2008年3月14日金曜日

『幸せのレシピ』

2007年 アメリカ映画,
監督:スコット・ヒックス。  
主演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ, アーロン・ エッカート, アビゲイル・ブレスリン,パトリシア・クラークソン
ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のリメイク。
ハリウッドが作ると、アノ、独特の雰囲気はどうなっちゃうんだー??・・・との思いが一瞬よぎらないでもなかったけれど、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、結構好きなんです。
ピンと背筋をのばしたまま、きゅっと口角の上がった口元に食べ物を運び、パクッ。彼女の食事シーンは、どの映画でもきれいで美味しそうだなあと思うのであります。

舞台はNY。客層もおレストランの店内も前作品とはひと味違うし、キャサリン扮するケイト(前作品ではマーサ)が、オーナーの言いつけでセラピーに通うあたりの設定はいかにも"アメリカ"だけど、チャイナタウンで食材を探したりと、食彩の豊かさは、NYにもこんな一面があるのかと思わせてくれる。そして・・・これはヨーロッパ映画(特にフランス映画)でいつも思うのだけれど、相手役の男性には、なーんか距離を感じてしまうということが無かったので、楽に見ることができました。
魅力的な男性観の違いは、違和感というか異文化の垣根を感じてしまうのですが、そういう意味では(決して、アーロン(ニック)がタイプって訳ではないけれど)彼扮するニックは、ちょっと馴染みやすい感じ。
自分がいかにアメリカ映画に慣らされてしまっているかを再認識するリメイク作品でもありました。

音楽が『マーサの・・』バージョンのままなのは嬉しい。
ケイトのオリジナルサフランソース・・・サフラン風味にバイマックルー(タイのコブミカンの葉)の組み合わせ、想像も付かないですけれど。




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