フカヒレ、鮑、貝柱などと並ぶ高級乾貨(ガンフォ)。「貨幣に匹敵する価値を持つもの」なのでした。
5−6日かけて戻してじっくり煮込んでとろっとろの逸品に。フカヒレや鮑の上海煮込みと一緒に盛られることもあります。一皿のお値段は、この下ごしらえの大変さに因るかと思われます。
一旦干すことで生まれる独特の食感も、このお料理の美味しさ。
膾もいいけど、中華の煮込みもたまにはいただきたいものです。
● 海参
性味 / 帰経:温・鹹 / 心・腎(肺)
補益類・助陽
補腎壮陽・益精療痿:性機能低下 冷え 頻尿
養血潤燥・温腸通便:咳 喀血、貧血 不眠症 多夢 血虚、陽虚の便秘に