2022年5月14日土曜日

6月の料理教室

 スイスイ季節が移ります・・・
そう感じるのは、歳のせいか!?
さて、梅雨入り間近の教室では、スパイスの出番でしょう!
昨年は流通が止まっていたインドの美味しいカレー粉も入荷が確認できました!
ここはやっぱり美味しいカレーでしょ♪
これまで色々なカリーをご紹介して参りましたが、今回は、県外からの
お客様にも食べさせたくなる檸檬カリーをご紹介します。
今年も夏バテ知らずでお過ごしになれますように。


 ● テーマ:「柑橘バラエティー」
      〜 カレーバージョン 〜

 ● 日時:2022年 6月 11(土), 12(日),    18(土),    19(日)
                   10:30~14:30

 ● 料理内容:
   ・野菜のパコラなど野菜料理2品 
   ・レモンカリー
        インドの梅干し  “ニンブカ・アチャール
   ・スパイス香るライス
   ・クルフィーまたはハルワ

 ※料理は一部マイナー変更がある場合があります。ご了承下さい。

 ※カレー粉予約受付(締め切りは5/15)。
   50g 瓶入り@700円(対象:会員様のみ)
 ※パコラミックス粉 予約受付(締め切りは5/20)。
  @300円(対象:会員様のみ)

2022年5月10日火曜日

瑞雲茶会 → 端午薬食茶会 2022


 恒例の茶会@MUNI広島ギャラリー。

1月から延期になっておりましたが、名前&テーマを変えて、催行となりました!

今回は、1月に既にお申し込み頂いていた方を優先予約とさせて頂きましたので、残席、19日のお席が2席のみとなっております。(ゴメンナサイ!!)


この度は、茶樹のルーツが味わいと共に楽しめる構成となっております。

お米と麦を切り口に2種の点心、乾菓もご用意しております。


この3日間、フィナーレのお茶をどれにするか悩みに悩んでおります。)))


2022年4月3日日曜日

「共命の松」

 本日、お花見日和=チャリ日和。

爽やかな春の日差しに誘われ、自転車で桜見物することにしました。
花から花への蝶々気分で あっちの桜、こっちの桜・・・。

どこもなかなかの賑わいですが、府中町の水分峡森林公園は少しおちついた雰囲気(写真は入り口付近)。


ここは、4年前の西日本豪雨で氾濫した府中川の水源にあたります。
過去にも大きな水害の記録が残っています。
小さな砂防ダムが作られたのは昭和16年(1941年)のこと。

大正15年 この地方は大洪水に見舞われた。府中町では堤防の決壊 10数ヶ所延べ3500間(約6300m)橋梁の流失20余 低地部の一帯 が海となり、田畑流失66町歩(約66ha)の被害家屋359戸にのぼり (当時の戸数800戸)余、人口3,700人であった。          大正15年の洪水による山林荒廃地の砂防施設工事を内務大臣に陳情、 昭和14年旱害による応急対策施設に字石ころび谷間の溜池新設を   議決昭和16年 県 水分峡堰堤工事が完成した。(府中町史から)」


川沿いの桜に添って上がっていく道中には、土嚢が積まれ、未だ復旧工事中のところがあちこち見られました。
この公園やキャンプ場も、ついこの前まで立ち入り禁止になっていましたが、今日は少し入れるようで、行楽を楽しむ人の姿もちらほら。。。

かつては稀少植物もみられた山道も、洪水と、人の手がこう入るともう「自然」では無くなりますが、仕方ないですね。)))

さて、その水分峡への道の麓にある龍仙寺。
ここには、樹齢600年を越える「共命の松」が鎮座しています。

元々は盆栽だったそうで、盆栽として100年以上、地に移されて500~600年といいます。
龍仙寺の創建は、1521年。室町時代。その時に、移植されたそう。
なるほど、盆栽のまま大きくなったみたいな風貌。

