2011年9月29日木曜日

金木犀香る・・・

実家の金木犀で作った桂花醤

金木犀、今年は少し早いでしょうか。
ひんやりと気持ちよい秋風に乗って、どこからともなく漂うこの香り・・・。
秋の数日間、桜ほどに歌われないけれど、この花もまた、桜ほどにはかない。

秋の哀愁のこの花、この香りもやっぱり「食」の餌食・・なのでした。
デザートや甜点心に使われるソース、桂花醤(ケイカジャン)。
金木犀の香りを年中楽しもうだなんて、やっぱり欲張りな発想??

10月教室のデザートにつかいます♪


それにしても金木犀、何故「犀」という漢字が宛がわれているのでしょう?
中国名「桂花」の桂は、月の世界にあるという木のことだそう。)))



2011年9月17日土曜日

東方美人茶



良年2008年モノの東方美人茶(台湾)。
二子玉川のY先生のところで、ご相伴にあずかりました。
中国茶にもよく、ワインのように「桃の香り」「マスカットの香り」などという表現がなされますが、そのことを今回ほど体感したことはありませんでした。

先生が独自のルートで入手なさったという東方美人茶には、桃の香りを更にピンポイントして「杏のかおり」という表現がピッタリ。大きく頷いた次第です。

ところで、お茶の作法は洋の東西を問わず、小難しい印象です。
作法が出来ないと、お行儀が悪い・・・!?
その問いに、或る方がとてもいい答えを下さいました。
「お行儀が良いかどうかは、思いやりがあるかどうか。ひけらかしの儀式とは違うのよ」
なるほど、改めて考えてみれば、お行儀やマナーは、相手に対する配慮がそのルーツでありました。)))
ワインのグラスの廻す方向しかり、中国茶のお湯を廻しかける方向しかり・・・。
より美味しく・・といった工夫も相手へのもてなしの気持ちがその根源。
五感への愛撫・・相手への心遣い。
お茶は丁寧な生き方を振り返る大切なひとときなのですね)))。
貴重な機会をいただき、感謝です。




2011年9月14日水曜日

茸・東西 セップ茸 vs 松茸

残暑厳しい中、味覚の暦だけはどんどん進んでいるようです。

早採り松茸と黄ニラの強火塩炒め」(上)と「フレッシュセップ茸(ポルチーニ)とにんにくのサラダ」(下)



(店内が暗かったので上手く撮れてませんでした〜悪しからず。)


秋の香り〜♪
季節の香りが何よりの理気食材(気の巡りをよくする食べ物)です。

2011年9月5日月曜日

9月の健美膳 名残野菜で残暑対策御膳

最後の力を放出した美味しさが名残野菜の旨み。
お野菜の「氣」をたっぷり取り込み、夏の熱と疲れを取り払いましょう!
サブ・テーマ:お漬け物の旨みを活用したお料理。 

 *ウェルカムドリンク:ヘルシーサポートドリンク
・オクラ豆腐
 ・香ばし焼野菜と皮蛋の和えもの
 ・豚肉と枝豆のザーサイ炒め
 ・冬菜和飯
・蓮茶とお茶請け




暑い夏にチャーハン代わりになる「冬菜和飯」や作り置きできるお総菜を作りました。

夏の間さんざんお世話になった胡瓜やピーマン、茄子、枝豆・・・も、こんな風に変身させて新鮮な気分でお迎えしてはいかがでしょう!?