2015年5月30日土曜日

君山銀針 ---The tea towards pure



君山銀針。
名前負けしない美しさ。清らかな水に近づくためのお茶。
究極の贅沢は、そこにある。


深緑のチカラ お茶のチカラ 清らかに 清らかに))) 
茶葉にうっとり・・・茶柱立ちまくり♪

あーこりゃ、縁起のいいことで。


担々(タンタン)


中国・清代のお茶売りの絵。点心とお茶を両天秤に担いでいます。
ヤカンは、お茶が冷めないように布でぐるぐる巻きにされているようです。

天秤棒のことを「担々」といい、「担々麺」は、かつてこうやって行商された麺だったところからついた名前なのだそうで。

小腹が空いた頃、担々麺売りが辣油のいい匂いを漂わせながら通りを売り歩き来たら・・・誘惑には勝てませんよね。


2015年5月18日月曜日

ハーブからスパイスへ

香菜(ハーブ)からコリアンダー(スパイス)へ
木の芽(ハーブ)から山椒(スパイス)へ

プランターで細々と栽培していた香菜が、実を付け始めました。このまま種まで育てようかな〜)))。と、思いましたが、この未熟な種の香りときたら、ハーブとスパイス、両方の芳香をもちあわせているではありませんか! これは是非お料理に使いたい・・・!
美味しい組み合わせが完成したら、これは究極の季節料理になると思うのでアリマス。
・・・てなことを考えてひとり胸躍らせつつ、つい指で潰して芳香に酔いしれる。

ああ・・いかん。稀少な食材が・・・!!


2015年5月17日日曜日

『英国一家、日本を食べる』





原作のタイトルは『Sushi and Behind』 by マイケル・ブース

NHKアニメワールドで放送中。(水曜日深夜/木曜日)
これ、なかなか面白い。)))

西洋人(アングロサクソン)に、日本料理はどう写るのか、どこが目から鱗なのか。
フードジャーナリストの執筆だけに、分析もなかなか的確でアリマス。
時に解説は、食の東西論を離れ、深い見解に至ることも。


味を語るとき、私の専門分野・薬膳には、陰陽五行に基づく五味 - - - 酸・甘・苦・辛・鹹(塩味)- - - という食材の味による効能の違いをあらわす分類がありますが、マイケル・ブースさんの味についてのくだりはこうです。

1.Sweet  :  甘味は、糖の存在を示すシグナル。
2.Salty  :  塩味は、ミネラルの存在を示すシグナル。
3.4.Bitter & Sour  :  苦み、酸味は、特性があることをあらわしており、まだ熟していないことを示すシグナル。
5.   そして、出汁の味に象徴される第5の味覚「旨み」については、食べ物にタンパク質が含まれていることを示すシグナル。
※ 辛味については、「痛覚みたいなもの」として除外。

・・・であると。

味覚は、生きていくために、欠かせないモノをかぎ分ける動物的備えであるであることを再認識させる記述です。
「食べることは、生きること」なんていいますが、これ、生き物としての当たり前。
体の仕組みがそう語りかけているのですね。

旨味は、生きる喜びそのもの。受容体が舌にあることは、理にかなっているのだと説いています。
旨みに「生きる喜び」を見いだし「残るは食欲」なんて、思わず口からこぼれるアラフィフのワタクシです。





2015年5月3日日曜日

萩の夏みかん


5月1,2日と、萩に行ってきました。
ご城下を散策すると、漆喰の外壁から収穫期を迎えた夏みかんがはみ出しているのをここかしこで見かけます。
みかん畑…というより、お屋敷の敷地内に植えられているのが印象的です。
藩主毛利家のご当主が山口に移られた後、大打撃を受けた士族の生計を助けるため、夏みかんと苗木の栽培が奨励されたことにはじまっているのだとか。
橙同様、実があるうちに、次の花を咲かせることから、夏みかんも、ダイダイ→代々家が続くとして縁起がいいともされています。
もう少ししたら開花して、辺りが甘い芳香に包まれることでしょう。


5月は柑橘の花が盛り。行楽にみかん畑でお花の香りに包まれるというのも素敵かもしれません。


さて、萩のお土産は・・・
やっぱり夏みかん菓子の老舗「光國本店」の夏みかんの皮の砂糖漬け「萩乃薫」と夏蜜柑丸漬。(・・と、ウケを狙うなら、マーマレードの缶詰。)

いえ、今年は(も)夏みかんを沢山買い込みました。“ライバルは光國本店(!)”と、ちょっと強気のスローガンの下、今年も砂糖漬けを作ぞ♪  
   おーー!

光國本店「夏蜜柑丸漬」
レトロな光國本店マーマレード かなり甘い・・・!

ライバルは「萩乃薫」・・の自家製砂糖漬完成!