青々しい松葉に代謝活発 パリッと松皮。
まだまだ生きる宣言が聞こえてきます。


愛でて麗しい松ですが、松には救荒植物、薬草の顔もあるのです。
「救荒植物集説」* にも掲載されているそうです。

その昔、飢饉や兵糧攻めで飢餓に陥った際には、松皮を粉にして食べたのだとか。
そういえば、昔の大河ドラマ『黄金の日々』で、市川染五郎(現・十代目松本幸四郎)扮するスケサが、秀吉に兵糧攻めされる城で、コツコツ密かに木の皮から団子作っているシーンがあったのを、何故か印象深く記憶しています。
あれは松の木だった(それとも代用で他の木で作ったの)かな・・・??

秋田には、由来の松皮餅というのがあるのだそう。
こちらは団子に松の皮の粉を練り込むのだから、ちょっと贅沢かもしれないけれど、松の皮を食べようとしたきっかけは、北の国の飢饉かもしれないですね。

松は、まさに命の木。
その松葉も薬草。




*「救荒植物集説」/伊藤圭介・述(いとうけいすけ)・賀来飛霞(かくひか)・記
 1884年(明治17年)、シーボルトに西洋植物学を学んだ伊藤圭介が自著「救荒食物便覧」や実験をもとに、その他諸書を参考にしながらまとめ記した。123種の植物について、科名、方言、漢名、洋名、色、形状などの観察、植生、調理方法などが記されている。82歳の高齢であったので、賀来飛霞が執筆したと見られる。
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/112737

 参考:「お松を愛する会」HP:https://omatsu.club/2020/07/18/post-1610/

2022年4月1日金曜日

アーモンド 


 春の日差し。

これから5月に向かって、紫外線が多くなって参ります。
それにはビタミンEがいいそうで。
ビタミンEは、アーモンドにいっぱい入ってるそう!
ナッツの中でもトップクラス。


らっかせい本舗 浅草 粋煎堂の素煎りアーモンド。

素煎りらっかせいを沢山買ったとき、おまけで頂いきました。
アーモンドは「素」を買うことなんて滅多に無いけれど、あら、意外と美味しいわ♪
お塩もチョコレートも掛かっていないのに、焙煎だけでこんなに甘さが出るのですね♪
(ちなみにアーモンドはカルフォルニア産使用)

今時の “おまけ” は専ら「ポイント」だけど、新たに気付かされるおまけ=昔ながらの商人の智恵。逆には新鮮♪))


アーモンドといえば、モロッコ。
モロッコの朝ごはんは、ホブス(全粒粉のパン)とアーモンドペーストをアルガンオイルでのばしたスプレッド「アムルー」でした。アルガンオイル。
一時ブームになりましたっけ、アルガンオイル。
アーモンドの更に上をいくビタミンEの宝庫。
自然の恵みの陽射しケア、抜かりない(!)

久しぶりに、我が家の「骨董w」モロッコのお茶碗にナッツを盛ります。


桜の季節、カリフォルニアではまた、アーモンドの花も開花。
アーモンド(扁桃)はバラ科サクラ属。梅や杏、李の仲間です。
杏仁(杏の種の核)同様、品種によっては毒性(アミグダリン=青酸配糖体)が強いものがあります。


2022年3月29日火曜日


観音しだれ桜



今年は例年より、少し早い開花。

例年TVやSNSの桜の投稿を花暦としている節があるワタクシですが、今年はいち早く発信側に♪

先日、公民館での講座の帰り、立ち寄った神社のしだれ桜です(写真)。
なんとも立派、ご神木に相応しい風格!
そばの狛犬までもが、どこか誇らしげなお顔です。

そうそう、日本各地に桜伝説というのがあるようで。
桜の木には、霊力が宿る・・と。
今年85歳になる知人は、お転婆だった子供の頃母親に「桜の木は登るもんじゃありませんよ」と言われたのを覚えていると言うのです。

