2017年12月25日月曜日

オー ボン ヴュー タンのケーキ



シュトレーンをいただくとか・・・
ちょっといいワインを開けるとか・・・
モンドールチーズを買っちゃったりとか・・・

毎年、世間の華々しさの、ほんの一部を取り入れるだけのクリスマス。

今年は、東京行きとタイミングが合ったので、オー ボン ヴュー タンのケーキを。


24日。お店は予約のケーキの受け渡しで大賑わい。イートインスペースを閉鎖して、対応に当たられていました。
何処までも妥協の無い本格フランス菓子のオー ボン ヴュー タンさん。クリスマスケーキも、ブッシュドノエルが主体でした。
私は、「オー ボン ヴュー タンの伝統菓子を網羅するゾ??ヶ年計画」を遂行すべく、今回も焼き菓子を。

河田勝彦さんのご本にもあるように、お菓子というのは、その殆どが宗教的意味を持つ。
だから、どのお菓子も、クリスマスに相応しいのだ〜〜と、私は拡大解釈しています。

写真は、コロンビエというプロバンス発祥のケーキ。
アーモンドの入った生地に果物のコンフィが混ぜ込まれた焼き菓子。
上に乗っかっている白いハト(ちょっとデブだが、ハトらしいw)は、聖霊や平和を象徴する存在で、本来、陶製のものを生地に忍ばせ、切り分けたとき、鳩が当たった人が結婚する(!)というものらしいのです。
最近日本でも浸透しはじめた年明けのお菓子「ガレット・デ・ロワ」とも似たニュアンスですね。

マルセイユでは、キリストの復活から50日目に、聖霊が天から降りてきたことを祝う降臨祭で食べるお菓子だそうで、タイミング的には、やはり年明けのお菓子なんですね。))

ちょっと先走った感が無いでもないけれど、平和は恒久的願いであり祈りなのだ。
・・・と、拡大解釈して、クリスマスから採用w。

コロンビエ(Colombier) =「鳩小屋」。

手の届くところにありそうなネーミング。
平和も、かくありたい・・・!


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