2013年12月7日土曜日

師走の健美膳

屠蘇散の生薬10種


毎年12月になると、急に気分が忙しくなります。
少しでもゆったりと年末年始を送りたい・・・!
そう思ってまず始めることは「作り置き」を用意すること。
いろいろなソースやタレ・・・等々。鍋準備にポン酢も先週あわてて仕込みました。

師走の健美膳は、クリスマスにも即活躍できそうなソースなど数品をご紹介します。


「年末年始の作り置き&お支度」

・冬野菜をたっぷりたべよう! バーニャガウダ
・日持ちのよいジャーマンポテトサラダ
・シーフードプレート:パセリバターでエスカルゴブルギニオン風他
・バケット&キャラウェイ風味のブラウンブレッド
・ほんとうに美味しいセイロンティー2種
・お屠蘇ブレンド作り
  (バーニャガウダソース・パセリバター・お屠蘇お持ち帰りアリ


2013年11月3日日曜日

スリランカ(3)続・カリー

毎食のカリー、本当に多種多様です。


ココで一番印象的だった大根カリー。
故・小林カツ代さんのレシピに、大根入りのカレーというのがありましたが、コレに出会っておられのたかも!??  美味しい一品です。



 スパイス農園内で食べたカリーには、バナナカリーや、ジャックフルーツといったスリランカらしいカリーも登場。甘辛味はごはんに合う!を実感する美味しさ。いろんなカリーを合わせ盛りする食べ方にも慣れてきました。     

トルコの旅で思いがけず出会った「白いカリー」は、南インド〜スリランカカリーだったことを、確信!イスタンブールのカリーは私の中のベストですが、今回多いにその地位を揺るがされたのでありました。

2013年11月2日土曜日

スリランカ(2)カリー・カリー・カリー

いつもなら、人、ファミリー、食材との出会い・・・そして、この国のお料理!・・と、順々に視界が広がるのですが、スリランカの場合はもう、いきなりカリー!!

なんせ、朝からカリー、3食カリー、カリー、カリー、カリー!!なのです。

ご覧下さい。コレ。朝ご飯ですよ。











ごはんもこんなバリエーション。


そしてポルサンボール(サンバル)がもれなく・・・!



おそるおそるお皿に取り・・・最初のプレートがコレ。ごはんモノをセンターに置き、
いろんなカリーを周囲に取り、合わせながら食べるのがスリランカ流なのだとか。
あまりにあっさりと美味しくて、このあと2回ビュッフェのお皿を取り替え取り替え頂きました。

旅の初日・・・私の中で、カリー革命の始まる予感。

2013年11月1日金曜日

スリランカ(1)Introduction

10年前に、出発直前で外務省からの渡航注意勧告が出て旅をキャンセルして以来、ずっと心の片隅にあったスリランカ。思い立って「今でしょ!」と出かけることにしました。


シンハラ語とタミル語。デザインのような楽しい文字です。

マンゴー(ペイズリー)の様な島スリランカ Sri Lanka =「輝く島」。
その名に恥じず、この島には、数々の実りがあり、その豊かさゆえに欧州列強の植民地ターゲットになり招いた歴史の悲劇も・・・。

九州の3/4ぐらいの大きさだそうです。
でも、高速道路や鉄道など、インフラの整備はまだまだなので、九州巡りのような訳にはいきません。

豊かな緑、動植物たち。宝石も取れるんだって。
いろんな珍しい野菜や果物、美しい海に海産物!!
スパイス類、そしてお茶にコーヒー。
世界遺産だっていろいろ・・・。
独特の食文化にアーユルベーダ。




初めての地では、まずはその国の光を観ることが大切。「観光」という言葉は、そこから来ているのだそうです。
でも、限りある時間の中で、フォーカスすべきは・・・やっぱりいつものテーマ、スパイスと食。そしてスリランカならではのお茶! と、今回も相成ったのでありました。




この島の上から3/4の辺りをザザザーーッと旅した7日間です。


2013年10月19日土曜日

「白檮廬コレクション-中国古陶磁清玩」


ポスターのデザインも楽しい(!)、
「白檮廬(はくとうろ)コレクション-中国古陶磁清玩」於・大阪市立東洋陶磁器美術館

行けるかな・・・・???