木というのは、俄然人間よりも長生きで、いつも同じ場所から私達をみていて、なんでも知っている存在。そんなスケールの大きな生命体だから、ちょっと畏敬の念も沸いてくるのかも知れません。


さて、そんな桜のエネルギーは、やはり生薬にもなっていました。


「桜皮(おうひ)」

山桜の木の皮には、フラボノイド化合物の成分がふくまれ、鎮咳、袪痰、湿疹やじん麻疹、排膿の薬になるようです。八重桜の花にも同様の成分が含まれるとか。
こちらは、喉の痛みのほか精神安定と安眠によしとされます。桜の花の香りに因るものといえそうです。


散る桜 残る桜も散る桜

これは江戸後期の曹洞宗の僧 良寛禅師の辞世の句(?)らしいですが、何故か、一番に頭に浮かんだのが『TVタックル』に出演していた破天荒政治家ハマコー(浜田幸一)です。
政治家の盛衰絡みの話題等、ことある毎に、決めぜりふのようにこの句を持ち出していたのがなんだか可笑しくて。

この句は、寿命は余命なのだということ、生まれたから死ぬ。誰しも生きて死ぬ。
表裏一体の生死観を歌ったものだそうです。
生死観を重ねるほど、桜は日本人の美学の原点なのですね。。。




ウクライナの桜

日本・ウクライナ外交関係樹立25周年にはじまり桜キャンペーンが続き、現在は2500本もの木が、キエフ、マリウーポリ、オデッサ、ドニプロ,リヴィウなどの22都市に植林されているのだそう。
https://www.ua.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/00_000951.html

ウクライナの桜は、無事咲くのでしょうか??


2022年3月27日日曜日

リトル・オデッサ

NYCから、地下鉄B-Line で1時間近く、途中ちょっとドスのきいたエリアも通り越しずーっと乗りっぱなすと海にぶつかる。

ブライトン・ビーチ。

ここには「リトル・オデッサ」とよばれるロシア人街がある。
ビーチ沿いにはリタイアメントハウスも立ち並び、のどかな風情だった。

オデッサ(ギリシャ名)
ウクライナ南西部、黒海に面し「黒海の真珠」なんて呼ばれている美しい観光都市。
その沿岸には今、土嚢が積まれている。。。

もう30年も前の話になってしまうが、学生時代にリトル・オデッサを訪れたことがある。
キリル文字の看板が並ぶ街並み。
そこのグロッサリーストアでは、ルーブル通貨もOKだった(!)。

脂身の層が分厚いお肉の煮込み料理やまっピンクのビーツ色のボルシチのあるロシア料理レストランーーー。
”こってり”に尻込みしてレストランはパス。ベーカリーのピロシキを買って食べたっけ。

写真も撮ったけど、ちょっとドキドキわくわくしていたせい(?)かほとんどピンボケでした(涙)。
デジカメも携帯も無い頃のカメラで人々の日常を撮るのは、ちょっと覗き見みたいで気が引けたもの。

ソビエト崩壊以降に移住した現 ロシア、ウクライナ、そしてジョージア、ウズベキスタン、アゼルバイジャン等々周辺国を祖国に持つここの人々は、共にウクライナに祈りと支援を送っているらしい。








 

2022年3月25日金曜日

4 - 5月の料理教室

中国は広〜い!
地方料理が豊富です。
街中華や家庭料理として定番の中国料理それぞれのルーツはどこでしょう?
そんなことをお話しながら、安心感たっぷりのおうち中華をワンスランクUPできるコツ、お伝えしたいと思っています。

※今回は、日程が少し変則で、大型連休を挟みます。


 ●テーマ:「家庭料理になった中国料理①」    

 ●日時:2022年 4月 23(土), 24(日),    5月 7(土),    8(日)
                   10:30~14:30

 ●料理内容:
   ・開胃スープ
   ・油淋鶏(ユーリーチン)
   ・油淋鶏のタレで食べる野菜料理
   野菜料理もう1品
   ・ごはん(?)
   ・生姜を使ったデザート

