2012年6月26日火曜日

台北ワンダー(5)「食在台湾」



南門市場は、総菜天国〜♪ 
麹甘酒(酒醸/チューニャン)は、調味料として使われています。
豆腐の醗酵調味料いろいろ♪  

金華ハム、切り口に乾燥予防のオイルを塗っています。(左)いろんな腸詰め(右))))
今が旬の蓮霧(リエンウー)
インドネシアでは確か「ジャンブー」といわれていました。
レバーのような豚の血の固まりを味付けして蒸して、胡麻と香菜をまぶして頂きます。
こんなもの食べてると元気もりもりでしょうねえ。))

士林夜市で見かけた肉包づくり。家族で淡々と仕事している姿が印象的でした。
http://youtu.be/q5mIUb59SAI  
乾物いろいろ  南瓜杏仁はドリンクにします。


ダイナミックに愛玉子デザート。
南方風おでんの具材は魚介のすり身に肉詰めの厚揚げ(ヤムイモで閉じてあります)




台湾ワンダー(4)凰梨酥=パイナップルケーキ

A speciality  "Pineapple cake"

台湾のお土産といえば、パイナップルケーキ♪
台湾のパイナップル(と冬瓜)、砂糖を煮詰めた餡をバターまたはラードを使ったクッキー生地で包んだ焼き菓子。

パイナップルのことを「凰梨」=閩南(福建省の南)語で「オンライ」といい、この発音が「旺来(幸運の到来)」と同音、形も金でできたレンガのようで金運をもたらすと、縁起物となっているのだそうです。

日本人旅行者の皆さん「何処のお店のパイナップルケーキにしようかな〜」と迷いつつ、試食に手を出しては「やっぱりお土産はパイナップルケーキ♪」という思いだけは強くしていました。
かく言う私もそのひとり。

「微熱山丘」=「Sunnyhills」というお店のパイナップルケーキが美味しい!と聞きつけました。少々遠方だったので、Sunnyhillsに委託してつくってもらっているらしい茖茶廣方圓のものを購入【写真左上】。他、国賓飯店のもの【右】と李製餅家のもの【手前】と食べ比べしてみました。

Sunnyhillsのは、8コ分でパイナップル丸々1ケ使用してた贅沢な餡(!)、果実の繊維と酸味が効いていて、皮はあっさりめのバター生地。
国賓飯店のものは、バター風味が濃くて卵色の皮。皮の方にもちょっと酸味があって、チーズケーキのような風味で洋菓子のイメージです。
それから、庶民派の李製餅家のものは、餡は少なめですが、中国菓子らしいあっさりした甘さとラードのサクサク食感。中国茶にはこれがピッタリ(!)の印象。
お値段は、先の2つの約三分の一でパッケージも素朴〜♪


そうそう、広島にも、パイナップルケーキがありました!!!
呉市・天明堂のロングセラー「凰梨饅頭(オンライマントウ)」。

そ〜でした、そ〜でした!

呉の凰梨饅頭は、冬瓜入りのねっとり餡にしっとり皮。
流石港町です〜♪

これまで以上に美味しく感じるのは、何故(笑)!?


2012年6月24日日曜日

台北ワンダー(3)ちまき

Taipei wonder ~Rice Dumplings


昨日は旧暦の5月5日の端午の節句。
どうりで、そこかしこで粽づいていた訳です。
19日に訪れた南門市場も、粽で賑わっていました。

「ちまきを食べたら夏本場」〜♪
今年は丁度夏至と重なって、そんな感じかしらん。


台湾式のちまきは、肉ちまき。北部では、炒めた糯米を豚バラ肉や筍、塩漬け卵の黄身、椎茸、干しエビ、干し大根などの具と共に包んでせいろで蒸し、南部では、味漬けは薄味で乾豆腐や里芋、ピーナッツなどを具にして熱湯で茹でて作り、粘りけがある仕上がりになるようです。
それから、客家ちまきというのもあって、蒸した糯米を使うもの、糯米とうるち米を合わせてすり潰してから使うもの、かん水に浸けた糯米を包んで蒸すもの等があります。かん水のチカラでわらび餅のように透き通った仕上がりになり「氷りちまき」ともよばれているようです。具にはあんこのような豆などを・・・。

その他、中国大陸各地のバラエティー、創作的な粽等々、とにかく種類の豊富さに圧倒されました〜。))

市場には、蓮の葉に包んだモノも・・・!

