2021年4月27日火曜日

パンは生きもの

お米のことを思えば、パンは随分コスパの悪い食品です。
ちょっと美味しいのをトレーに数個乗せてレジにいくとすぐに千円を超えてしまいます。
千円あったら、ちょっと高級なお米が1〜2キロ買えちゃう。
でも、忙しい朝に、パンは助っ人。
紅茶かコーヒーを沸かして、パンをトースターに放り込むだけで朝ごぱんの体裁が整います。

日頃は栄養価が云々かんぬんと聞いたり言ったりして、こうしたらいい、ああしたらいいという理想は知っていても、現実には、朝は時間との闘いなのだ。

昔、東京でひとり暮らしのOL時代、朝は「何か適当にお腹に入れて」駆け出す毎日でした。
仕事帰りに菓子パンを買って帰っていた記憶もあるので「トースト」すらしていなかったなあ〜))。
そして、ティーパックの紅茶。(コーヒーより早くて簡単!)
ささやかなバラエティーをと、あらゆるメーカーのモノを試しましたねえ))。
「パンとコーヒー」は「ご飯とお茶」(要するにお茶漬け)より、格好が付く気がしていました。

ご飯と味噌汁の組み合わせが黄金コンビだと知ったのは、随分後になってからでした。
このコンビで、必須アミノ酸が全て摂れるというのです。
パン(小麦)は、米に比べてアミノ酸スコア*が低い食べ物なのです。だから、パン食の時は、卵とかハムなどの動物性のものをプラスするのが宜しいそうで。

解っちゃいるけど、時間に追われ・・・

冷凍庫にパンがあると、安心してしまいます。

でも、市販のもので、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪散を使っていないパンは本当に少ない!!且つ、日本の柔らかふんわりパンには砂糖が沢山使われています。

小麦(パン)が主食の国の中には「100g中○g未満」という風に、加えられる砂糖や油脂の量を決めて課税率を変えている国もあります。(例えばアイルランドでは、主食としてのパンは脂肪分や砂糖などが小麦粉の重量の2%以下としており、それを越えると「お菓子」「嗜好品」という扱いになり付加課税の対象となります

そんなこんなを聞き及び、我が家ではなるべく食事パンは自分で焼くことにしています。
(ホームベーカリーですが)
しょっちゅう焼いていると、もう形などどうでもいい気分になってきますが、最低限、山型食パンを目指し、ホームベーカリーの全自動ではなく、仕上げの成形だけは自分でやる「半自動」仕上げに。

すると、同じ配合なのに、日々出来上がりがちがうのです。
気温や湿度の違いが影響するのでしょう。あと、「自動」じゃないところが一律じゃないせいか?!

過醗酵でしゅぼんでしまうと、本当に悲しい〜)))
気候と私の成形にはいるタイミングがバッチリ合ったのか、今日はものすご〜〜〜く美味しく焼き上がりました♡

「パンは、焼くまでは生き物」と、フランス人のパン職人さんがおっしゃってましたが、
酵母のご機嫌伺いをしながら作ると、美味しくなってくれます。

今は出勤がない生活なので、パンと紅茶に、ゆで玉子を付けて、アミノ酸スコアもバッチリ。(卵はスコア100です!)サラダと果物がつけば、充実朝ごパンです♪



 

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