2013年10月15日火曜日

11月の健美膳

「内側からの美肌膳」

急に風が冷たく感じられるようになりました。
暑い季節が長かったので、毛穴も汗腺も緩みっぱなし。そこへ乾いた風が・・・。
こんな時期は特に、肌の乾燥が気になります。
養血、滋陰のお料理でガードしましょう!
お酒を飲む機会も増える季節、酔い覚ましにもピッタリのデザートも、合わせてご紹介します。


   ・柿と白菜の変わり白和え
   ・肉団子の何首烏*煮
   ・ごはん
   ・松の実滋陰汁粉
   ・白木耳入りフルーツポンチ・桂花シロップ
   ・中国茶(紅茶)


    何首烏(カシュウ)は、血を養い白髪や抜け毛、
     めまいによいとされる中薬です。

2013年10月1日火曜日

マコモダケ  


マコモダケはキノコじゃありません。
トウモロコシの仲間でもありません。
イネ科の植物なんです。水田のようなところで育ちます。

マコモは、水田の雑草みたいな存在だったようですが、これに黒穂菌が寄生すると、根元が淡竹のように太くなっていくんだそうです。 
更にびっくりしたのは、あの、ネイティブアメリカンの保有地でで作られるワイルドライスが、コレだったということ(!)。

あ、ちょっとはしょりすぎました。
このマコモの白い部分の黒穂菌がやがて大きくなって、ツブツブと化し、細長いお米のようになるのです!!
ワイルドライスサラダ・・なんてのが、ベジタリアンのお総菜屋さんやレストランにあったり、スタッフドチキンのお腹にも入っていたりしますが、コレなのです。
私は長い間、あれはインディカ米の黒(赤?)米バージョンのようなものだと思い込んでいたのでした。

マコモ(茭白)がマコモダケとも言われるのは、筍に似ているからかエリンギのような茸に似ているからか、はたまた寄生"菌"の賜だからか・・・。

ともあれ、イネ科なんです。イネ科。
新米の時期が旬の野菜です。

10月の料理教室で、旬の国産マコモを頂きましょう♪


マコモ(茭白):性味/帰経 寒・甘/肝・脾 
        清熱解毒、除煩止渇、利湿通便
                               



2013年9月27日金曜日

ティーポット

きれいな瑠璃色が、周りの空気変えていました。

取っ手、胴体、注ぎ口とのバランス&アンバランス、色、形、大きさ・・・・ティーポットの魅力は姿形に留まらず、持った具合のここちよさ、注ぎ出る茶液の成す形・等々、いろいろ。

カフェで出されたこのティーポットは、スマートなのにどこか完璧ではない。隙があるわけでもなく、坦々としていて、さり気なくハンサムでした。

蓋のポッチが木製のところがほっ・・としていい♪
シャープな面取りが、また甘すぎなくていい♪♪





2013年9月16日月曜日

10月の健美膳



肌寒い風とまぶしいサンシャインが仲良しの10月です。
肌おもいに喉おもいのお料理をいただきましょう♪

 秋のちょっと喉をいたわる膳

   ・クラゲ酢の物
   ・マコモダケの炒め
   ・里芋のミルク煮
   ・一碗水
   ・シンプル鮭ごはん
   ・羅漢果のあんみつ風 
   ・蒲公英烏龍茶





2013年8月20日火曜日

亀ゼリー

亀苓膏
香港の老舗漢方薬局「余仁生(ユウヤンサン)」処方の薬草ゼリー。
清熱・利湿解毒・滋陰益腎 - - - -つまり、体のほてりや炎症、熱や湿を瀉し、内臓の働きを助ける・・等々の働きがある複数の生薬と、亀板=亀の腹側の腹羅の煎じ液でつくられたの薬膳デザート。

ラベルの成分内容を見ると・・・
  水・茯苓・白花蛇・地黄・金銀花・苦参・蛇床子・赤芍・亀板・蒲公英・
  黄苓・蒼耳子・防風・白鮮皮・地膚子・荊芥・甘草・涼粉

う〜ん、夏の体によさげである。

この「よさげ」と思う気分が大切。
客観的に考えて、このゼリーを漢方薬の量に置き換えれば、1,2回これを食べたからと言って、そんなに元気になるわけないのです。
(毎日食べたら多少ちがうかな???)
ですがですが、おやつがヘルシーであることって、それだけで得した気がしちゃいます。
ちょっと美肌効果は期待できそう??

