2016年2月21日日曜日

おいなりのお揚げ


久しぶりに、お稲荷を作りました。

柚子皮を加えた酢飯には、蓮根と胡麻を混ぜて・・・・。
寿司飯といえば、以前友人が「お寿司には、作る人が滲み出る」とつぶやいたのを思い出します。それには多いに頷き、以来作る時も頂くときも、お寿司の味に作り手さんを重ねるようになってしまいました。

いつだったか、蕗の入ったちらし寿司を頂いたことがありました。
気張ったところがみじんも無いお寿司で、蕗を邪魔しない具材と控え目のお酢の味に、なんともいえない優しさと自然体のお人柄を感じたものです。
そのさり気なさに常日頃からよくお寿司を作っている人ならではかと思った次第。

洒落た名前のお料理もいいけれど、こういうお寿司を作れる人を、料理上手と呼びたい。

だから、私にとっては、お寿司はちょっと気合いを入れて作る一品。
(いつか気張りのないお寿司になりたい・・・)

お稲荷は、お揚げにこだわりたい。
ふっくらしていてしっかりしていてキメが適度に粗いのが、炊いたときツヤっツヤになる。ほら、こんなお揚げ(写真)。

寿司上手目指して、ホイホイホイ。




2016年2月14日日曜日

3月の健美膳

昨日のNHK、司馬遼太郎今問う、没後20年『この国のかたち』。

  多元的な信仰
  好奇心
  無思想の思想

島国日本が、海の外から来るものを有り難く享受してきた歴史を紐説くキーワード。


ある意味暢気で柔軟な気質の根底にあるものは、自然の豊かさと多様性。
お料理は、それらがあからさまに見て取れる流動性のあるもののひとつかと・・・。

そこで今年は、和漢、和洋の料理からはじめることにしました。

日本の中国料理も、既に和漢洋が融合し“ヌーベル・キュイジーヌ”なんて言葉も相まったひとつのスタイルを構築しています。

3月は、しっぽく料理、支那料理にも触れながら、和漢のさかいをまぎらかしつつ・・・日本人にとって、大切にしたい時候に合わせた、お料理をご紹介致します。


  お料理内容:「和漢(洋)融合の香り膳」

    ・青梗菜と長芋の炒め
    ・春牛蒡のスープ
    ・山芋と鶏肉の甘酢あん 柑橘の香りと共に
    ・ごはん
    ・紹興酒プリン
    ・美味しいお茶


  日時:3月5日(土)、6日(日)10:30~14:30


戦後70年.....21世紀、司馬さんの言葉を反芻するなどして、改めて日本のありようについて考える時が来ているのですね。

社会の有りようは激変しましたが、人間の生理的な部分、本質は、そのスピードでは変化していない。だから、激変した食習慣についてもちょっと振り返る機会を儲けた次第。


カカオ カカオ カカオ

赤道直下 スリランカで見たカカオ

カカオは赤道直下型生物(植物)。
風貌も、加工されても、(油脂や糖質で)薄められても、やっぱり濃い。

濃いものには、それに負けないくらいのある程度濃いものが合う(!?)・・・という考え方も確かにありはしますが・・・ショコラを食べながら、ヴァンショー(ココア)を飲むというのには、いささか賛成しかねます。

カカオといえば、アフリカのガーナ。ロッテのお陰(?)で知名度が高いカカオの産地(日本輸入量70%がガーナ産)。南米エクアドルも何故か耳慣れた響き。
世界生産量3位でありながら、何故か日本には輸入が無かったインドネシア産。その原因を突きとめるべく、インドネシア・スラウェシ島に乗り込み、改良の指導をした上で新規市場参入、パリのサロン・デュ・ショコラに出店するほどのショコラティエになった吉野慶一さん。みごと三方良しのビジネスにしたベンチャーの鏡! スバラシイ!!
   ↑
コチラにあるように、チョコレートはは発酵食品だった!というのも、実に興味深いお話。
(そんなとこ、ヴァニラビーンズと似ています。)

今年のヴァレンタイン、自分用チョコレートは、d'Ivoire(ベルギー)のヴァニラクリーム入り。d'Ivoire は、ガーナのお隣、コート・ジボワールのディヴォアールなんですって。




2016年2月2日火曜日

陰陽餃子


陰陽大極図:陽の中にも陰(小陰)が、陰の中にも陽(小陽)があるという概念。

モモ(ネパール)、バンシ(モンゴル)、マンドゥ(韓国)、ペリメニ(ロシア)、マントゥ/マンティ(トルコ)、ヒンカリ(アルメニア/グルジア)、ラヴィオリ(イタリア)・・・西アジアから小麦粉が伝播して、麺が生まれ、饂飩が生まれ、姿形を変えながら世界中の食文化に足跡をのこしている餃子。具も皮も様々にバリエーションが広がります。
今年は、ちょっとそんな夢を乗せた餃子に陰陽のテーマを重ねて整えました。

たっぷり召し上がれ♪




2016年2月1日月曜日

2月の健美膳

餃子道場Vol. 3!
 〜春節餃子222〜
「ひたすら餃子を作り、お腹いっぱい心行くまで餃子を食べる♪」の巻。
 

これまでの餃子いろいろ・・・
 

皮2種、具2種、調理法2種の222。一昨年は紅白餃子、今年は黒白、陰陽に整えます♪
永久保存レシピにしたいクラシックバージョンと、和食や洋食にも合わせられる変わり餃子をご紹介します。

一年の始まり、大切です。気力充実で♪

 【内容】
   ・十全大補鶏湯
   ・餃子222
   ・普洱茶ゼリー
   ・普洱茶 生茶 V.S. 普洱茶 熟茶 飲み比べ

   
  
   2016年 2月6日(土)、7日(日)10:30 〜