2023年2月6日月曜日

春餅(チュンピン)




立春に、春の芽吹きのお野菜を薄い皮で巻いて食べる「春餅(チュンピン)」。
春巻きの原型です。

今は無くなってしまった、古の節句食で、現在の春巻の原点。

六朝時代(3世紀初頭〜6世紀末頃)、中国江南では、五辛盤といって春に五種の「生臭物/薬味系の野菜」を食て邪を祓う食習慣があったようです。
その頃の食べ方はわかりませんが、唐代には、それらを薄くのばした小麦粉の皮で巻いて食べるようになったようです。

お肉が入るようになったのはいつからでしょう??
この餅(ピン)に、ダックの皮を巻くようになったのは・・・多分清朝から。

意外に草食な古の中国。

あ、コチラはお肉ガッツリ入れるバージョン。


 

2023年2月3日金曜日

 

もう歳の数ほどの豆は食べられない。。。

代わりに大豆もやし炒めたのではダメかい??…などと不埒な考えが浮かびます。

店頭に、沢山積み上げられた恵方巻。どっさりすぎて、見ている内に食欲減退。)))

そんな訳で「リスク分散を」といわれる時代ですが、 私の「鬼は外」はもう、このイワシ1本(!)とあいなりました!

煙ってやるわよぉ!


ところで恵方巻にも、何やら土用の丑の日とか、バレンタインデーのチョコみたいな「商法」あるいは「仕掛け人」の匂いが致します。
ちょっとググってみたら、(巻寿司ではなく)「恵方巻き」のはじまりは、広島県らしいのです(!)。
「1989年にセブンイレブンが太巻きを「恵方巻き」として売り出したのが始まり」だそうです。
平成の平賀源内は、〔セブンイレブン〕…なのですかー!?

さらにググって…
節分に巻寿司を丸かじりするという行為は、どうも江戸〜明治の大阪の花街ではじまったらしいです。
なるほど、いかにも花街、いかにも大阪っぽいお話です。
ググっただけですから、あくまで一説としておきましょう。

食文化についてググると、つくづくネット情報びみょ〜だな〜・・と思うことが多いです。
やっぱり根拠となるネタ元が明記されていないのがネックです。

ちなみに、巻寿司が生まれたのは1750ー1776年頃。(…と、東京すしアカデミーさんサイト)
アメリカ大陸で南北戦争ドンパチの頃、お江戸では既にファーストフードとなっていたお寿しに遊び心が加わった。
そう思うとなんだかちょっと感慨深いものがあるけれど、日本も飢饉と飢饉の狭間でありました。

チコちゃんか、『すしのサイエンス』著者 土田 美登世先生に聞いてみたいです♪


『すしのサイエンス』/文・土田 美登世

寿司でも鮨でも鮓でもなく「すし」としてある。
「サイエンス」も歴史に始まるとあって、
冒頭発酵食としてのなれずし、鮒ずしから酢を加える
「酢し」となっていく旨書かれておりました。