何年ぶりかで、東京・人形町の玉ひでで、親子丼を食べました。
1760年創業、日本で最初に親子丼を作ったお店。最近では、地方の物産展にも出店したりしているので、なにも東京まで来なくても食べられるみたいだけれど、どこで食べても1時間待ちは必須。厳選卵と厳選の軍鶏、秘伝のタレ、老舗のストーリーに、一杯1300円の幸せを求めるなら、1時間も、大した時間じゃないのかもしれない。
玉ひでの親子丼を初めて食べたのは、かれこれ10年近くも前。
初めて食べたものは、何かにつけて基準になりがちですが、おかげで、私の親子丼のハードルは、かなり高くなってしまった。
あの、卵の何とも言えない半熟さ加減、ごはんが浸らないタレ加減。シンプルな料理ほど難しいことを実感させられる一品。
ところで、卵と玉子。
これって、どう違うんでしょう?
親子丼を食べた後、立ち寄った古本屋で、偶然その答えがみつかりました。
かに玉、おでんの玉子、生卵、とき卵、金の卵、カエルの卵・・・私は何となく、卵は生で、料理すると玉子になるのかなーと思っていたのだが、ちょっと違うらしい。明確な基準はないものの、卵は生物学的な意味でのタマゴを指し、玉子は、食材としてのタマゴを表すという説が有力なのだとか。また、タマゴの殻に入った形状を留めていないときには卵なのだそうです。
すると、ゆでタマゴは、ゆで卵ではなくゆで玉子なのね。
役者の卵も、役者の玉子と言った方が殻を破っていない→一まだ皮剥けていない感じでいいのかしら??
親子丼のタマゴは、卵なのか玉子でなのか・・・・。(「玉ひで」だから玉子といいたいところですが、これについては創立者の妻が「たま」さんだったり当初の屋号が「玉鐵」だったりで不明xxxあしからず。)
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