NYCから、地下鉄B-Line で1時間近く、途中ちょっとドスのきいたエリアも通り越しずーっと乗りっぱなすと海にぶつかる。
ブライトン・ビーチ。
ここには「リトル・オデッサ」とよばれるロシア人街がある。
ビーチ沿いにはリタイアメントハウスも立ち並び、のどかな風情だった。
オデッサ(ギリシャ名)。
ウクライナ南西部、黒海に面し「黒海の真珠」なんて呼ばれている美しい観光都市。
その沿岸には今、土嚢が積まれている。。。
もう30年も前の話になってしまうが、学生時代にリトル・オデッサを訪れたことがある。
キリル文字の看板が並ぶ街並み。
そこのグロッサリーストアでは、ルーブル通貨もOKだった(!)。
脂身の層が分厚いお肉の煮込み料理やまっピンクのビーツ色のボルシチのあるロシア料理レストランーーー。
”こってり”に尻込みしてレストランはパス。ベーカリーのピロシキを買って食べたっけ。
写真も撮ったけど、ちょっとドキドキわくわくしていたせい(?)かほとんどピンボケでした(涙)。
デジカメも携帯も無い頃のカメラで人々の日常を撮るのは、ちょっと覗き見みたいで気が引けたもの。
2022年3月27日日曜日
リトル・オデッサ
ソビエト崩壊以降に移住した現 ロシア、ウクライナ、そしてジョージア、ウズベキスタン、アゼルバイジャン等々周辺国を祖国に持つここの人々は、共にウクライナに祈りと支援を送っているらしい。
2022年3月25日金曜日
4 - 5月の料理教室
中国は広〜い!
地方料理が豊富です。
街中華や家庭料理として定番の中国料理それぞれのルーツはどこでしょう?
そんなことをお話しながら、安心感たっぷりのおうち中華をワンスランクUPできるコツ、お伝えしたいと思っています。
街中華や家庭料理として定番の中国料理それぞれのルーツはどこでしょう?
そんなことをお話しながら、安心感たっぷりのおうち中華をワンスランクUPできるコツ、お伝えしたいと思っています。
※今回は、日程が少し変則で、大型連休を挟みます。
●テーマ:「家庭料理になった中国料理①」
●日時:2022年 4月 23(土), 24(日), 5月 7(土), 8(日)
10:30~14:30
●料理内容:
・開胃スープ
・油淋鶏(ユーリーチン)
・油淋鶏のタレで食べる野菜料理
・野菜料理もう1品
・ごはん(?)
・生姜を使ったデザート
・ごはん(?)
・生姜を使ったデザート
※料理は一部マイナー変更がある場合があります。ご了承下さい。
※特製辣油の予約開始(締め切りは3/31)。 角瓶@1,400円(対象:会員様のみ)
2022年3月1日火曜日
カカオ・ココア・チョコレート ②
先日テレビで『チャーリーとチョコレート工場』(2005/ジョニー・デップ主演)を見ました。
原作はロアルド・ダール(英)の児童小説 “Charlie and the Chocolate Factory”(1964年/邦題『チョコレート工場の秘密』)。
本作品は、1971年に一度『夢のチョコレート工場』というタイトルで、映画化されています。(脚本は、原作者ロアルド・ダールが手掛けている)どちらも見そびれていたのでやっと観られたという訳なのですが、見終わって、この物語は最初に本で読みたかった(!)と思ったのでした。映画のインパクトが強すぎて。。。
独特なファンタジー。
映画2005年バージョンでは、CGで複製されたウンパルンパ(という小人人種)やセットが現代の技術でしっかりに作り込まれていて、色調等々、これを一度見てしまうと、独自の想像が描ききれなくなってしまう気がします。もう、ウンパルンパはあの顔しかうかばないし、ウォンカはジョニー・デップの美しい顔しか浮かばないといった状況に。
もし未だご覧になっていない方は、まずは活字でアプローチして、立体的な想像を膨らませてみることを、是非オススメします。
ここでちょっとストーリーを。
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外界から隔離された巨大なチョコレート工場がある大きな町の片隅で、貧乏な暮らしを余儀なくされている少年チャーリーとその一家。ある日、チョコレート工場の工場主ウィリー・ウォンカが、自社のチョコレートの中にゴールデンチケットを5枚封入して出荷、チケットを引き当てた子供を工場見学に招待すると発表する。
