2024年10月29日火曜日

中国茶の会 ご案内

MUNI Carpetギャラリーの絨毯は、究極の東洋の伝統美であるクラシカル・チャイニーズラグを復刻させ、更に西洋のモダニズムと融合させた、古くて新しい逸品。
このラグのギャラリーと“古くて新しい”中国茶。

これをそのままイベントのコンセプトとしました。
温故知新なのか、ノスタルジーなのか・・・小難しいことは置いておいて、

「喫茶去」。
ま、ま、ま、美味しいお茶をどうぞ♪

そんな会でございます。

お茶の来た道、往く道にも思いを馳せる時間となるかも?!

中国茶と相性抜群の点心&お茶をご用意して、皆様のご参加をお待ちしております♪









 

2024年10月15日火曜日

11月の料理教室

 


日時:11月1日(金)、2日(土)、3日(日)
 10:30 ~ 14:30

当たり前を、より美味しく、安全に♪


  身近で便利な家電をフル活用して、ハムやパンを作ります。
  常備のスパイス使いでご家庭でも本格的なお味が生み出せます(!)。
  自家製ハムと野菜のマリネは持ち帰りいただけます。

  





10月の料理教室

 




2024年8月9日金曜日

9月の料理教室

  まだまだ夏膳

亜熱帯アジアにスパイシーな料理が多いのは何故でしょう??
健康維持の観点からというより、大航海時代の流通事情の影響が大きかったりしそうです。

唐辛子は、日本や韓国では、伝来してしばらくは食用ではなく専ら「武器」(目潰し!)として活用されていたとか。
インドネシアでは?インドでは??タイでは???
いつどのようにお料理に導入されていったのでしょう???

唐辛子が食材になる。

攻撃性を秘めた唐辛子を巧みに活用して、美味しい料理が沢山生まれ、今日も私達を楽しませてくれています。

唐辛子で大きく変わった料理の一つは、間違いなくインド料理かと思います。唐辛子の前の、辛さといえば、専ら胡椒だったようですから。

それは日本も同じで、唐辛子なのに「柚子胡椒」なーんて呼ぶのも、辛いもの=胡椒だった時代があったからでした。

ヒーヒーハーハーの辛さは消耗しますが、隠し味的な「辛さ」は、消化器も味覚も目覚めさせる妙薬。9月は夏の疲れが出る頃のやさしい「辛さ」をご紹介します。


● 日時:2024年 9月6日(金),  7日(土),  8日(日)10:30~14:30

● 内容:
     「晩夏のやさしいスパイス膳」
         ・西インドのフィンガーフード パニプリ 
         ・エビ揚げワンタン チリ杏ソース
         玉子甘辛チリチリ
         ・ズッキーニくるくる スパイスオイルソース
   ・とうもろこしのすり流しスープ
         ・バスマティライスの胡椒飯
         デザート 南国フルーツのハーブ香るスムージー
     




2024年5月31日金曜日

7月の料理教室

 7月は、梅雨から夏へ移行する時期。体調管理が難しい時候です。
代謝も盛んになり、消耗しがち・・・。
食の基本、しっかり補気&理気をベースに、シンプルでやさしい夏のメニューをご紹介します。


● 日時:2024年 7月5日(金),  6日(土),  7日(日)10:30~14:30

● 内容:
     「南国のササッと料理」
         ・ソーミンチャンプル (塩ラッキョウ使い)
         ・お肉の葛引き  便利な薬味と胡瓜ソース
         ・筍の甘辛炒め   (買い置き食材で)
   ・ピリ辛枝豆 
         ・椰香鮮奶雪花糕(ココナッツミルク餅)
         ・美味しい中国茶

2024年5月24日金曜日

プリン v.s. プディング, プディング v.s. クレーム・ド・カラメル

 




こんなもの、見つけちゃいました。

ELAHcrème caramel con caramellato(キャラメルプディングミックス)。

イタリア版 “ハウスプリン”。

 

 

20世紀末、20代になったばかりの頃ですが、アメリカにも当然在ると思っていたプリンのインスタントは皆無。在るのはライスプディングとかカスタードクリームの類ばかり・・・。

ベトナム料理屋で、偶然デザートの「Banh Flan(“牛乳と卵液の餅/ケーキ”の意)/ Cream Caramel」がプリンだと知り、プディングとクリーム・キャラメル(=クレーム・ド・カラメル)を使い分けることを知り得たのでした。

ベトナムは、フランスの植民地だったから、“クレーム・ド・カラメル” があるのか。

植民地時代のベトナムでは、牛乳を飲む習慣が無いので練乳やスキムミルクを使っていたそうです。カフェオレも練乳入りで甘いのです。
ベトナム料理屋さんでは、そこはアメリカだからか現代がからか、牛乳を使って作られていて、当に「プリン」でありました♡

それからしばらく経って、カフェ&バーのメニューに、ブーダン(Boudin)という血のソーセージに出会い、それがフランスでいうプディングの元だと知り驚愕。


「血を食べる」という、いかにも肉食らしい料理文化への驚きと、私の知る狭義のプリン≒プディングという言葉との不一致への驚き。
このダブルパンチには大いに悩まされました。)))

ヨークシャープディングも知らない頃のワンダー話です。

 

「プディング」。

意味や形状に統一感がないという不思議。
いろいろ調べたけれど、語源は未だ以て不明なことが多いようです。


さて、21世紀初頭(笑)、マカオの市場で豚の血が売られているのを目撃(!)。
これはもう、そのまんま血の塊(凝固している)。
ゆるいレバーのよう。


さらに台湾で、それを使った猪/米血糕(ミー・シュエ・ガオ)を知り得ます
英語で言うなら、グリルドプディング??!


おっと、すっかり話が逸れてしまいました。
甘いプリンのお話でした。

日本には、明治維新以降になって、甘味のプリンが食べられるようになっていたようで、「布顚」と記録にされているそう。
洋食屋や喫茶店で頂くデザートだったようですが、具体的ルーツは解らずじまいです。

子供の頃、プリンといえば、専ら「ハウスのプリン」でした。

そう、これみたいなインスタント。

 

'60年代半ば〜後半、冷蔵庫の普及と共に、ハウスのプリン、ゼリエース、(ツードア式も出て)シャービックなどのインスタントデザートが生まれたという訳なのでした。
イタリアバージョンの「ハウスプリン」、カップヌードル然り、案外日本のプリンのマネだったりするかもしれません??

これら共にプリンのインスタント商品ですが、実は卵は使われておりません。(最近のハウスプリンのパッケージには「卵不使用」と明記されています。)
スーパーやコンビニにも沢山プリンが並ぶけれど、その原材料はびみょ〜なものが多いのでした。

卵と牛乳と砂糖でつくれるプリン。

小・中学校の家庭科で調理実習の必須にしたらいいのにと、勝手に思っています。だって、みんなプリン大好き。
無添加でシンプルにつくってあるものはやっぱり美味しい。

あ、クレーム・ド・カラメルって呼んだ方がいいのかな。