2005年6月3日金曜日

モロッコのシャンプー&リンス「ガスール」

昨日、シャンプーを買いに、某マンモスドラッグストアに行った。

種類の多さにあきれながらも品物を選んでいると、隣の洗顔製品コーナーに、「ガスール」が目に入った。

8年前、モロッコでロストバゲッジに合った私は、当座の生活品を現地調達しようとスークに出かけました。その時、シャンプー&リンスだと出されたのがこの「ガスール」。
どう見ても泥のかたまりにしか見えないので、頭髪に使うには思いっきり躊躇した。でも、泥パックってのもあるし、洗顔にならパックぐらいにはなるだろうと、自分のお土産として購入。帰国して、自宅で密かに洗髪してみると・・・。

ああぁ、忘れられない、あのギシギシ感・・。
荷物が出てくるまでの4日間、髪を洗わずに過ごして本当に良かった・・・。ちょうど泥遊びをした手の、泥に皮脂を吸い取られたカサカサ感・・・あれが、髪に来たかんじだ。髪が絡んで指が通らない・・・。苦闘しながらも、ふと思い出したのは、マラケシュの旧市街で見た人たちのちょっと脂ぎった感じの黒髪。日本人もその昔は椿油などを髪に塗りたくっていたんだっけ・・・。髪のつやのオイル感と、辺りに漂う種まで一緒に圧搾して採ったオリーブオイルの強い香り(匂い?)、廃油で作った茶色の石けんが、ガスールとセットで記憶によみがえってきた。

所変われば品変わる。
整髪剤も違えば、シャンプー(?)が違うのも当たり前か。結局お顔のパックにも使うことなく、「ガスール」は旅の記念品として押し入れのどこかに収まっている。まさか、こんな形で再会しようとは、あのときは思いもしなかった。

見るからに、現地で売っていたものそのものなんだけど。大丈夫なのかしら・・・。日本では、シャンプーではなく洗顔料と表記されていました。ご興味のある方はお試しあれ。

http://www.naiad.co.jp/ghassoul/ ←このサイトによると、どうしてなかなかいいモノみたいですよ。

写真:マラケシュ旧市街のスークで購入したGhassoul

パッケージにはロングヘアの女性がシャワーで頭を洗っている絵が描いてあります。



moreover  
http://epice.biz/market/morocco.html





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