・・・という訳で、せっせと月餅を仕込んでいます。
日本では、月でうさぎが餅をつくけれど、中国では、月でうさぎが薬草を搗く。
お団子を食べる日本。月餅を食べる中国。
ここにも和漢のさかいのまぎらかしがありそう・・・!
中秋節は、中国では四大伝統祭日のひとつ。
秋の収穫を祝い健康と家族円満を祈願するお節句です。
月餅は、団欒のひとときの象徴でもあるので、切り分けて食べるものなのだそう。
だから、小さなサイズを一人で食べるのは、なんだか寂しい風景なのだとか。
だから、秋の実りたっぷり、丸くてずっしり、リッチで濃い。
日本のお饅頭とはちょっと違う感覚のようです。
時代変われば、品変わる。
変遷を経て、昨今の中国文化圏では、キャラクターを取り入れた型や、素材も洋菓子風のものが出回っていますが、それでも中秋を月餅で祝うことは大切にされているんですね。
そして日本でも、小さな一口月餅なるものが・・・。
風がすこし冷たく感じるようもなり、中国茶愛好家としては、好みの月餅と共に少し焙煎香の残った岩茶などいただきたくなります。
中身はやっぱり昔ながらの五仁が一番ですが、ココナッツ餡もイケるのであるよ。
ラードフリーのレシピに改良し作りました。
焼きたては、サックサクの皮でなんだかナッツタルトです。
ココナッツ餡には、EXバージンココナッツオイルで練った皮を。
松の実、胡桃、南瓜の種、胡麻、棗、枸杞子、干葡萄、杏、蓮子、小豆、椰子・・・・
こうやってみると、月餅もまた、秋の薬食です)))。
お節句は、養生どき。薬膳とは多いに関係アリマスですね。
沢山の実りをギュッと詰めて、なんだか贅沢な気分。
古の人々には最高の贅沢だったことでしょう。
27日迄、熟成でーす♪
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