サブレ ヴィエノワユイルドリーヴ |
時に手厳しい批評もする食通の友人曰く、「ひとつのお菓子がヒットしたからって他のお菓子も全て美味しいってわけじゃない」と。
彼女ほど手厳しくも食通でもないけれど、私もこれには全く同感です。
ついこの前も、パウンドケーキが美味しいお店のアップルパイが、あまりに普通で拍子抜けしたところ。もちろん、生産者の誠実さは全ての商品に感じられ、どれもそれなりに美味しく仕上がっているのです。が、人気の一品が、あまりにドンピシャと美味しいものだから、他のそこそこが、どうしてもかすんでしまうのですねえ))。
上京最終日、その彼女が、「サブレはココのコレ!」と薦めてくれたのが、リベルターブルの「サブレ ヴィエノワユイルドリーヴ」。
うぅ〜〜舌を噛みそうな名前・・・xx。
ユイルドリーブは「huile=油」、「d'Olive=オリーブの」、という訳で、バターとオリーブオイルが使われているサブレということになる。
「このサブレが食べたいモード」の彼女が、私の分も買って手土産にもたせてくれでもしなければ、ご縁が無かったかも知れない代物。だって名前すら呼べないもん。
私は無造作にカバンに突っ込んで、新幹線の中で荷物棚に上げたり下ろしたりしてしまい、持ち帰って開けてみたら、7割方が割れてしまっていました。。。涙
なんとか元の形をとどめている3枚を拾い上げ、パシャリ。(上の写真)
ほんとは、ちゃんとまん丸なのよー)))。ゴメンナサイ。
この薄さだけど、アーモンド入りです。 おそるおそるつまみ上げ、口に運ぶと舌の上でほろりと崩れて「砂(サブレ)」になります。
サブレとはフランス語で「砂をまく/ 砂で覆う」の意味があるらしいけれど、お菓子の由来はブルターニュやノルマンディーに接するイル・ド・ラ・ロワール地方の地名とも、伯爵夫人の名前とも言われています。
ともあれ、バター王国フランスのお菓子なのだから、バターをケチったらいけないお菓子ということだけは、明らか。
少しケチってオリーブオイルに??ってことではないでしょうが、油脂の分子の違いで食感に違いがでることは、ラードを使う中華菓子で学んだなあ。))
はたしてリベルターブルのパティシェ森田一頼氏の意図はどこに!??
ともあれ、ふんだんに油脂を使ったリッチなお菓子だから、ほろっ・・・と、壊れてしまうの〜〜〜〜〜!
お土産になさる方は、どうかどうか、優しく扱ってあげて下さいね。
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