2014年9月1日月曜日
無花果
毎年尾道から無花果が届きます。
「無花果」。花が無い果物だなんて名前に哀愁を感じるのは、秋の風を感じる頃だからでしょうか。でもこれ、実際には実が花なのだそうで、私達が果実と呼んでいる壺形の実の中にある小さなつぶつぶ一つ一つが花で、実と呼んでいる部分は花托にあたるのだとか。
この独特の植生や風貌に、何か古代の匂いをかぎ取り、ちょっとルーツを調べてみたら、聖書(アダムとイブが裸を隠すために使った葉が無花果でした)よりも遙か昔のヨルダン渓谷にある1万1400年前の遺跡から野生種でない無花果の実が発掘され「小麦の栽培よりも古く、人類最古の栽培植物ではないか」といわれているようであります。
日本での歴史は意外に浅く、江戸初期に、中国を経て伝わったそう。
その時の品種が「蓬莱柿(ほうらいし)」。
広島〜瀬戸内は、この品種が多いようです。
その他、フランス原産の黒っぽい「ビオレ・ソリエス」とか、トルコのドライフルーツにもなっている白っぽい果皮の「スミルナ」という品種。イタリアに「カドタ」と呼ばれる似たような品種の白いちじくもあります。
「ビオレ・・」は、最近尾道でも作られていて、ちょっと時期が遅く9月下旬から10月上旬。ガーネット色の赤がちょっとおフランスして気取ってみえる(笑)。
手を広げたような大きな葉っぱ、低く横に伸びる枝・・・古代からの姿に思いを馳せると、無花果って、う〜〜ん、なんだかちょっと神秘的♪
2014年8月27日水曜日
『巡り合わせのお弁当』
監督・脚本:Ritesh Batra リテーシュ・バトラ
主演:イルファーン・カーン(サージャン)
ニムラト・カウル(イラ)
ナワーズッディーン・シッディーキー(シャイク)
ダッパーワーラー=お弁当配達人。
インドの最大都市、ムンバイには、家庭の台所から出来たてのお弁当を集荷してオフィスに届けるという配達サービスがあるらしい。
毎日20万個ものお弁当が、ダッパーワーラーを介してオフィスと家を往き来する。
自転車で・・電車で・・・何人もの配達人(従事する人は文盲も多いとか)をリレーして渡されるにもかかわらず、誤配送の確立は「600万分の1」(ハーバード大学調べ)。
この極めてアナログな世界に、IT級の誤差の無さ(!)。
こう聞けば、まずはダッパーワーラーのシステムが気になるところ。
でも、この映画は、配達員の話ではなく、600万分の1の確立で誤送されたお弁当を作る主婦と食べる男性の数奇なご縁のお話。
お弁当を作る主婦とムンバイのサラリーマンライフのルーティーンが並行して描かれ、その坦々とした日常の中で変化する人の心がさり気ないやりとりの中で浮き上がってくるのです。その構築ぶりったら、まるでヨーロッパ映画。
そして、終わり方も・・・・日本人なら「もうちょっと突っ込んで描いて終わって!」と言いたくなるほど、先をコチラの想像に託された形で終わるのであります。
それはさておき、私の着眼は、なんといってもインドの「お弁当」。
あの4段重ねの立派なお弁当には日々どんなおかずが入るのか??
チャパティ2枚、バスマティライス、日替わりカレーにサブジなどの総菜。
私達みたく、お弁当箱から直接食べるんじゃないんですね。
トレーに移してから、混ぜ混ぜして食べる。これは手を使うせいでもあるかもしれないけれど、4段のお弁当、客観的に見て、結構な量です。
そうかと思えば、バナナ2本で昼食を済ませる人もいたりして・・・。
食事風景を見ると、それだけで、そこの社会が凝縮して見えます。
インドの主婦は、毎朝小麦粉を捏ね、1枚1枚、チャパティを焼く。
チャパティが焼けないとお嫁に行けないんだそうです。
「パン食は楽ちん」と思っていたけれど、インドのパンは、作り置きのできないチャパティ。それだけに、パンだけでも凄く美味しいんだそうですよ。
インドを旅行したら、スパイスも魅力だけれど、このチャパティを焼く為の鉄鍋チャパティパンを是非買って帰りたいもの。
ダッパーワーラーのシステム、こちらに詳しく解説してあります。
↓
http://dailynewsagency.com/2011/05/28/dabbawallah/
イギリス領の頃から100年以上の蓄積されたノウハウ・・・+それを可能にした社会背景。
この解説の最後にこうあります。
「(前略)「働くこと」や「自分と周りの関係」について、私たちとは根本的なところから違っているようです。
インドの神秘、触れてみたい気がします。

ニムラト・カウル(イラ)
ナワーズッディーン・シッディーキー(シャイク)
ダッパーワーラー=お弁当配達人。
インドの最大都市、ムンバイには、家庭の台所から出来たてのお弁当を集荷してオフィスに届けるという配達サービスがあるらしい。
毎日20万個ものお弁当が、ダッパーワーラーを介してオフィスと家を往き来する。
自転車で・・電車で・・・何人もの配達人(従事する人は文盲も多いとか)をリレーして渡されるにもかかわらず、誤配送の確立は「600万分の1」(ハーバード大学調べ)。
この極めてアナログな世界に、IT級の誤差の無さ(!)。
こう聞けば、まずはダッパーワーラーのシステムが気になるところ。
でも、この映画は、配達員の話ではなく、600万分の1の確立で誤送されたお弁当を作る主婦と食べる男性の数奇なご縁のお話。
お弁当を作る主婦とムンバイのサラリーマンライフのルーティーンが並行して描かれ、その坦々とした日常の中で変化する人の心がさり気ないやりとりの中で浮き上がってくるのです。その構築ぶりったら、まるでヨーロッパ映画。
そして、終わり方も・・・・日本人なら「もうちょっと突っ込んで描いて終わって!」と言いたくなるほど、先をコチラの想像に託された形で終わるのであります。
それはさておき、私の着眼は、なんといってもインドの「お弁当」。
あの4段重ねの立派なお弁当には日々どんなおかずが入るのか??
