2014年9月9日火曜日

中秋の名月と月餅

東の空に、月が出た。


食卓にも 月が出た。


 中秋の名月は英語で「The harvest moon」収獲の月。
日本では、ススキなど活けて、穀物の収穫に感謝し、米の粉で作る団子をお供えする中秋の名月。
秋の収獲はお芋も。別名「芋名月」とも言われ、里芋や薩摩芋をお供えするのだそうです。さすれば、お月見をするその土地土地の収穫物をお供えすればいいのかな。

今なら葡萄、梨、無花果も・・・!?? なんでも葡萄などの蔓モノは、月と人の繋がりが強くなるとして、縁起もいいお供えものなのだとか。

さて、所変わって中国文化圏では、中秋の名月といえば月餅です!!

小豆餡なら「豆名月」といったところでしょうか。
蓮の実餡も美味しいですし、棗餡、椰子餡・・・いろいろ。
南瓜の種、胡麻、干し葡萄、ピーナッツ、松の実、胡桃、等々、色んな木の実を使った五仁の月餅は、私の大好物ですが、お店によって具がピーナッツに偏っていたり、いろいろ・・・当たり外れも多い種類かもしれない。)))
とあるプロ向け料理本のレシピには、橄欖(かんらん)の仁(種)=オリーブの種の仁や緑鮮やかなピスタチオ、オレンジピール、アーモンドなどもリストアップされていて、これなんか是非食べてみたい五仁月餅です。毎年自分で作って見ようと、道具や具材を揃えて意気込むのですが、中秋節には間に合わず(涙)。

写真の鹹蛋(アヒル卵の塩漬け)入り月餅は、広東式の月餅。カットしたとき、夜空の月のごとくまん丸く上手く真ん中に納まってくれていたら、なんかいいことありそうな気がしてきます。

美味しい鳳凰単ソウを淹れていただきます。

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