特上の蜂蜜かメープルシロップを掛けて、つるりん頂きます。

う〜〜ん、夏バテ、しない気がしてきました。

この気分の為に、この前向きな気分の為に、つるりん、つるりん。

元気は気力ですもの。この気分が大事なのであります。
ちなみに、この亀、すっぽんではないようです。
スッポンは中国語では、亀ではなく、元魚、甲魚(北京)、水魚(広州)と書きます。

ちょっと苦みはありますが、これは亀の味ではなく、薬草の苦みです。
でもコレが、暑い夏にはたまらなく美味しいのです。

ハイ。亀ゼリーは、美味しいのであります!








皇菊茶



菊花紋章の菊らしい、美しい菊のお花のお茶「皇菊」。
グラム標記なしのまま取り寄せた菊茶。結構いいお値段だったので、ひと夏分あるかな・・と期待したのですが、届いた量の少なさに、愕然としました(苦笑)。

「ぼったくられちゃったかな・・・」

正直、ちょっとそんな風に思わなくも無かったけれど、そこはピンピンキリキリのお茶の世界。飲んでみなくては、その価値は分かりません。

どれどれ・・・。

熱湯を注ぐと、ゆっくりと花が膨らんできました。
花弁一つ一つが、生花の息吹を取り戻すかのように広がって、碗の中に1輪きれいに咲きました。
またその香りの優しいこと・・・!!
華々しさや清楚さとは一線を画した、凛とした孤高の風格と優しさを感じます。

日本は、松・竹・梅だけど、中国は、竹・梅・蘭・・そしてこの菊を合わせて四君子。
とりわけ、菊は高貴なイメージなのだとか。

「優しい」と「優れている」が同じ漢字であることに、おおいに納得。


ハイ。もちろん、ちょっと驚いたお値段にも一応納得(笑)。



菊花茶: 性味/帰経  微寒・辛・甘・苦 / 肝・肺
     疎風清熱・清肝明目・清熱解毒 
     風熱による発熱、頭痛、喉の痛み。肝火による目の充血。
     吹き出物や皮膚の赤み、腫れに・・・。血圧降下にも。




2013年8月14日水曜日

刀豆


鹿児島から届いた「刀豆」。

食べたことなーい!? 

いえ、きっとあります! ほら、福神漬けに入っている、あの、昆布の茎の輪切りみたいなヤツ。)))


食薬的に見ると、効能は、血行促進、排膿、免疫力UP等々。体に良さげな豆です。
だからお茶にされたりもしているようであります。

「刀豆」だけに、刀のように握ってみました。
うーーん。小刀みたい。なるほど、刀豆とは上手い命名であります。


さて、この刀豆、イギリスの童話『ジャックと豆の木』の豆の木のモデルなんだそうです。

朧気ながら、ストーリーを思い出してみました。

乳を出さなくなった牛を魔法の豆とやらと交換し、その豆を植えてみたら、一晩で雲の上まで伸び、それを登ったジャックは、雲の上の巨人の城にたどり着く。人食い巨人とすったもんだやるのですが、最終的に、巨人から金の卵を産む鶏、金と銀が出てくる袋、歌うハープを奪い、豆の木をつたって追ってきた巨人も豆の木を斧で切って撃退。奪い取ったお宝で、裕福になって、母親と幸せに暮らす・・・という話。
一般に童話ではココまで。でもこれ、その後のあるバージョンがあるらしいのですよ。
その展開はこう。
やがて鶏は金の卵を産まなくなり、袋は金と銀を出し尽くし、ハープも歌わなくなってしまう。そこで母親が「他人から奪った宝物で幸せを掴もうとしても長続きしない。本当の幸せとは額に汗して努力で掴むものである」と言って、ジャックに麦のタネを手渡し「この種を立派に育ててごらん。そうすればお前も本当の幸せとはどんな物か分かるよ」と諭すーー。

そしてこの話、実は、藤子・不二雄の『ドラえもん』にも通じているらしい ・・・(!!) 。
のび太のモデルはジャックだったのか!??