チャパティ2枚、バスマティライス、日替わりカレーにサブジなどの総菜。
私達みたく、お弁当箱から直接食べるんじゃないんですね。
トレーに移してから、混ぜ混ぜして食べる。これは手を使うせいでもあるかもしれないけれど、4段のお弁当、客観的に見て、結構な量です。
そうかと思えば、バナナ2本で昼食を済ませる人もいたりして・・・。
食事風景を見ると、それだけで、そこの社会が凝縮して見えます。
インドの主婦は、毎朝小麦粉を捏ね、1枚1枚、チャパティを焼く。
チャパティが焼けないとお嫁に行けないんだそうです。
「パン食は楽ちん」と思っていたけれど、インドのパンは、作り置きのできないチャパティ。それだけに、パンだけでも凄く美味しいんだそうですよ。
インドを旅行したら、スパイスも魅力だけれど、このチャパティを焼く為の鉄鍋チャパティパンを是非買って帰りたいもの。
ダッパーワーラーのシステム、こちらに詳しく解説してあります。
↓
http://dailynewsagency.com/2011/05/28/dabbawallah/
イギリス領の頃から100年以上の蓄積されたノウハウ・・・+それを可能にした社会背景。
この解説の最後にこうあります。
「(前略)「働くこと」や「自分と周りの関係」について、私たちとは根本的なところから違っているようです。
「自分が属する社会で、自分はなぜ生きているのか、生かされているのか」最近ニュースや新聞でよく聞くセリフですが、そういうものすごく根本的なところを彼らはなんらかの方法で理解できているのだと思います。(後略)」
インドの神秘、触れてみたい気がします。
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同じくインド映画『スタンリーのお弁当箱』より |
2014年8月14日木曜日
夏のつまみ食い
2014年8月12日火曜日
9月の健美膳
晩夏の野菜膳
・晩夏の滋味スープ
・名残野菜と豚肉のマスタードソース和え(香港スタイル)
・ごはん
・銀耳とフルーツのデザート
・重陽の皇菊茶
(・中秋月餅:試食)
今月のエッセンシャル食材:木耳、銀耳・菊・蜂蜜(※木耳は国産を使用します。)
日時:2014年 9月1日(月)*満員,
7日(日), 13日(土)*満員, 14日(日)
・晩夏の滋味スープ
・名残野菜と豚肉のマスタードソース和え(香港スタイル)
・ごはん
・銀耳とフルーツのデザート
・重陽の皇菊茶
(・中秋月餅:試食)
今月のエッセンシャル食材:木耳、銀耳・菊・蜂蜜(※木耳は国産を使用します。)
日時:2014年 9月1日(月)*満員,
7日(日), 13日(土)*満員, 14日(日)
2014年8月10日日曜日
2014年8月9日土曜日
木耳( キクラゲ)/ Jew's ears
壁に耳あり(!?)、キッチンにも耳あり。国産生木耳。
コリコリ、むにゅむにゅ。
植物性ニカワ質
お肉の後はキノコで腸と血管のおそうじです。
お肉の後はキノコで腸と血管のおそうじです。
貧血に、便秘に、高血圧、心臓病に、アンチエイジングに・・・♪
英語名は「ユダの耳」(!)。
ユダが首を吊った木からこのキノコが生えたという言い伝えに基づく名称らしいです。ユダが首を吊ったのは、花蘇芳の木らしいですが、コレは何の木に植菌しているのか、今度聞いてみたいと思います。
ユダが首を吊った木からこのキノコが生えたという言い伝えに基づく名称らしいです。ユダが首を吊ったのは、花蘇芳の木らしいですが、コレは何の木に植菌しているのか、今度聞いてみたいと思います。
2014年8月1日金曜日
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