(写真:Akiko Shigetake) |
毎年今時分に作る甘夏柑の皮の砂糖漬け。
すっかり風物詩となっています。
ライバルは、光國本店の「萩乃薫」(なんちゃって)。
萩は今頃夏蜜柑の収穫に追われているころでしょう。
毛利のお殿様が萩を離れ、時代も維新を迎え、城仕えしていた武士たちへの救済措置として、夏みかんの栽培が奨励されたといいます。だから、市内あちこちの武家屋敷敷地内にまで夏蜜柑の木が植えられていて、今も実を付け花を付けしています。
夏みかんは、橙(代々)の一種。実がついたまま花を咲かせ、5月はまさに、夏みかんの木は二世代住宅状態。萩の町も、みかんの花の香りに包まれます。
広島・瀬戸内も、みかんで有名でみかんの花が咲き乱れますが、主に島のみかん畑でのこと。町中が香りに包まれるというのは珍しいことかもしれません。
そんな風情をイメージすると、素朴なピールの砂糖漬けにも、ちょっと気取らせてあげようかという気持ちになってきました。
チェ・ジェホさんの白磁の高足杯に、お座りいただいて・・っと。
甘さの中に微かにのこる苦み、中国種のスプリングダージリンもよく合います♡
チェ・ジェホさんの白磁の高足杯に、お座りいただいて・・っと。
甘さの中に微かにのこる苦み、中国種のスプリングダージリンもよく合います♡
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ちなみに、11月に準備するフルーツケーキには、この夏みかんのピールが入ります。
これから作るのは約半年間冷蔵庫で眠って頂きます。
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