あけまして おめでとうございます
高千穂の祝酉 |
2017年 酉年。
また1年、滋味な鶏スープを沢山トリます。
鶏スープは、お粥と並んで薬膳の原点。両者は胃を開かせ、食事の為のウォームアップ役でもあります。漢方薬も、お粥かスープを一杯飲んでからとると、体に巡り、効果がUPすると言われます。
鶏スープには、秘められた素晴らしい薬効がいろいろ(!)。
中国清代の料理書『隋園食単』に「鶏の功は最も大きい・・・」とあるように、鶏肉は、古より万病に良いものとされてきました。鶏のスープは基礎代謝を上げ、血糖血、血圧の安定、免疫力UP、疲労回復に効果的であることが明らかにされています。特に鶏胸肉は、イミダペプチドという抗酸化力のある成分が含まれ、スープで効率よく摂取できます。信じがたいですが、鶏のご先祖は渡り鳥(!)。渡り鳥が何日も羽ばたき続けていられるのは、この成分が翼の付け根である胸の筋肉に含まれているが故。
イミダペプチド、私も肩や腰に注入したいところだけれど、そういう仕組みにはなっていないようなので、ガンバってスープを取って頂くしか無い。
疲労回復に、老化予防、生活習慣病予防に、一碗のスープを♪
さて、お正月、沢山用意したいのは、鶏スープではなく、お魚のスープ、お出汁の方。
お出汁のことを、「だし汁」と言われるようになって久しい。
ですが、未だどうも違和感を拭えないのでアリマス。
だって、出汁は汁でしょ。漢字で書くと、出汁汁。
う〜〜〜ん。)))
だし汁と言うようになったのは、いつからなのでしょうか。
粉末出汁の素が生まれたころからでしょうか??
「だし汁」は「粉出汁ではなく出汁の汁のほうですよ」という含みがあるのかな?
鶏スープの場合はそのものズバリ「粉末鶏スープ」。出汁だって「粉出汁」とすればいいようなものですが、ひょっとして、粉出汁や出汁パックが如何に定着しているかという裏返しでしょうか??
インスタントコーヒー然り。侮れない粉末のクオリティーもあるのかもしれませんが、粉だし、粉スープに食塩抜きのものものはお見かけしたことがありません。
粉にできないことは・・・
出汁の濃さで味を出したいときの、追いがつお、またはスープでスープを取るという作業。
"レシピには、粉出汁は使わない。"
スープやお出汁の力を信じ、今年もこれを続けていきたいと思います。
いきなり干支を食べる話で、なんだか面目ない。
さて、2017年最初の教室は・・・
春節だから、やはり餃子。毎年変わり餃子を手がけますが、今年は原点に返り、オーソドックスなエビ韮餃子を。プラス和食にもピッタリの春菊と鶏肉の餃子で幕開けです。スープ仕立て or 鍋仕立て、焼き餃子等々いろんな食べ方に合わせた皮作りもご紹介します。
あ、もちろん、唐辛子の赤色の中に黄色のウコンがしっかり染み出た赤くて黄色い自家製辣油もご用意しましょう!
デザートは・・・ギリギリまで悩みます。
おたのしみに!!
日時: 2017年 1月24日(火)、2月4日(土)、5日(日)
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