2011年8月20日土曜日

直島 ~空蝉

まぶしい日差しの中、直島に行ってきました。
カフェサロン中奥でいただいたオリーブサイダーは、隣の隣、小豆島のもの。
ちょっと甘いけど、なんとも涼やかでオリーブを感じさせるお色です。
(ちなみに、小豆島の物産ですが、小倉味ではございません・苦笑。)




f:id:epice_maki:20110818140615j:image





* * * * *




野外でのワンショット。
f:id:epice_maki:20110818144017j:image


珍しくもない蝉の抜け殻ですが、みかんの小枝のそれは、島の夏を感じさせてくれます。
そうそう、そういえば、蝉の抜け殻=「蝉退」は、立派な漢方生薬なのでした。
解熱、消炎の効果があり、・・・とくれば、性質は「寒」。
消風散という風邪薬にも含まれているそうです。
殻にとどまらず、世界には、揚げたり煮付けたりして蝉を食べる習慣があるところはあちこちあるようです。
なんでもたべちゃうNO1(!?) のイメージ濃い中国は無論・・・!
蒸して潰した蝉味噌みたいな食べ物まであるのだとか。
地上での短命を「もののあはれ」と見た昔の人の風流な感性には思い至るはずもなく、思わず、「もし食べるなら、蒸すか、煮るか、揚げるか」・・・なんて、サバイバルな気分で思い巡らせるのでありました。
大連の路上市場で見かけた蚕、最初は蝉かと思いました。
蚕の大きなお尻(お腹)がクリクリッと動く様が強烈に瞼に焼き付いています。
その蚕を、大きな中華鍋でカリカリに揚げて売っていましたねえ)))。
美味しくて、大層滋養があるそうな。

よし・・揚げて食べよう!

こんなこと、アートな島・直島で考えることではないか・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