童話が出来た時代背景は、イギリスが植民地の冨〜産業革命を経て繁栄を謳歌しているビクトリア時代。
刀豆の原産地も、熱帯アジア、熱帯アフリカ・・・植民地の恵の象徴かも!?? 



2013年8月10日土曜日

9月の健美膳


猛暑対策に、引き続きタイのお知恵を拝借したお料理をご紹介したいと思います。
穏やかなハーブで、体内に停滞しているエネルギーを回転させましょう♪

続・タイのハーブで暑気払い膳

      ・熱冷まドリンク(ウェルカムドリンク)
      ・もずくの和え物
      ・レモングラス風味、イカの“トートマン”
      ・浅蜊のハーブ炒め
      ・粟ごはん
      ・胡瓜プリン
      ・涼茶(茶外茶)

2013年8月9日金曜日

アラビアジャスミン


連日30度以上の猛暑がつづき、ベランダの植物達までも流石にバテ気味です。
アラビアジャスミンとクッカバラ以外は。流石に南国原産です。
今日は沢山咲いています。お花を摘んで、あ〜〜いい香り。

「ジャスミン」には沢山の種類があるけれど、5−6月に一気に咲いて一気に枯れる、最も馴染みのあるタイプはハゴロモジャスミンとかオオバハソケイといわれるタイプみたい。
あと観葉植物として分厚い葉っぱのマダカスカルジャスミンは、お花屋さんでも見かけます。

ジャスミンティーに使われているのは、このアラビアジャスミン(漢字では茉莉花/マツリカ)。
新芽の先に花を付けますが、新芽が出て花が咲き、また新しい芽が伸びて次々と花が咲き・・・といったペースで、6月末頃から夏中咲き続けて楽しませてくれます。

我が家に2鉢、実家に1鉢あるのですが、地域も植えた時期もちがうのに、あ〜ら不思議。新芽の先に花が咲くタイミングが全く一緒なのです。

同じ月を見ているのかな。
・・・というのも、いつも日が落ちてから白い花がふわっ))と咲いて、一晩で咲き終わってしまうから。
夏の夜の花。
第二の月下美人さんかしらん??

ポツポツポツポツ咲くので、こんな様子でどうやってお茶に香りを付ける程の量を採っていくのかしら??・・と農園の写真を捜してみたら、こんなのがでてきました。

ふ〜〜〜〜む!!!)))
なるほど。こんな規模なのですね。ジャスミンの香りの風・・・あ〜〜〜〜))))。
想像するだけで・・・あ〜〜〜〜))))。

お茶屋さん(HOJO)のサイトにあったジャスミン農園の写真です。


2013年7月20日土曜日

涼・薬膳的中国茶の楽しみ





大〜好きなMUNIの空間で、こんなことやらせて頂けることになりました。
超ポジティブな中華の発想が、中国文様にも薬膳にも横たわっていて、面白いです♪




2013年7月18日木曜日

水ようかん


猛暑をいかに涼しげに過ごすか・・・・が、昨今のテーマになっています。
水ようかんをもっと涼しく・・・!
で、こうなっちゃいました。
(器・西山 涼・・じゃなくて亮さん♪)

2013年7月13日土曜日

小イワシ


意外にファンの多い小イワシのお刺身。
足が速いので、鮮度の賜みたいな存在。透き通った身がキラキラ・・・)))。
ご当地自慢といえる一品です。


小イワシをさばくのに便利なのがコレ。
右(緑)は、よくダンボールなどをしばってあるナイロン紐。これで、鰯の片身ずつをひっかくようにして削ぎます。
ちなみに左は、頂き物の竹細工バージョン(非売品?)。よほど小イワシのお刺身が好きな方なんでしょう。竹でこんなのをこしらえてしまったようです。

新鮮(鰯の死後硬直が解ける前)すぎると、うまく身がそげないのですが、朝獲れを、午後調理するぐらいだと、上の写真のようにきれいにとれます♪

手早くさばいてキュッとレモンでシメて・・・。嗚呼〜美味しい!