そして、工場見学の日。チケットを引き当てたチャーリーら五人の少年少女と保護者の前で、チョコレート工場の門が開く。チョコレート工場の中に広がっていたのは、ウォンカが作り上げた奇想天外な世界だった。(以上、ウィキペディアから抜粋)
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チョコレートの製造で大成功をおさめているウィリー・ウォンカ。
この物語は、彼の工場の「奇想天外」ぶりが醍醐味でもあるのですが、チャーリーと工場見学を共にすることになる親子の価値観の歪さが、工場の世界感となんだかシンクロしているのです。そしてその親子とウォンカとの噛み会わない掛け合いもまた、独特の世界感を醸し出しています。
どこかダークな世界感に、グリム童話みたく、シビアなメッセージの含みも感じられます。
チョコレート職人目指して歯医者だった実家を飛び出したウォンカが、カカオを求めてジャングルを彷徨い土着民のウンパルンパに出会うところなど、新大陸の産物を求めて飛び出す大航海時代の冒険家さながらだし、ウンパルンパはまるでアフリカや南米の奴隷として連れて来られた黒人と重なります。そしてその働き方は、産業革命を彷彿とさせる機械化された世界のそれ。はたして作家には、大航海時代や産業革命を暗示させる意図があったのでしょうか?
そしてまた、そんなところがなんともイギリスの童話らしいなと思った次第。
実は丁度この映画をTVで見たとき、『チョコレートの世界史』(武田尚子著/中公新書)を読んでいました。
「世界史」というのだから、カカオが原産地からどのような経緯で世界中に広がり、世界を魅了する嗜好品になっていったのかが語られているのかと期待していたら、本の中の「世界」は、後半専らイギリスにフォーカスされていて、正直ちょっと物足りない感じ。しかしながら一方で、チョコレートが世界に広がるプロセスには、イギリスの動きがけっこう大事だったりするのでした。
①でふれたように、カトリックの国々とプロテスタントの国々では、チョコレートの普及していく様相が少々異なるのです。
イギリスでいち早くチョコレート工場を建設したのは、クエーカー教徒だったというのも興味深いところです。
食文化のアートとして花開いたフランス文化圏とは異なり、産業としてのチョコレート製造業が発展をみたイギリス。戦場での栄養食としての発想もあったことも興味深いところでした。
原作が書かれたのは、作者が第二次世界大戦から辛うじて生還してから。
社会を俯瞰する感じで辛口の風刺もチラつくファンタジーは、そんな作者の立ち位置に因るところがあるのかもしれません。
そうそう、ウォンカの板チョコを見ていると、一世を風靡したハーシー(Hershey)チョコレートを思い出しました。創業者のミルトン・ハーシーの曾祖父はクエーカー教徒で、迫害を逃れてペンシルベニアに渡ってきた移民です。ペンシルベニアは、イギリスのクエーカー教徒ウイリアム・ペンが創設した州で、宗教の自由が約束されていました。父親もミルトン自身も敬虔な信者とは言えないものの、クエーカーの家族と暮らし、そのコミュニティーには接点を持っていたようです。後に事業を興し、チョコレートの知識を得るためイギリスを旅行した際、ハーシーはクエーカー系チョコレートファクトリーの社会改革活動に出会っていたようです。イギリスのキャドバリー(Cadbury)社にならい、理想郷チョコレート会社の城下町を建設しようという発想に、ビビビときたのではないでしょうか。様々な経験を経て、ミルトンは、アメリカのチョコレート開拓者になっていくのでした。
さて、物語のウォンカかクエーカー教徒とはとても考えられませんが『チャーリーとチョコレート工場』は。そんな時代を知る作者の作品ということです。
世界の食文化は16世紀から激変しました。
新大陸からのとうもろこしにジャガイモ、ピーマン、トマトに唐辛子・・・・コーヒー、お茶、そして、スウィーツ界を一世風靡したカカオーーーだったのですね!
