2019年6月9日日曜日

火鍋


陰陽に整えられた、2色の鍋。
巷では「火鍋」と呼ばれていますが、本当の名前は「鴛鴦鍋」。
白湯スープと辣油や唐辛子がたっぷりのピリ辛スープベースの二種が用意され、この2つを調合したり交互に食べたりして楽しむお鍋。
火鍋とは、写真(↓)のような、煙突付のこのお鍋のことなのです。
(この煙突の下には、熱源の炭をいれ、炭の熱量に合わせて具材を調理していきます。)
神田・龍水楼にて

こちらは、日本のしゃぶしゃぶの原型にもなっている「涮羊肉」という北京料理で、水炊きのような形式で沢山の薬味と共に供されます。
このお鍋は、清朝の宮廷料理としても取り入れられていて、愛新覚羅浩さんの著書『食在宮廷』でも「十錦火鍋」(10種の材料をいれた鍋もの)として紹介されています。

教室では、こちらではなく「巷の火鍋」の方の、ピリ辛ベース版をご紹介したというわけです。 ちょっとマイルドに仕立てましたが、発汗力は十分!  皆さん汗を拭き拭き、〆の水餃子まで、しっかり頂いてました。

龍水楼の、炭火を使った本当の火鍋も、是非食して頂きたいなあ)))。


 

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