広島のご当地自慢、お土産に買って持ち帰れないモノが多いなぁ)))。


2013年7月6日土曜日

7月の健美膳




すっかり亜熱帯化した蒸し暑い日本の夏。
蒸し暑い南国のお料理なら美味しく頂ける!?
アジアンエスニックに込められた健康の秘訣は・・・??
芳香化湿のタイ料理メニューで、食欲UP, UP, UP です♪

     タイのハーブで暑気払い膳

    ・梅煮(試食)
    ・生春巻き・ゴイクン 
    ・薬膳的 トムヤンクン
    ・タイのちょっとおっかないおふくろさんの味 カイ・ルーククーイ 
    ・バスマティライス
                ・中国茶ベースのビールカクテル(ノンアルコールで作ります!)
    ・ドークチョー
    ・蓮の葉茶

    ・おまけのサルサ(夏のビールのお供に!!)
    

    今月のエッセンシャル食材:タッカイ、カー、バイマックルー、パクチー、冬瓜 

2013年6月25日火曜日

キャロットジュース

遂に買ってしまいました(!)、ジューサー!
ジューサー専用機。丸々一本突っ込んで、ジャーーーッ。このスピード感、快感です。
ジューサーにほのかな憧れを抱いたのは、遠い昔。でも、使わないときの収納がいつもネックになっていました。・・が、餅つき機、パン捏ね機、蒸籠を買って、もう収納のことは割り切ってしまいました(苦笑)。調理道具はやはり機能性第一!



2013年6月10日月曜日

Hong Kong Souvenir to myself


左手前から、香港式ワッフル型、月餅型(木製・プラスチック製)、エッグタルトの型、料理本・・・。
今年いっぱいの沢山のおもちゃをゲットした気分です♪


2013年6月6日木曜日

紫砂壺


 片口が好き。急須はもっと好き。


技巧を凝らした茶壺・・!これはもう仏具の世界です・・・凄すぎる)))。


すっきりと、なんともバランスのよい美しい茶壺。
眺めているだけで、心が落ち着きます。

これまたがんばっちゃいましたね・・・。龍に桃に・・・家の繁栄への祈りが強烈です。


蓮の花のイメージでしょうか。))
これも仏具のような雰囲気を醸し出しています。使い勝手は・・・置いといて(笑)。

この安定感・・・!
シンメトリックとアシメトリックが同居した茶壺。  

南瓜を模した茶壺の多いこと・・・!
リアル過ぎると引いてしまうけど、これはなんとも美しい。

唐代に珍しく茶壺!?
唐三彩の色調・・・みどりがなんとも美しい!
優しいフォルムです。

2013年6月5日水曜日

THE JOY LUCK CLUB





1998年製作。オリバー・ストーン監督の映画。
原作は、エイミー・タンのベストセラー小説。

中国圏に旅をすると、その躁的な喧噪や混沌に、頭の中が???になり、求めるイメージに繋がらず失望することもしばしば。

ふと思い立って、昔中国系移民2世の友人が強く薦めてくれたこのDVDを取り出して見ました。

4人の母娘それぞれの回想を心に響くシンプルな言葉で紡ぐ絆の物語。1910年頃の中国の様子、伝統や考え方、女性の生き方、母と娘、世代間ギャップ等々、様々なメッセージが込められた色あせない作品です。

中国の大変な時代の証人または末裔でもある目の前の人々。その逞しさに、私の中の???も、それなりの落としどころが見つけられるような気がするのであります。


香港 2013


駆け足の香港。
32℃の気候に、気力を奪われそうになりながらも歩き回りました。

香港のセントラルパーク、香港公園で、暫しの憩いのひととき・・・。


2013年5月25日土曜日

ちりめん山椒


ちょくちょく関西へ出かけるようになって、よく食べるようになったちりめん山椒。

ちりめんの産地に在住なのに、その加工品を京都や大阪で買ってるなんて・・・。

ちりめん山椒の材料は、ちりめん、山椒、醤油、酒、味醂(所によりプラス出汁・プラス砂糖)。
こんなシンプルなものを、あえて皆がお土産に買って帰ったりするのは何故?
・・・と、自分も買っているのに「はっ」としたのです。

若い山椒の実が届いたし、きれいなちりめんが手に入ったし、ちりめん山椒ごとき、ウチで作ってみせるわ。
そう思ってやってみたら、これが案外なかなか思う味、思う食感、思うツヤにならない。

そこで「お手本」を買ってきました。

薄めの色と味、食感を残して山椒の色も緑をそのままに・・・目標はこと路のちりめん山椒です。