※料理は一部マイナー変更がある場合があります。ご了承下さい。
※特製辣油の予約開始(締め切りは3/31)。 角瓶@1,400円(対象:会員様のみ)

2022年3月1日火曜日

カカオ・ココア・チョコレート ②

 先日テレビで『チャーリーとチョコレート工場』(2005/ジョニー・デップ主演)を見ました。

原作はロアルド・ダール(英)の児童小説 “Charlie and the Chocolate Factory”(1964年/邦題『チョコレート工場の秘密』)。

本作品は、1971年に一度『夢のチョコレート工場』というタイトルで、映画化されています。(脚本は、原作者ロアルド・ダールが手掛けているどちらも見そびれていたのでやっと観られたという訳なのですが、見終わって、この物語は最初に本で読みたかった(!)と思ったのでした。映画のインパクトが強すぎて。。。
独特なファンタジー。
映画2005年バージョンでは、CGで複製されたウンパルンパ(という小人人種)やセットが現代の技術でしっかりに作り込まれていて、色調等々、これを一度見てしまうと、独自の想像が描ききれなくなってしまう気がします。もう、ウンパルンパはあの顔しかうかばないし、ウォンカはジョニー・デップの美しい顔しか浮かばないといった状況に。
もし未だご覧になっていない方は、まずは活字でアプローチして、立体的な想像を膨らませてみることを、是非オススメします。


ここでちょっとストーリーを。

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外界から隔離された巨大なチョコレート工場がある大きな町の片隅で、貧乏な暮らしを余儀なくされている少年チャーリーとその一家。ある日、チョコレート工場の工場主ウィリー・ウォンカが、自社のチョコレートの中にゴールデンチケットを5枚封入して出荷、チケットを引き当てた子供を工場見学に招待すると発表する。

そして、工場見学の日。チケットを引き当てたチャーリーら五人の少年少女と保護者の前で、チョコレート工場の門が開く。チョコレート工場の中に広がっていたのは、ウォンカが作り上げた奇想天外な世界だった。(以上、ウィキペディアから抜粋)

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チョコレートの製造で大成功をおさめているウィリー・ウォンカ。
この物語は、彼の工場の「奇想天外」ぶりが醍醐味でもあるのですが、チャーリーと工場見学を共にすることになる親子の価値観の歪さが、工場の世界感となんだかシンクロしているのです。そしてその親子とウォンカとの噛み会わない掛け合いもまた、独特の世界感を醸し出しています。
どこかダークな世界感に、グリム童話みたく、シビアなメッセージの含みも感じられます。


チョコレート職人目指して歯医者だった実家を飛び出したウォンカが、カカオを求めてジャングルを彷徨い土着民のウンパルンパに出会うところなど、新大陸の産物を求めて飛び出す大航海時代の冒険家さながらだし、ウンパルンパはまるでアフリカや南米の奴隷として連れて来られた黒人と重なります。そしてその働き方は、産業革命を彷彿とさせる機械化された世界のそれ。はたして作家には、大航海時代や産業革命を暗示させる意図があったのでしょうか?
そしてまた、そんなところがなんともイギリスの童話らしいなと思った次第。

実は丁度この映画をTVで見たとき、『チョコレートの世界史』(武田尚子著/中公新書)を読んでいました。
「世界史」というのだから、カカオが原産地からどのような経緯で世界中に広がり、世界を魅了する嗜好品になっていったのかが語られているのかと期待していたら、本の中の「世界」は、後半専らイギリスにフォーカスされていて、正直ちょっと物足りない感じ。しかしながら一方で、チョコレートが世界に広がるプロセスには、イギリスの動きがけっこう大事だったりするのでした。

