こうやって改めて見ると、日本の着物にも通じる美しいシルクの装い。
首に付けた白いネッカチーフは、“領巾” (Lǐngjīn) ” というらしい。
http://mangotokyo.livedoor.blog/archives/21842802.html
柄物、色物もあるようですが、改まったところでは大抵白を付けているようにお見受けしました。まるでワイシャツの衿のよう。あるいは、着物の白い半襟か。
この白が、キュッと引き締め清潔感を醸し出しているように思うのでありました。
この白が、キュッと引き締め清潔感を醸し出しているように思うのでありました。
かの西太后も領巾を。
皇太后と皇后が取り仕切る後宮の朝礼でも・・・ |
そして、足元は、中華版ハイヒール「花盆底靴」、またの名を「馬蹄靴」。
木製のヒールに白い布が被さっていて様々な装飾がなされています。
小さな足を良しとする美意識はあったようですが、満州族は纏足はしません。
女性もアクティブに、時に馬にまたがり鐙で「どぅ・・どぅ・・!」とやるのだから、不自由さを伴う足なんてあり得ない。
でも、これを履くと、スラリと見えるし、小股で慎ましく歩かなくてはならないので、優雅とされたようです。
吉原花魁道中にある外八文字歩きの高下駄に勝るとも劣らず。いや、こっちの方がむずかしいだろうか??(でも高下駄は重たそう・・!)
海蘭役のチャン・チュンニンさんなどは、この靴を履いて歩くのははじめてだったのだそうで、大変苦労したそうです。https://navicon.jp/news/57552/
晩年の皇太后は、ゲタ型ではなく厚底型、あるいはブーツのような靴を履いていました。
老いては安全第一
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