【写真:映画公式サイトより】
実話を元にした小説『ヒトラーの毒見役/The Tasters』を映画化したもの。
歴史上の支配者に「お毒見役」は付きものですが、ヒトラーにも・・ね。
数々の映画の題材にもなっているヒトラー暗殺未遂事件。
その場所としても知られる 総統大本営「狼の巣(ヴォルフスシャンツェ)」が置かれた当時の東プロイセン(現在のポーランド北東部)。
そこに、若くて健康な女性たちが強制的に毒見役に雇われる・・というか、ある日突然ナチスに拉致同様に連れて行かれ、2年半もの間、強制的に毒見をさせられることになるのです。
そこに、若くて健康な女性たちが強制的に毒見役に雇われる・・というか、ある日突然ナチスに拉致同様に連れて行かれ、2年半もの間、強制的に毒見をさせられることになるのです。
食べても死、拒んでも死。
映画には7名の毒見役が登場しますが、実際には15名ほどいたそうです。
ヒトラーは、ベジタリアンだった。
そして甘党。
野菜や乳製品などをふんだんに使い、シェフが作る料理は美味なものだったらしいが、見張られ、時に銃口を突きつけられながらの緊張の食卓で、味わうことが出来たろうか??
片田舎に暮らし爆撃とは無縁だった女性たちが、こんな形で戦争に「参加」させられることになるなんて。
ソ連軍の侵攻により殺されて、この戦争を生き抜いたのは、この映画の主人公のモデルとなったドイツ人女性マルゴット・ヴェルクさん只ひとり。マルゴットさんが、晩年に封印していた戦時のことを語るまで、毒見役がいた事は一切記録にもなく知られていなかったそう。
戦争は政治外交の失敗。
戦争のリアルは食糧難に飢え。
まずい政治が食糧難を招く。
そしてそれは、下々の一般庶民に一番にのしかかる。
そんな危機が到来したとき、暮らしから自然が遠のき、気候も環境も変わってしまった現代では、もはや上杉鷹山の『かてもの』も、役に立つまい。。。