①でふれたように、カトリックの国々とプロテスタントの国々では、チョコレートの普及していく様相が少々異なるのです。
イギリスでいち早くチョコレート工場を建設したのは、クエーカー教徒だったというのも興味深いところです。

食文化のアートとして花開いたフランス文化圏とは異なり、産業としてのチョコレート製造業が発展をみたイギリス。戦場での栄養食としての発想もあったことも興味深いところでした。

原作が書かれたのは、作者が第二次世界大戦から辛うじて生還してから。
社会を俯瞰する感じで辛口の風刺もチラつくファンタジーは、そんな作者の立ち位置に因るところがあるのかもしれません。


そうそう、ウォンカの板チョコを見ていると、一世を風靡したハーシー(Hershey)チョコレートを思い出しました。創業者のミルトン・ハーシーの曾祖父はクエーカー教徒で、迫害を逃れてペンシルベニアに渡ってきた移民です。ペンシルベニアは、イギリスのクエーカー教徒ウイリアム・ペンが創設した州で、宗教の自由が約束されていました。父親もミルトン自身も敬虔な信者とは言えないものの、クエーカーの家族と暮らし、そのコミュニティーには接点を持っていたようです。後に事業を興し、チョコレートの知識を得るためイギリスを旅行した際、ハーシーはクエーカー系チョコレートファクトリーの社会改革活動に出会っていたようです。イギリスのキャドバリー(Cadbury)社にならい、理想郷チョコレート会社の城下町を建設しようという発想に、ビビビときたのではないでしょうか。様々な経験を経て、ミルトンは、アメリカのチョコレート開拓者になっていくのでした。

さて、物語のウォンカかクエーカー教徒とはとても考えられませんが『チャーリーとチョコレート工場』は。そんな時代を知る作者の作品ということです。

世界の食文化は16世紀から激変しました。
新大陸からのとうもろこしにジャガイモ、ピーマン、トマトに唐辛子・・・・コーヒー、お茶、そして、スウィーツ界を一世風靡したカカオーーーだったのですね!






*クエーカー:キリスト教プロテスタントの一派。正式にはフレンド派。17世紀半ばに、英国でジョージ=フォックスが創始、まもなく米国に広まった。キリストへの信仰により神の力が人のうちに働くとし、霊的体験を重んじ、教会の制度化・儀式化に反対。絶対的平和主義を主張し、両世界大戦時に多数の良心的戦争反対者を生んだ。基督キリスト友会。
武士道』の著者であり五千円札の顔となった新渡戸稲造もクエーカーで、ペンシルバニア州フィラデルフィアでアメリカ人女性メアリーと結婚している。

2022年2月24日木曜日

蕗の薹(ふきのとう)のお味噌汁


味噌汁の具の中で、蕗の薹とお揚げのお味噌汁が一番好きなんです、私♡

ついでに2番は筍の先っちょの柔らかいところとワカメのお味噌汁。

その季節、毎日でも大歓迎のご馳走です。

・・・と言ってから、はて、味噌汁はご馳走か?? という考えが頭をよぎりました。

「ご馳走=贅」のイメージだと、ご馳走とはいえないかもしれませんが「ご馳走=価値のあるモノ」と考えれば、これは確かにご馳走なのであります。


土井善晴先生のご本『一汁一菜でよいという提案』(2016)には、「贅と慎ましさのバランス」「暮らしの寸法」などという言葉が出てきます。確か、前者はハレとケの話題の時の言葉だったように思いますが、一品の中にも贅と慎ましさが共存しうるのでは??・・・と、ふと思いました。
ふきのとうのお味噌汁も、筍のお味噌汁も、山里から遠く離れた街っ子の暮らしには、贅沢な存在です。
そう、日常使いの作者不明だった焼き物が、アートの位置づけとなる民芸のように。


あ〜〜〜・・この香り♡
春だなぁ〜〜♪))))))))



