田んぼ・・というより、”ライスフィールド”と呼びたくなる風景です。
広東省開平(カイピン/kaiping)。
この辺りは二毛作。水源が豊かで、畑の中に人口の池を作って田鰻や海老、鯉などを養殖していたりもしているようです。
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広州から南西へ160km。広東省の中南部にある開平市。世界各地に暮らす華僑三千万人、その1割がこの辺りの出身なのだそうです。
広大でのどかな農村に、なにやら似つかわしくない建物ですが、清代中期、社会的な混乱期、防犯と水害へ備えるために楼閣(diaolou)が作られ、清代後期になると、海外に移民となり成功した人達が故郷に送金したり戻ってきて西洋の様式や文明技術を取り入れ建てたものだそうです。
共産党政権成立後は、居住者の殆どが海外に移住したため多くが廃虚になっているそうですが、営みのある一角も・・・。2007年には村落と建物が世界遺産に登録になりました。
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