台風一過、少し秋風を感じ、オーブンに火入れをする気持ちが湧いてきました。
手始めに、時短のマフィン20min.から。
実はマフィンよりこのお皿を写真に撮りたかったのだ。
デンマーク人デザイナーJens H. Quistgaard(イェンス・クイストゴー)のRUNE(ルネ)シリーズ。
DANSKを立ち上げた方です。このダイヤ柄は、8世紀頃に北欧で占いに使われていたルーン文字らしい。「豊穣、幸福・新しいスタート」を意味するとか。
ちょっと和食器の雰囲気も持ち合わせ、お漬け物からケーキまで、懐が深いわ〜♡
北欧民芸の粋を感じます。
お菓子でヘルシーにしようとか、どうにかしようなんて考えはナンセンスだと考えるワタクシですが、マフィンにはEXバージンココナッツオイル、砂糖もタイの椰子糖を使いました。多少はヘルシーなのかもしれません。アルツハイマー対策マフィンとかアンチエイジングマフィンとか何とか・・よびたい人はよんでおくれ。
昔昔、思えばすっかり昔になってしまいましたが、私にも、マフィンとコーヒーを朝食にしているアメリカ人が、スタイリッシュに見えていた頃がありました。20代になったばかりの頃、バブル期のイケイケな時代。マフィンやドーナッツとコーヒーで時短な朝食を済ませ、足早に歩く。それがキャリアウーマン出勤の姿でありました。時間的合理性がカッコイイという価値観全盛期だったように思います。
私もヘルシー路線で、ふすまいりのナッツと人参あたりを好んで購入して、かぶりついてたりしていたものです。ヘルシーでファーストフードなんて、洒落てるわ。
今の私には、ゆっくり食事をとれることこそが最高の贅沢。
ファーストフード的マフィン、今では手作りでスローな点心タイムの一品です。
自分でつくってみると、いくらも人参もグレインも入れられないんだということを悟ります。お菓子で野菜不足は補えません。お菓子は食事にはなりません。
たとえどんなに健康的といわれる食材が加わろうと、砂糖や油脂は、自然界のお恵みの量をはるかに上回っています。
お菓子はお菓子。だからお菓子として楽しむことにしています。
ちょっとだけ上質にして、控え目にいただきます。
・・・と、こんな講釈をした後だけど、2ケ食べちまいました。悪しからず。
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