『一汁一菜でよいという提案』には、シンプルな一汁一菜で、十分建康的食事になりますよ〜、気負わない料理でいいのですよ〜〜という優しいメッセージが込められている。

この中で、土井先生は「家庭料理は和食の民芸」とも。
「民芸」の本来の定義民衆の生活の中から生まれた実用的な手工芸。民俗性・郷土色を反映し、素朴な味を持つ)に従った表現。家庭料理は実用の食で、郷土料理もこれに相当すると思います。
「民芸」も、ハクが付けられ高価な骨董となっているものが少なくありませんが、気取らない暖かさが魅力です。
変化に富む気候、季節との折り合いを付けた日本の食文化を、気負わず家庭料理で楽しむ。
季節のお味噌汁も、そんな位置づけの一品だと思う次第♪
 

2022年2月14日月曜日

St. Valentine's Day  カカオ・ココア・チョコレート ①

ココアは、薬品か食品か?


16〜17世紀、ヨーロッパでは、こんなことが宗教的論争になっていたらしい。

カトリックにはイースター(復活祭)の前に断食する習慣があるが、断食中でも「薬品」は、摂取可。また、「液体」はOKという。
そこで、ココアは薬品か、食品か? そして液体か、個体か?- - - - の議論というわけ。
聖書にもない新しいものと向き合う戸惑いも見て取れる。


この時代、砂糖、お茶、コーヒー・・・そして「新大陸」からもたらされる新しい産物 カカオも相当な高級品であると同時に、健康維持に役立つ代物という認識で受けとめられていた一面があるようです。
カカオを加工してココアとして飲み始めたのは、いち早く中米に植民地を築いたスペイン、ポルトガルなのだそう。同じく中米植民地からの砂糖も加えて作るココアは「高級滋養食」として、カトリックの国々に浸透していきました。
フランスやイタリアにも、この経緯で普及していったのでしょう。

メキシコには、イエズス会が経営するカカオ農園もあり、教団の運営資金にもなっていたとか(!)。


さて、今年のバレンタインは「 “高級滋養食”ココア」でお手軽に済ませよう♪…と思ったのでですが…チョコレートの誘惑は、エデンの園のリンゴの如し。
禁断の果実 (「食品(固体)」になったカカオ) を食べたので、楽園追放w 
厳しい世の中をガンバッテ生きるか。

「薬品」ですw

「食品」となったカカオw
(マロニエ)




禁断の果実?

2022年2月10日木曜日

3月の料理教室

2022年。
最初の教室が、3月になってしまいました。
コロナが今月中にコロナがピークアウトしてくれることを祈りつつ・・・
3月は、春支度の代謝アップメニュー「薬膳火鍋」いきます!
コロナが怪しい中でいきなり「鍋」ですか? とお叱りを受けそうなので、念のため解説しておくと、お家でお鍋にもできる薬膳ピリ辛スープ」として召し上がって頂きます。


「火鍋」は、2019年の夏に、チャイニーズスパイス使いと共に、ご紹介していますが、今回は「火鍋2」。ちょっと異なるバージョンにて。
日常的にスープとしても、麺料理としてもお楽しみいただける一品です。

そして、具材には、水餃子を作ります。久々の餃子です♪ 

そして、今回のエッセンシャル食材、花椒(ホワジャオ)♪

自家製花椒オイルをご紹介し、美味しい白菜炒めを召し上がって頂きたい!
冬の間中散々食べたであろう白菜のフィナーレの食べ方に相応しいお味と思います。

「シンプルなお料理を美味しく作る」

2022年は、このことを底辺に置きつつ、展開して参りたいと思います。
お付き合いの程、どうぞ宜しくお願い致します。


  ●テーマ花椒香るお料理

 ●日時: 3月5日(土), 6日(日), 12日(土) 13日(日)   10:30 ~ 14:30  
       
 ●定員:各5名 

 ●内容:
   ・ウェルカムドリンク  アーユルヴェーダの “葛根湯”
   ・花椒香り油でつくる美味しい白菜炒め 
   ・火鍋風・薬膳スープ   
     +餃子で食べる野菜(水餃子)&肉餃子
   ・デザート スパイスオレンジ 
   ・食後のスウィーツ&ティー:軽羹と台湾烏龍茶

