Babette’s Feast
1987年 デンマーク映画
原題 : Babette’s Feast Babettes Goestebud (by Isak Dinesen)
監督・脚本:ガブリエル・アクセル
主演: ステファーヌ・オードラン (Babette)
ジャン・フィリップ・ラフォン (Achille Papin)
グドマール・ヴィーヴェソン (Lorenz Lowenhielm (young)
ヤール・キューレ (Lorenz Lowenhielm (old)
ハンネ・ステンスゴー (Filippa (young)
19世紀末。ユトランド半島の侘びしい村、ルター派の牧師の娘姉妹宅で、フランス・パリからやってきたバベットという訳アリの女性が、召使いをすることになった。
時代背景が織りなす細々としたこと(これが実は意味深いのだが)はさておき、このバベットに、一万フランの宝くじが当たった。1万フランあれば、召使いなど辞めてパリに戻ることも出来る。が、バベットの1万フランの使い方は・・・・??
ここからがこの映画のクライマックスなのだ。
バベットは、自費で姉妹の父、牧師の生誕100周年の晩餐を作らせてほしいと姉妹に提案する。
8日間の休みを取り、フランスから様々な食材(まだ”食材” になりきれていない活きたままのものも・・)を買い付けてくる。ウミガメやウズラ、牛の頭等々に、姉妹や村の信者たちは恐れおののき警戒心を強めるが・・・。
バベットが作った料理は以下の通り。ワインとのマリアージュにも注目。
<料理>
○ウミガメのスープ
○キャビアのドミドフ風 ブリニ添え
○鶉のパイ詰め石棺風 フォアグラ詰 トリュフソース
○季節のサラダ
○チーズ盛り合わせ
○ラム酒風味のサヴァラン フルーツのコンフィ添え
○フルーツ盛り合わせ
○コーヒー
<ワイン>
-アモンティリャード(ミディアムドライのシェリー酒)
○1860年ヴーヴ・クリコ(シャンパン)
○1845年のクロ・ブジョー(赤ワイン)
○ハイン フィーヌ・シャンパーニュ(コニャック・ブランデー)
晩餐会に来たメンバーは禁欲的で厳格なルター派の信者達12人。
ディナーのゲストの一人ローレンス将軍は、ウズラのパイの料理のところで、若い頃パリのレストラン、カフェ・アングレで食べた同じ料理を思い出した。確かあれは、女料理長の創作料理だったはず・・・。
そう、バベットは、当時のパリの最高級レストランカフェ・アングレの料理長だったのだ。
こわばった顔で食卓を囲んでいた人々の顔もほころび、思わずため息混じりに”ハレルヤ” の声が・・・。おいしい料理が人々の会話を洗練させ、心を和ませる。
この後、バベットはパリに帰ってしまうだろうと、別れの悲しみに暮れる姉妹に、バベットは言う。
「1万フランとは、カフェ・アングレの12人分の食事です。」
くーーっ。この粋さ、こんなことが出来るバベットだから超一流レストランの女料理長にもなれたのだわ))))。
ラストの晩餐のシーンは、先の『ショコラ』の食事会シーンにも通じるものがあり、この2つの映画を続けて載せました。
1987年 デンマーク映画
原題 : Babette’s Feast Babettes Goestebud (by Isak Dinesen)
監督・脚本:ガブリエル・アクセル
主演: ステファーヌ・オードラン (Babette)
ジャン・フィリップ・ラフォン (Achille Papin)
グドマール・ヴィーヴェソン (Lorenz Lowenhielm (young)
ヤール・キューレ (Lorenz Lowenhielm (old)
ハンネ・ステンスゴー (Filippa (young)
19世紀末。ユトランド半島の侘びしい村、ルター派の牧師の娘姉妹宅で、フランス・パリからやってきたバベットという訳アリの女性が、召使いをすることになった。
時代背景が織りなす細々としたこと(これが実は意味深いのだが)はさておき、このバベットに、一万フランの宝くじが当たった。1万フランあれば、召使いなど辞めてパリに戻ることも出来る。が、バベットの1万フランの使い方は・・・・??
ここからがこの映画のクライマックスなのだ。
バベットは、自費で姉妹の父、牧師の生誕100周年の晩餐を作らせてほしいと姉妹に提案する。
8日間の休みを取り、フランスから様々な食材(まだ”食材” になりきれていない活きたままのものも・・)を買い付けてくる。ウミガメやウズラ、牛の頭等々に、姉妹や村の信者たちは恐れおののき警戒心を強めるが・・・。
バベットが作った料理は以下の通り。ワインとのマリアージュにも注目。
<料理>
○ウミガメのスープ
○キャビアのドミドフ風 ブリニ添え
○鶉のパイ詰め石棺風 フォアグラ詰 トリュフソース
○季節のサラダ
○チーズ盛り合わせ
○ラム酒風味のサヴァラン フルーツのコンフィ添え
○フルーツ盛り合わせ
○コーヒー
<ワイン>
-アモンティリャード(ミディアムドライのシェリー酒)
○1860年ヴーヴ・クリコ(シャンパン)
○1845年のクロ・ブジョー(赤ワイン)
○ハイン フィーヌ・シャンパーニュ(コニャック・ブランデー)
晩餐会に来たメンバーは禁欲的で厳格なルター派の信者達12人。
ディナーのゲストの一人ローレンス将軍は、ウズラのパイの料理のところで、若い頃パリのレストラン、カフェ・アングレで食べた同じ料理を思い出した。確かあれは、女料理長の創作料理だったはず・・・。
そう、バベットは、当時のパリの最高級レストランカフェ・アングレの料理長だったのだ。
こわばった顔で食卓を囲んでいた人々の顔もほころび、思わずため息混じりに”ハレルヤ” の声が・・・。おいしい料理が人々の会話を洗練させ、心を和ませる。
この後、バベットはパリに帰ってしまうだろうと、別れの悲しみに暮れる姉妹に、バベットは言う。
「1万フランとは、カフェ・アングレの12人分の食事です。」
くーーっ。この粋さ、こんなことが出来るバベットだから超一流レストランの女料理長にもなれたのだわ))))。
ラストの晩餐のシーンは、先の『ショコラ』の食事会シーンにも通じるものがあり、この2つの映画を続けて載せました。
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