*クエーカー:キリスト教プロテスタントの一派。正式にはフレンド派。17世紀半ばに、英国でジョージ=フォックスが創始、まもなく米国に広まった。キリストへの信仰により神の力が人のうちに働くとし、霊的体験を重んじ、教会の制度化・儀式化に反対。絶対的平和主義を主張し、両世界大戦時に多数の良心的戦争反対者を生んだ。基督 友会。
『武士道』の著者であり五千円札の顔となった新渡戸稲造もクエーカーで、ペンシルバニア州フィラデルフィアでアメリカ人女性メアリーと結婚している。
2022年2月24日木曜日
蕗の薹(ふきのとう)のお味噌汁
味噌汁の具の中で、蕗の薹とお揚げのお味噌汁が一番好きなんです、私♡
ついでに2番は筍の先っちょの柔らかいところとワカメのお味噌汁。
その季節、毎日でも大歓迎のご馳走です。
・・・と言ってから、はて、味噌汁はご馳走か?? という考えが頭をよぎりました。
「ご馳走=贅」のイメージだと、ご馳走とはいえないかもしれませんが「ご馳走=価値のあるモノ」と考えれば、これは確かにご馳走なのであります。
土井善晴先生のご本『一汁一菜でよいという提案』(2016)には、「贅と慎ましさのバランス」「暮らしの寸法」などという言葉が出てきます。確か、前者はハレとケの話題の時の言葉だったように思いますが、一品の中にも贅と慎ましさが共存しうるのでは??・・・と、ふと思いました。
ふきのとうのお味噌汁も、筍のお味噌汁も、山里から遠く離れた街っ子の暮らしには、贅沢な存在です。
そう、日常使いの作者不明だった焼き物が、アートの位置づけとなる民芸のように。
あ〜〜〜・・この香り♡
春だなぁ〜〜♪))))))))
『一汁一菜でよいという提案』には、シンプルな一汁一菜で、十分建康的食事になりますよ〜、気負わない料理でいいのですよ〜〜という優しいメッセージが込められている。
この中で、土井先生は「家庭料理は和食の民芸」とも。
「民芸」の本来の定義(民衆の生活の中から生まれた実用的な手工芸。民俗性・郷土色を反映し、素朴な味を持つ)に従った表現。家庭料理は実用の食で、郷土料理もこれに相当すると思います。
「民芸」も、ハクが付けられ高価な骨董となっているものが少なくありませんが、気取らない暖かさが魅力です。
変化に富む気候、季節との折り合いを付けた日本の食文化を、気負わず家庭料理で楽しむ。
季節のお味噌汁も、そんな位置づけの一品だと思う次第♪
2022年2月14日月曜日
St. Valentine's Day カカオ・ココア・チョコレート ①
ココアは、薬品か食品か?
16〜17世紀、ヨーロッパでは、こんなことが宗教的論争になっていたらしい。
カトリックにはイースター(復活祭)の前に断食する習慣があるが、断食中でも「薬品」は、摂取可。また、「液体」はOKという。
そこで、ココアは薬品か、食品か? そして液体か、個体か?- - - - の議論というわけ。
聖書にもない新しいものと向き合う戸惑いも見て取れる。
この時代、砂糖、お茶、コーヒー・・・そして「新大陸」からもたらされる新しい産物 カカオも相当な高級品であると同時に、健康維持に役立つ代物という認識で受けとめられていた一面があるようです。
カカオを加工してココアとして飲み始めたのは、いち早く中米に植民地を築いたスペイン、ポルトガルなのだそう。同じく中米植民地からの砂糖も加えて作るココアは「高級滋養食」として、カトリックの国々に浸透していきました。
フランスやイタリアにも、この経緯で普及していったのでしょう。
メキシコには、イエズス会が経営するカカオ農園もあり、教団の運営資金にもなっていたとか(!)。
さて、今年のバレンタインは「 “高級滋養食”ココア」でお手軽に済ませよう♪…と思ったのでですが…チョコレートの誘惑は、エデンの園のリンゴの如し。
禁断の果実 (「食品(固体)」になったカカオ) を食べたので、楽園追放w
厳しい世の中をガンバッテ生きるか。
2022年2月10日木曜日
3月の料理教室
2022年。
最初の教室が、3月になってしまいました。
コロナが今月中にコロナがピークアウトしてくれることを祈りつつ・・・
3月は、春支度の代謝アップメニュー「薬膳火鍋」いきます!