   ※ 花椒香り油&香辣火鍋ダレ小のセット お持ち帰り用ご用意します。

※尚、上記の内容は、2月中にピークアウトできるという、希望的観測のもとのご案内ですが、兆しが良くない場合は、午後13時半時開始のお持ち帰りスタイル、または延期となることもあります。


2022年2月4日金曜日

ちりめん山椒


ちりめん山椒。

ちりめんは瀬戸内、山椒も他所。(和歌山、高知etc.)
なのに何故、京都のお顔をしているのだろう。
そして何故名前が織物の名前なのか。

 
「ちりめん(じゃこ)」は、ごく小さな魚を平らに広げて干した様子が、細かなしわをもつ絹織物のちりめん(縮緬)を広げたように見えることから、この呼び名が生まれたらしい。(wikipediaより)
そして「じゃこ」は、雑魚(ざこ)の訛り。

ちりめんじゃこ=縮緬雑魚。

「雑魚」とよばれるこの子達の未来はカタクチイワシであった。
まだ鬼を祓う匂いもないウイヤツ。

瀬戸内 音戸ちりめん、京都にしてやられてなるものか!
……と、つい気合いが入る。

  * * * * * 


さて、「ちりめん」の難を逃れ大きく成長できた鰯は、節分に、その焼く臭気で鬼を追っ払ってくれるらしい。
とげとげの柊の枝に焼いたイワシの頭を刺して玄関にかざるのだが、流石にこちらは実践している家を見かけたことがないw。
節分の柊鰯は、平安時代からの風習らしい。尖ったモノや臭いものは魔除けになるとされ、雛祭でも菱餅が、その役割を担っている。

季節の節目を告げたとはいえ、まだまだ油断ならない寒さ。
今日的には、イワシのDHA, EPAで血液サラサラにして血流をお助けしようじゃないか、なーんて解釈もできるが、落語「目黒の秋刀魚」しかり、高貴な方々は、このようなお魚は召し上がらなかったことでしょうから、庶民の儀式なのかなー??  

伝承料理研究家の奥村彪生先生、教えてくださーい。


ともあれ、栄養価の高い鰯は、今も昔も無病息災に直結デス。



メモ
縮緬の技法は安土桃山時代の天正年間に、中国から堺に伝来し、京都の西陣に伝わり江戸中期には銘品になります(京丹後ちりめん)。『水戸黄門でもお馴染み、新潟の越後ちりめんも知られています。
ちりめん(じゃこ)という呼び方は主に関西エリアで、東京では「しらす」とよばれます。


 

2022年1月30日日曜日

春近し! 節分




今週木曜日は節分。

春のはじまり♪

古の人々は、病を鬼の仕業と考え厄祓い、邪気祓い、鬼祓い。

鬼=邪気。邪気は表鬼門(丑寅)の方角(東北)から忍び寄ってくるので、鬼のイメージは牛の角に虎のパンツとなった。
出口である裏鬼門(南西)側の干支は、桃太郎の鬼退治のお供に。裏鬼門から時計回りに申(サル)酉(キジ)戌(犬)。ついでに黍団子の黍は「五穀」に相当。)







豆は鬼の象徴。
豆を炒るのは、撒いても芽(鬼)が出ないようにという意味が込められています。
さらに陰陽五行の理論で詳しく語ると以下の様になる。
大豆は硬い。堅いは金属の象徴。金属は木(春に相当)よりも堅いので、金属を溶かす(剋する)火で征し、春の気を助けるという「カモン、カモン、春よ来い♫」の行事ということになるのだ。


コロナという鬼。

今年は特にしっかり「鬼は外」したいですね。
もはや年の数ほど食べられない豆。。。
あんこなら、イケそうだけれど、炒ってなくちゃならないところがネックです。

そこで考えました、コレ(写真)。

こんなもので代用しちゃダメかしらん??

