2005年4月21日木曜日

ジェイミー&ナイジェラ(!?)

最近、ケーブルテレビのLaLaチャンネルで配信しているイギリスの料理番組を見ている。

『ナイジェラの気軽にクッキング』と『ジェイミーのラブリー・クッキング』。料理がマズイ国No.1として、とかく評判のイギリスの料理番組というから、一体どんなものかと思えば、これがなかなか面白い。

ロンドンの天才シェフ、ジェイミー・オリバー(Jaimie Oliver)は、ポップなキッチンで、リズミカルに料理をするのであるが、とにかく計量をしない。買ってきた食材のパッケージから「袋には、250gって書いてあるから、大体この半分でいい」といった風に、袋からボウルや鍋に直接ドドーッと加える・・いや、放り込む。もちろん、日本の料理番組のように画面に材料の一覧がでることはない。事お菓子に至っては「お菓子はきちっと計量しなきゃだめだ」といいながら、粉類やバターを放り込み、卵も直接割り入れる。その手さばきたるや、一度に5〜6枚のお好み焼きを、キャベツ ガバッとひとつかみ、もやし軽くひとつかみ…と、材料を次々盛って、全て同じ厚さに焼きあげる広島のお好み焼きの店主さながら(おっと、こんな表現、広島人にしか伝わりませんね)。
計量道具は彼の「手」といった感じなのだ。肝心な料理だが、これが、結構美味しそう。

『ナイジェラ・・』のナイジェラ・ローソンは、「カリスマ料理研究家」らしいが、スペインあたりのラテン系女性ニュースキャスターのようなグラマラスな風貌の美人。ウェーブの黒髪をなびかせながら、マニキュアが塗られた爪の長い手でフードプロセッサーや大型のミキシングマシーンを駆使して、彼女曰く「複雑な味」を生み出している。

インド料理屋に飛び込んだり、イタリア系のおじさんと野草摘みにでかけたり、庶民的行動派のジェイミーに、アロマオイルを炊いてシルクのナイトガウン姿で夜食を作るナイジェラ。一見対照的なのだが、見ているうちに、いくつか共通する点があることに気付いた。

エプロンをしない。

醤油をよく使う。(アチラではオリエンタルがお洒落で進んだ感じがするみたいです)

ハーブや唐辛子をふんだんに使う。

それから、オリーブオイルを使うイタリアンやサラダにも、必ずといっていいほど動物性脂肪---バターやチーズ、生クリームを加える。

また「複雑な味」を生み出す組み合わせに、ルッコラとミントをサラダにしたり、さらに桃やビーツが入ったり、オリーブオイルベースのセパレートドレッシングになるのかと思えば、最後に生クリームが入ったり・・・。ブリティッシュテーストは、かなり欲張りみたい。

しばらくこの番組、楽しめそうです。





0 件のコメント:

コメントを投稿