最初の教室が、3月になってしまいました。
コロナが今月中にコロナがピークアウトしてくれることを祈りつつ・・・
3月は、春支度の代謝アップメニュー「薬膳火鍋」いきます!
コロナが怪しい中でいきなり「鍋」ですか? とお叱りを受けそうなので、念のため解説しておくと、お家でお鍋にもできる「薬膳ピリ辛スープ」として召し上がって頂きます。
「火鍋」は、2019年の夏に、チャイニーズスパイス使いと共に、ご紹介していますが、今回は「火鍋2」。ちょっと異なるバージョンにて。日常的にスープとしても、麺料理としてもお楽しみいただける一品です。
そして、具材には、水餃子を作ります。久々の餃子です♪
そして、今回のエッセンシャル食材、花椒(ホワジャオ)♪
自家製花椒オイルをご紹介し、美味しい白菜炒めを召し上がって頂きたい!
冬の間中散々食べたであろう白菜のフィナーレの食べ方に相応しいお味と思います。
「シンプルなお料理を美味しく作る」
2022年は、このことを底辺に置きつつ、展開して参りたいと思います。
お付き合いの程、どうぞ宜しくお願い致します。
●テーマ:花椒香るお料理
●日時: 3月5日(土), 6日(日), 12日(土), 13日(日) 10:30 ~ 14:30
●定員:各5名
●内容:
・ウェルカムドリンク アーユルヴェーダの “葛根湯”
・花椒香り油でつくる美味しい白菜炒め
・火鍋風・薬膳スープ
+餃子で食べる野菜(水餃子)&肉餃子
・デザート スパイスオレンジ
・食後のスウィーツ&ティー:軽羹と台湾烏龍茶
※ 花椒香り油&香辣火鍋ダレ小のセット お持ち帰り用ご用意します。
※尚、上記の内容は、2月中にピークアウトできるという、希望的観測のもとのご案内ですが、兆しが良くない場合は、午後13時半時開始のお持ち帰りスタイル、または延期となることもあります。
2022年2月4日金曜日
ちりめん山椒
ちりめん山椒。
ちりめんは瀬戸内、山椒も他所。(和歌山、高知etc.)
なのに何故、京都のお顔をしているのだろう。
そして何故名前が織物の名前なのか。
「ちりめん(じゃこ)」は、ごく小さな魚を平らに広げて干した様子が、細かなしわをもつ絹織物のちりめん(縮緬)を広げたように見えることから、この呼び名が生まれたらしい。(wikipediaより)
そして「じゃこ」は、雑魚(ざこ)の訛り。
ちりめんじゃこ=縮緬雑魚。
「雑魚」とよばれるこの子達の未来はカタクチイワシであった。
まだ鬼を祓う匂いもないウイヤツ。
瀬戸内 音戸ちりめん、京都にしてやられてなるものか!
……と、つい気合いが入る。
* * * * *
さて、「ちりめん」の難を逃れ大きく成長できた鰯は、節分に、その焼く臭気で鬼を追っ払ってくれるらしい。
とげとげの柊の枝に焼いたイワシの頭を刺して玄関にかざるのだが、流石にこちらは実践している家を見かけたことがないw。
節分の柊鰯は、平安時代からの風習らしい。尖ったモノや臭いものは魔除けになるとされ、雛祭でも菱餅が、その役割を担っている。
季節の節目を告げたとはいえ、まだまだ油断ならない寒さ。
今日的には、イワシのDHA, EPAで血液サラサラにして血流をお助けしようじゃないか、なーんて解釈もできるが、落語「目黒の秋刀魚」しかり、高貴な方々は、このようなお魚は召し上がらなかったことでしょうから、庶民の儀式なのかなー??
伝承料理研究家の奥村彪生先生、教えてくださーい。
ともあれ、栄養価の高い鰯は、今も昔も無病息災に直結デス。
メモ
縮緬の技法は安土桃山時代の天正年間に、中国から堺に伝来し、京都の西陣に伝わり江戸中期には銘品になります(京丹後ちりめん)。『水戸黄門』でもお馴染み、新潟の越後ちりめんも知られています。
ちりめん(じゃこ)という呼び方は主に関西エリアで、東京では「しらす」とよばれます。
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