インド、Haldiram’sのこのスナック豆は、こう見えて無添加なのだ(!)。
日本なら「アミノ酸」が入りそうなところも、スパイスの調合だけでいい感じにおさめています。

あ、チャナ豆(ひよこ豆)は、ちとお口の中がドライになり、ビールススム君ですw


2022年1月18日火曜日

祥雲茶会 → 金斗雲茶会へ


1月に予定していた「祥雲中国茶会」、オミクロンのまん延により延期となりました。
中止じゃ無くて、延期・・・ね。

でも、気持ちとしては、中止してまた新たに茶会の企画ーー。
そんな感じです。
なぜなら、人と時間は一期一会。
その時の空気で、季節の点心、そして生まれる談話はそのとき限りなのだから。

2度とない瞬間瞬間をどう受けとめ、どう扱うかーーー。
お茶会って、そんな時間だと思うのです。


このコロナの大波が引いていくのは3月かな?4月かな??

* * * * * * * * * *


「先が見え 占うことも しなくなり」

昔新聞か何かで見て、笑った川柳です。(今は笑わず、わっかるぅ〜〜!・・と)

30代の頃は、自分を応援してくれる言葉を探して、占いなんぞに興じることもありましたが、歳を重ねると共に「人生万事 塞翁が馬」と、殊更見ることもなくなりました。(おみくじは引いてますw)
そう言いながらも、ふとVOUGE の「しいたけ占い」を覗いちゃった。
そして思いがけず、いい文章に出会ったのですよ。
ちょっと抜粋します。

 今の世の中ってどうしても「現実的に役に立つこと」のほうが尊ばれます。
その一方でファンタジーや空想って「そんなことやっていないでもっと有意義なことをしたら?」と言われてしまうこともあります。でも、結論としては人が自分の個性、そして自分にしかできない仕事を表現する際には「現実的に役に立つ常識」と「自分の世界の中で鍛えあげてきた空想能力」のふたつが必要なのです。それは「自分の空想」に裏打ちされていない作品っってやっぱり「誰かのモノマネ」だから。


実は今、添加物やミネラルについて勉強しているのですが、食品業界のリアルが迫ってきて、なんだか悲観的な気持ちになります。無力感でどうしようもない気持ちになるのですよ。
料理も栄養学も化学。理系の学びにちょっと息切れ状態です。
データは強い。確固たる数字の前に、論破できるファンタジーはないのです。
が、ちょっと待てよ。
このデータをどう扱うかは、文系力(←なんかへんな造語でスミマセン)(!)。
物事は、データとその適応とで、対処していくもの。
データだけでは、説得力はあっても人々の心を鼓舞することはできませんが、ファンタジーというお舟に乗せられると、思いがけないところまで持っていくことが出来たりしますもの。

月に人が上陸し、ガガーリンの「地球は青かった」という言葉を聞いてもなお、月に兎を捜しお団子を頂く私達なのだw。
理系と文系、化学とファンタジー・・・
これもまた、世の中の陰と陽!??

「先が見え」はするけれど、「空想能力」だって年の功と共に増してもいる。
次回茶会はこの陰陽を、いい塩梅にテーブルに乗せたいねえ〜♪

ハイ、祥雲を、孫悟空の金斗雲へ昇華させると致しましょう!

2022年1月2日日曜日

謹賀新年!


あけまして おめでとうございます


大波、小波・・・コロナの波はまだつづく。

上手く波間を泳いで行きたいものです。


今年も、波に合わせて、いろいろにアレンジした教室を展開するつもりです。

どうぞ宜しくお願い致します。