2016年9月5日月曜日

雪菊茶


雪茶、雪蓮花、そしてこの雪菊茶。 チベットのものは、名前に「雪」の文字が付くものが多い。

天山山脈、崑崙山脈の、雪の中で成長した野生菊。
厳しい環境で育った植物には厳しさに耐えるチカラが備わっているみたい。

標高2千メートル以上のところで摘まれているらしいこの小さな花を、数つぶ湯呑みに入れてお湯を注ぐと、みるみる黄色が滲み出て、さらに褐色を帯びる程に。なかなかストロングな菊茶です。

菊は中枢神経の鎮静作用がありリラックス効果が高くて、消炎作用、肝臓解毒作用、視神経にも作用して疲れ目、ドライアイなどの助けになる。この雪菊にはビタミン、アミノ酸も豊富なんだとか。

エベレストはネパールだっけチベットだっけ?? ・・なんて思いながら、地図帳をめくり、チベット高原の頁を見ると、エベレストに肩を並べる標高7、8千メートル級の山々。人を寄せ付けない環境。その畏れ多い山々のエキスを含んだ雪解け水で育った植物が生薬になり得たことは、自然の成り行きのように感じます。

雪菊茶を啜り、・・あぁ〜・・効くぅ〜〜。




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