あ〜〜〜見ているだけで、お腹いっぱいです。

台湾式肉粽を作っている様子を撮影してきましたので、ご覧下さーい。
↓↓
http://youtu.be/SnyMtfogtG8



2012年6月23日土曜日

台北ワンダー(2)茶・茶・茶

Taipei wonder ~tea time


中国福建省武夷山から台湾にお茶が植林されのは、意外に遅くて18世紀末。その後急発展し、日本統治時代には、品質、生産量共に飛躍的に向上したとか。

醗酵度の浅い青茶や緑茶が得意で甘い美味しさなのは、日本の影響もあるのかな???

親日な人々、おいしいお茶、行き届いたインフラ・・・日本統治下の50年はどんなだったのでしょうか。

湯気と霧を前に、そんなことに思いを馳せる九份でのお茶の時間。



2012年6月14日木曜日

苦丁茶(くていちゃ)



「苦い」という味を、実感するこのお茶。

あーー苦〜〜〜い。

お茶の木の茶葉ではなくてモチノキ科の植物の葉っぱからできていて、解毒、解熱、消炎、殺菌、咳や痰をはじめ高血圧や癌予防、血液サラサラ効果等々幅広く健康効果があるそうですが、おもわず「良薬は口に苦し」なんて言葉が出てきます。

あ、でもこの苦み、ゴーヤやアロエの苦みと同じでしょうか。
慣れたら苦みの奥にうっすら甘味を感じるのだとか。なんだか解る気がしないでもない。)))
まだそんな境地には至りませんが、体質に合っていると、馴染みやすいともいわれます。

お茶のことを「薬」以上に「嗜好品」とインプットしている私の脳は「ガンバッテ飲むことないよ」と言ってます(「苦」笑)。


手前右、苦茶の若葉だけを集めた「青山緑水」
これは少し苦みがやさしいくて飲めそう・・・(^ ^)。





2012年6月8日金曜日

アラビアジャスミン blooming Jasmine

Arabic jasmine flowers in the porch 〜lovely fragrant♪


3年目の夏を迎えた我が家のアラビアジャスミンが、今年も順調に咲き始めました。
ハゴロモジャスミンみたく一斉には咲かず、ぽつりぽつりと数個ずつ夏中咲いて、ゆっくりなが〜く楽しませてくれます♪
中国茶に使われるのはこちらのアラビアジャスミンの方で、中国名もハゴロモジャスミンは「素馨(ソケイ)」、コチラは「茉莉花(マツリカ)」。

こんなにのんびり咲く花でお茶を燻花してジャスミンティーにする為には、さぞや沢山のジャスミンが植えられているんでしょうねえ )))。



茉莉花(マツリカ)
性味/帰経  :  温・苦・辛/肝
理気和中、疏肝解鬱。気の流れを助け、精神を安定させ、腹部を温めてくれる作用。

ビタミン、ミネラルも豊富に含まれます。





2012年6月5日火曜日

インドのおみやげ マサラ—ズ

spicy souvenirs   x 6   from India 


インド赴任1年のNさんからのお土産です♪

マサラ(=スパイスの意)いっぱい!

肉用、ティー用、フルーツ用・・といろいろなブレンドのパック。

ちょっと気になる、チャートマサラ(右下)の内容は・・・
岩塩、ミント、クミン、ドライマンゴ、ザクロの種、黒コショウ、ジンジャー、チリ、ナツメグ、アサフェチダ。
やっぱりチリがはいるんですね・・・(^ ^;)。

ちなみに、Nさん、年に一度の「スパイス抜き+人間ドック」休暇・・なんだそうで。
食文化の試練が続いているようです。



2012年6月1日金曜日

どっさり・・・! 浜防風(ハマボウフウ)


移りゆく季節の便りが続きます。
今日は、島根の砂浜で採れる海の山菜(笑)ハマボウフウ。

セリを強くしたような麗しい芳香♪)))
その1:しっかり目に茹でて刻んで、酢味噌和え
その2:厚い葉っぱを活かして天ぷら
それからそれから・・・・))) その5ぐらいまで食べられそうなくらいどっさり♪

浜防風は、防風の代用として、根っこが漢方薬に使われる薬草なのであります。

防風(ぼうふう)
部位:根 性味・帰経/ 温・辛・膀胱・肺・脾
発汗、発散、解熱、鎮痛、鎮痙、降圧などの作用があり、関節リュウマチや、神経痛に処方される大防風湯や、湿疹に処方される十味敗毒湯、消風散、糖尿や肥満に処方される防風通聖散などに含まれます。
※ハマボウフウは、北沙参と呼ばれ、日本では防風の代用品として利用されています。